ロック探偵のMY GENERATION

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民進党、希望の党の統一会派白紙撤回……“保守二大政党制”はできない

2018-01-18 17:10:37 | 時事
民進党と希望の党の統一会派という話が白紙撤回となりました。

まだそんなところでごたごたしてるのか……という話です。去年の衆院選での乱痴気騒ぎを、まだ政界はひきずっているんですね。

あのとき、選挙特番で後藤謙次さんがいっていたことが思い出されます。
後藤さんは、保守で二大政党制を目指すのには限界がある、と指摘していました。

まさにそのとおり、保守で二大政党制というのはできない相談だと思うんです。

なぜなら、保守層の多くはすでに自民党を支持しているからです。
保守で大きな政党を作ろうと思ったら、自民党の支持層を切り崩していく必要があります。
しかしそれでは、どう頑張っても、自民党に拮抗するだけの勢力にはなれないでしょう。ものすごい勢いがあって、せいぜい百議席を超えられるかどうかというところじゃないでしょうか。
それ以上になろうとしたら、中道から左派よりの人を入れていくしかなくなります。
そうすると、基本的な考え方の不一致から内紛に明け暮れることになり、かつての民主党/民進党の二の舞になるにちがいないのです。
ですから、保守で二大政党はできません。政権交代が起こりうる政治風土を作るには、どうあってもリベラルの大政党が必要なんです。

政権交代がつねに起こりうる状況が必要だ、というのが私のかねてからの持論ですが、そうなるためには、保守の大政党を作るという考え方では無理でしょう。今回の、希望の党と民進党の合流断念で、そのことがいっそう明らかになったのだと思います。

分党という話も出てきているようですが、こうなったらもう二党とも完全に解党してしまって、所属議員はそれぞれが考え方の合う政党に合流したらいいんじゃないでしょうか。


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