普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

首を捻る小沢さんの意見陳述

2011-10-07 15:46:00 | 民主党
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 いよいよ小沢さんの陸山会事件の初公判が始まりました。
 然し彼の意見陳述の内容は普通の国民を自認する私から見てもおかしなことがあります。
[小沢さんの意見陳述の不思議]
 最初の収支報告書に間違った記載はなく、虚偽記載にあたる事実はない。まして共謀した事実は断じてない。と言うのは被告なら誰でも言うことでそれなりに理解出来ます。
 そもそも政治資金規正法は収支報告書に間違いや不適切な記載があった場合、政治団体の会計責任者が総務省や選挙管理委員会に自主申告して修正するのが大原則だ。検察が不適切な記載を捜査すれば、自由な政治活動を阻害する恐れがある。今日まで何百、何千の不適切な記載があっても、修正処理がされてきた。陸山会が立件された後も、本日、ただいまもその処理で済まされている。
 これは普通に考えれば、自民党政権などでの、事務所経費の書き間違い、民主党政権での知らずに外国人から献金を受け取っていた、などは単なる間違いで小沢さんの言うように(献金の場合金を返して)書き直せば済む事です。
 然し小沢さんの場合、報道によると彼の周辺に20億前後の不明の金が動いています。
 小沢さんが、党首を務めた自由党が15年に民主党に合併する際には、政党助成法では「解散時に残高がある場合は国に返還しなければならない」のに、自由党は解党当日に小沢氏の関係政治団体である「改革国民会議」に13億6816万円を寄付しているそうです。
 陸山会では10億円もの不動産があると言われ、西松建設では賄賂と言われても仕方がないような1億円という金が動いている法定での証言など、前記のような簡単な事務諸経費書き間違えに比べれば、出所の明らかな鳩山さんの「子ども手当」を除けば、額もその内容の胡散臭ささももケタ違いで、検察から眼を付けられるのは当然だと思います。
 私は一昨年の3月以来、実質的な犯罪を犯した証拠がないのに、東京地検特捜部の強制捜査を受けた。なぜ私が法の原則、精神を無視し、強制捜査を受けなければならないのか。少なくとも実質的な犯罪でないと分かった時点で、捜査は終結すべきだった。延々と捜査を続けたのは常軌を逸している。

 事実は検察が嫌疑不十分で不起訴として手を引きました。
 そして小沢さん側も「公平公正な捜査の結果」と検察を評価していました。
 小沢さんが攻撃しなければならないのは、検察でなく二度の議決をして小沢さんを法定に立たせた検察審査会か、その制度を決めた立法府である国会であるべきです。
 本件が特に許せないのは、国民の負託を受けていない検察が議会制民主主義を踏みにじり、国民主権を冒涜したことだ。検察が捜査、逮捕権を乱用し、当時、野党第1党の代表だった私を狙って、強制捜査をした。2年前の総選挙は半世紀ぶりの政権交代が予想され、特別なものだった。恣意的な権力行使が許されるなら、民主主義国家とは言えない。
 この文章を読むと国民から選ばれてない検察が、正確には国民主権の700分の1の人に手を付けてはいけないことになります。
 国会議員も法を冒せば捜査の手が入るのは当然です。
 検察が捜査、逮捕権を乱用と言いますが、昨日の読売テレビの「情報ライブミヤネ屋」で住田裕子弁護士が、検察が小沢さんの起訴を見送ったのは、村木さんの冤罪事件で検察の在り方が問題になり、政界で検察の問題に手が入ると言う話(後日「検察の在り方検討会議」が立ち上がる)に検察がビビッタのではないかと言っていたように、民主党内からもこの様な動きがあることも当時報道されていました。
 そして検察審議会が二度目の議決をしたときも、同じように党内から審議会の在り方を変えるべきだと言っていました。
 勿論検察や審議会が問題があれば国会でその在り方を変えるのは当然ですが、検察や審議会が民主党の大物議員が対象になっているときに、民主党の国会議員がその職務を濫用して、このような問題を持ち出すのは明らかに動機不純な感情を国民に与えるだけでなく、検察や審議会審議にも影響を与えるもので、幾ら国民からの付託を得ていると言って、前後の事情も考えずにやるのはおかしいし、マスコミや世論からの批判を受けるのは当然です。
もしこの問題を取り上げるとしても、捜査や公判に影響を与えないように、小沢さんの問題が決着が着いてからにすべきです。
それこそ小沢さんが昨日質問した記者に言っていたように、三権分立の精神です。
 自分達のやっていたことは棚に上げて人のことを批判するのは、正に民主党が野党時代からの常套手段です。
[何時までも消えない小沢さんの責任]
 私は今回の裁判で小沢さんが仮に無罪になっても、
・誰かが言ったように無実にはならないこと
・仮に法の網をくぐり抜けても、法の精神に違反していること
・そして仮に三人の秘書の独りでも有罪が確定すれば、その監督責任を取ること
などの道義的責任は取るべきと思います。
[この種の事件発生を防ぐために]
 そして国会は政治資金関連の書類総てに、必ず国会議員の署名をする法律を造り、国会議員にこの種の書類の大切さを認識させ、問題が起きたときに俺は知らないと言って、全ての責任を秘書や会計担当に押しつける悪弊は根絶させるべきだと思います。

