北朝鮮の平昌オリンピック出場が話題になっています。
それと同時に、北朝鮮と韓国の間にも、対話を模索する動きが出てきたようです。
先日南北協議が開かれ、国連の事務総長も、アメリカのトランプ大統領さえも、これを歓迎しています。
私は、結構なことだと思います。
この数年間は、軍事的に威嚇するというやり方が支配的でしたが、それはむしろ事態を悪化させてきたと思うんです。ここらで、本当にそれが有効なやり方なのかということを真剣に検討してみるべきでしょう。
巷には「へたに宥和的な姿勢をみせるとその隙をついて核開発・ミサイル開発を進める」という危惧があるようですが、私はむしろ逆だと思います。
ほっといても北朝鮮は核ミサイル開発を進めるかもしれませんが、軍事的圧力をかければ、やめるどころかますますやるようになるんじゃないでしょうか。それが、この数年でわかってきたことだと思うんです。
軍事的な威嚇は逆効果にしかならない……みんなうすうすそう気づいてきたことが、対話の動きにもつながっているんだと思います。
オリンピックというと最近ネガティブな話題ばかりを聞くような気もしますが、もしこの平昌を機に緊張状態が緩和されるなら、“平和の祭典”の面目躍如ともなるんじゃないでしょうか。