手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

明日が15夜なのだ

2013-09-18 18:30:12 | 身辺雑記
ゲリラ豪雨、竜巻、突風、河川の氾濫、土砂崩れとんでもない災害が各地でおこり、本当に気の毒な方がたくさん出た。自然の災害とはいえ、本当に困ったものです。被災者の方には心からお見舞いを申し上げます。

 大きな原因に海水温の上昇があるようだ。暖かい海水でああためられた空気に、西からくる寒い前線と日本列島のうえでぶつかってこんな現象を引き起こすらしいけれど、生まれて初めてという大雨、竜巻。水害が頻発し、北海道の海では秋の魚、サンマや鮭が不漁だという。そんな報道に気を取られているうちに、もう中秋の月の時期になったのだ。

 道端にはすすきが風にそよいでいる。明日が十五夜。先ほど窓を開けてみたら14日の月が煌々と輝いていた。明日の晩はどんな天気になるのだろう。手稲に来たころは月見に外に出たら虫の音も聞けたのだけれど、今はまったく虫の音が聞けないのだ。空き地がきれいになくっなったせいだと思う。

 田舎育ちの私は、季節季節の鳥の声虫の声を聞いて育ったせいか、その季節になると耳によみがえるのです。蛙の大合唱などはもう何十年も聞いていないけれどまた聞いてみたい気がします。初夏のセミの声、聞きたくて浅里峠まで車を走らせたこともあった。

 今はパークゴルフが虫の音、鳥の音を聞くいい機会になっている。ほとんどの仲間はそんなことは全く気にしてない様子です。

 李白の詩に「牀前月光を看る 疑うらくは此れ地上の霜かと」というのかある。夜中ふと目を覚ましたらベットの前に月光が差し込んできていて、まるで霜が降りたようだったというのでしょうが、カーテンのない部屋となります。ガラス窓はまだ出来ていなかったと思うのだけれどなんて考えるのは野暮なのでしょうね。また菊池三渓の詩に「半簾の斜月水よりも白く」とあります。まだ内地は暑い時期ですから、窓は簾だけなのでしょう。その簾越しに差し込む月の光、家の中は明かりがともされていないのでしょう。簾越しに差し込む月光、簾の桟までくっきりと浮かんでいるように思います。

 明日は薄を取ってきて、出窓にでも飾ってみようか・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする