手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

北方四島をソ連は手放すことはない   問題を解決すると意志があるような素振りはするけれど

2013-09-14 18:28:25 | 無題
韓国は竹島という小さな島を実効支配して、日本が異議を唱えることを極度に恐れ、反日運動を展開し、従軍慰安婦問題などではすでに解決している筈の問題をしつこく提示して世界の世論を味方にしようとしている。中国は尖閣諸島を自国の領土だと主張して、軍事力をちらつかせ、挑発行為を繰り返している。

 こんな小さな島でもこのような大問題になって、容易に解決しそうにない。北方4島は大きな島だ。たた歯舞色丹の二島返還は日本に帰属するという停戦協約での決定もあるので、これは日本がそれで了解し平和条約を締結するということになれば、返還されるのでしょう。ソ連が解決の用意があると言っているのは、二島返還だけのことであり、日本はそれに乗り切れないことを織り込み済みなのだ。二島で決着しない限りソ連の実効支配は続くし、ビザなし交流は四島のソ連人にとってはありがたい結果につながっている。世界に向かって解決の話し合いを用意していると宣伝し、実効支配は限りなく続くことになる。歯舞色丹もどんどん開発を進めると思う。もし、日本が二島で折り合おうとしたときは、二島に対するソ連の投資の代償を要求することになるのだと思う。実際に日本の領土として保障されるはずの歯舞色丹もソ連の実効支配下にあり、歯舞色丹の200浬に日本漁船が入っても領海侵犯となる。これは本当におかしな話だ。

 その点アメリカは、きれいに返還してくれた。ただ基地を保証する代償は払っているけれど、戦争を放棄している日本の防衛をもしてくれているのだから強いことも言えない。

 太平洋戦争で降伏して、武装放棄している日本に宣戦布告し、大量の日本人をシベリヤに抑留し、大きな犠牲を払わせたソ連です。あの行為は戦争犯罪に該当すると思う。ただ勝てば官軍で、世界がそれを黙認したのだ。そんなソ連が四島返還に応じることはまったくありえないでしょう。一党独裁の国では、例えば国民の中に四島返還を認めるべきだと公言すればたちまち拘束されかねないのだと思う。

 一党独裁の社会主義国家が欧米並みの発展をすることは極めて時間がかかり、実現できるかどうかもわからない。その最たる例が北朝鮮でないだろうか。

 近代的な文明から遠ざかり、言論の自由もなく、近代文明を享受できたない多くの人民を抱えているのだ。そして民主主義的言動は規制され、かつての日本が軍国主義を擁護するため特別警察を使ったのと同じような手法が用いられているようだ。

 そんな国と話し合いで領土問題を解決しようとしてもまったく望みはない。北方四島の返還問題で四島返還にこだわることの意味は大切なのだ。二島返還を先行させてはという意見もあるけれど、条件を付けての二島返還はソ連が受け入れないでしょう。プーチン大統領の返還への姿勢は二島返還で決着しようということだと思う。返還のポーズは示すが、話し合いの余地は全く限定されていると思う。
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