『主(しゅ)が、あなた(ダビデ)について約束されたすべてのことを、
ご主人さま(ダビデ)に成し遂げ、
あなた(ダビデ)をイスラエルの君主に任(にん)じられたとき、
むだに血を流したり、
ご主人さま自身で復讐(ふくしゅう)されたことが、
あなたのつまずきとなり、
ご主人さまの心の妨(さまた)げとなりませんように。』
(旧約聖書・サムエル記第一 25:30-31)
ご主人さま(ダビデ)に成し遂げ、
あなた(ダビデ)をイスラエルの君主に任(にん)じられたとき、
むだに血を流したり、
ご主人さま自身で復讐(ふくしゅう)されたことが、
あなたのつまずきとなり、
ご主人さまの心の妨(さまた)げとなりませんように。』
(旧約聖書・サムエル記第一 25:30-31)
(中傷に対する訓練 1)) ( 2)) ( 3)) ( 4)) ( 5))
さて、ダビデが、ナバルから中傷を受けて、激怒したとき、
アビガイルという女性が、その怒りを鎮めようとした。
(本来 4)の最中の話ですが、抜き出しています)
この女性は、とても低くなって謝罪しただけでなく、さらに2点、すばらしい点があった。
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一つは、「神がダビデに対して、どう計画されているか」という信仰による判断をしていたこと(25:28)。
ナバル(ヘブル語で「愚か」という意)は、「脱走奴隷」(25:10)という世の判断をしたが、
アビガイルは、たとえ一時的に敗者となっていても、主(=神)のご計画は成る、と考えた。
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もう一つは、自分(アビガイル)のいのちが助かりたいから、ではなく、その人(ダビデ)自身のための忠告をなしたということ。
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2点目に関して、ある友人から、昔、
「自分たち側(クリスチャン)からの理屈を言うのではなくて、相手側(その世界観に立っていない者達)にとってのメリットを伝えないと」
と何度も言われたこととリンクし、
「アビガイルさん、ただ低くなって物を言っただけでなく、
非常に 相手の立場に立って、伝えていたのだなぁ…」
と、また新たに 思い知らされた。
(それ、楽なことではありません。)
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以上。
短いひとときでしたが、ありがたい幸いな交わりでした。
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