紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

紫草にアルビノ出現

2016-03-07 19:03:38 | 紫草の栽培

 紫草が発芽して双葉を開くが、白い双葉だ!

 たくさんのムラサキの種を発芽させていると、思いもよらない苗が出て来る。



 小さな苗、本葉が出て来ない苗、様々だがアルビノ(白化現象)は初めてである。
双葉の違いに付いては、大きくなる双葉と双葉が小さいままの違いには気付いていた。

 アルビノの個体を生じることは白化(はくか・はっか)
 あるいは白化現象というそうだが、
 土の深い所で殻を付けて、まだ開かない双葉は根と同じにかなり白い。
 その種が双葉を開いてこの様になっていると思っていた。

 Wikipediaで調べてみると

 植物学では、光合成色素を合成できない突然変異個体のことである。
このような個体は独立栄養が営めないため、種子中の栄養を使い切ってしまった時点で枯死することになる。

 他の双葉が大きくなっている事を見れば、なるほどと思う。




 この苗はどうであろうか。
 全くのアルビノではなくて、双葉が縞模様が出て来たのは、どうなるのだろう。
 他の苗と同じに生育をして、緑の本葉の成長点が見えて来ている。





 これは、片一方の端が白い縞である。
 本葉の全てがこの様になれば観賞用として面白いかもしれないが、
双葉のみの現象であろう。

 紫草の種の発芽に関して云えば、発芽個体は1個体たりとも捨てずに
その生育を見て来た。
いい苗を育てるより、発芽する命を無視出来ずに育ててしまう。

 これは、間違っているのかもしれない。

捨てなくてはならない命もあるのだと思う様になる。
 生育の悪い苗は早めに抜いて、無視する。

 小さな種からは小さな苗しか育たず、発育不全を見ている。

  
   「まびきして そだてるてさき つみとわず」

コメント
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