さすらうキャベツの見聞記

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中傷に対する訓練 6)

2016-03-11 00:39:47 | Sunday 聖書
『主(しゅ)が、あなた(ダビデ)について約束されたすべてのことを、

ご主人さま(ダビデ)に成し遂げ、

あなた(ダビデ)をイスラエルの君主に任(にん)じられたとき、


むだに血を流したり、

ご主人さま自身で復讐(ふくしゅう)されたことが、

あなたのつまずきとなり、

ご主人さまの心の妨(さまた)げとなりませんように。』


(旧約聖書・サムエル記第一 25:30-31)
 



(中傷に対する訓練 1))  ( 2))  ( 3))  ( 4))  ( 5))


 さて、ダビデが、ナバルから中傷を受けて、激怒したとき、

アビガイルという女性が、その怒りを鎮めようとした。

(本来 4)の最中の話ですが、抜き出しています)


 この女性は、とても低くなって謝罪しただけでなく、さらに2点、すばらしい点があった。


        ************



 一つは、「神がダビデに対して、どう計画されているか」という信仰による判断をしていたこと(25:28)。

 ナバル(ヘブル語で「愚か」という意)は、「脱走奴隷」(25:10)という世の判断をしたが、

 アビガイルは、たとえ一時的に敗者となっていても、主(=神)のご計画は成る、と考えた。


        ************



 もう一つは、自分(アビガイル)のいのちが助かりたいから、ではなく、その人(ダビデ)自身のための忠告をなしたということ。


      *************


 2点目に関して、ある友人から、昔、

「自分たち側(クリスチャン)からの理屈を言うのではなくて、相手側(その世界観に立っていない者達)にとってのメリットを伝えないと」

と何度も言われたこととリンクし、

「アビガイルさん、ただ低くなって物を言っただけでなく、

 非常に 相手の立場に立って、伝えていたのだなぁ…」

と、また新たに 思い知らされた。



 (それ、楽なことではありません。)



       ************


 以上。

 短いひとときでしたが、ありがたい幸いな交わりでした。



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