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野田さんの代表当選とこれから

2011-08-29 17:26:48 | 民主党
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・消去法だが良かった野田さんの当選
 民主党の代表選はマスコミの予想を裏切って野田さんが当選しました。 
 私は今までのエントリーで、「もし前原さんが民主党代表・首相になったら」、「もし小沢さんの意のままの人が民主党の代表・首相になったら」、「海江田さんが首相・そしてまた泣き出しはしないか?」と詰まらぬことばかり書いて来ましたが、民主党の代表選の予測が外れることが多いのでと予測しなくて避けて来ました。
 然し5人の候補者の内絶対当選できないが有望な馬渕さん(後で書きますが自民党の石破さんも彼の将来に期待していました)を除いた4人の中で消去法で最後に残った野田さんしかいないと思っていました。
 その逆転で当選したことは、政権交代論者の私としては、他の人が当選するより民主党のためにも国のためにも良かったと思っています。
 詰まり私が心配したように、前原さんは在日の人からの献金の問題の他に、脇の甘さや理屈に走っての言動の軽さでの批判、海江田さんがマニフェスト回帰路線の鳩山・小沢さん、特に小沢さんと、三党合意の約束の実行を求める自民・公明の板挟みに遇って泣かずに済んだからです。
・海江田さんの敗因
 海江田さんの敗因は代表選前までの言動と、立候補してからの小沢さんに対する配慮と思われる三党合意や小沢さんに対する処遇の見直し発言から、彼が首相になれば強引な小沢さんからリモートコントロールされるのではないかとの心配が民主党員に拡がったのが一番大きいと思います。
 その証拠が第一回目の投票で海江田さんへの投票が143票(小沢グループが約100人)に留まり、穴と思われた野田さんが102票と躍進、第二回投票で海江田さんが177票と僅か34票しか伸びなかったのに対して、野田さんが215票と113票も伸びたのを見ても判ります。
小沢グループの立場
 今回の代表選でもう一つはっきりしたことは、
・党内で菅さん以来の公約の現実化路線と、マニフェスト原理主義の争いが続くこと
・小沢さんの影響力が以下に大きいか
・小沢さんの作戦が失敗し、その影響力に陰りがみえだしたが、依然として無視できないこと
・小沢さんとそのグループが内閣の足を引っ張り続ける可能性(野田さんのノーサイドなど言っていますが。)
・参院選敗戦の総括のない民主党
 その原因は何度も書くように、参議院の敗戦の総括がなされていないこと。
 詰まり
・民主党のマニフェストが野党として通じるが政権党としては不十分なもの
・普天間基地での鳩山さんの大チョンボ
・二人とも認めて辞任した鳩山さん、小沢さんの政治と金の問題
が敗戦の大きな原因であるのに、菅さんの消費税増税を言い出したことに総ての原因としてしまったことにあると思います。
・今後の民主党政権
 いずれにしても野田さんの首相就任が現実化しました。
 私は買い物から帰ってNHKの番組を見ると丁度、野田さんが演説を始めたところでしたが、余りにも自分の生い立ちばかり話しするのに、がっくりして民放のニュースに切り換えました。
 何故なら肝心の政策の話がなかなか出ないのです。
 丁度石破さんも出演して自民党として望ましいのは三党合意を尊重するとした、前原さんと野田さんを挙げていました。
 それで野田さんに就いては政策の批判は別として、政権党としての今までの学習の結果を活かしての党内の人材と官僚の活用、野党との連携など彼の頑張りに期待するしかありません。
 果たして彼の就任が民主党にとって日本に取って吉とでるのか否かどうなるのでしょう。

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海江田さんが首相・そしてまた泣き出しはしないか?

2011-08-28 15:12:20 | 民主党
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 新聞報道に依れば民主党代表選でマニフェスト回帰を主張する鳩山・小沢さんの支持を受けた海江田さんが優勢とのこと。
 NHKの放送討論会では菅さんを引退に導いた自民・公明との三党合意を公党の合意だから従うと言う海江田さんを除く他の候補が表明したのに、彼だけが見直しを主張。
 続いてのテレ朝の「サンデー・フロントライン」で、海江田さんは同じことを述べたのに対して、評論家の後藤 謙次さんが、これでは自民・民主からの厳しい追求が待ちかまえていると指摘。
それに対して海江田さんが苦しい答弁。
 そして気のせいか歪んだ彼の顔。
海江田さんが若し首相になったあと、三党合意の大切さや、それが国会の運営に大きな影響を与えることを知りながらも、マニフェスト回帰を主張する鳩山さん・小沢さんーー約束の三党合意を護れてと主張する自民・公明、そしてもしかしたら民主党の国対委員長との板挟みーー首相として法案や予算は通さねばならないと言う、厳しい立場に立たされる可能性が多いようです。
これではまるで上司としては失格の菅さんーー厳しい野党からの追求ーー自分の関係する法案を通さねばなら無かった経済産業大臣と似た苦しい立場に置かれのは間違いありくせん。
 海江田さんがどうなろうと、自分が選んだ道ですから、第三者にとっては関係がありませんが、(私は民主党には投票しませんでしたが)間接的に彼を選んだことになる国民として、苦しい立場で感極まってつい国会で涙を流す首相の顔だけは見たくないものです。
 後の希望は「夢見る夢子さん」の鳩山さんと違って、意のままになりそうな海江田さんを通じて間接的に天下を取ったことになる小沢さんが、菅・岡田さんの現実路線に考え方を転換することだけですが。
 果たしてどうなるのでしょうか。
先日も書きましたが民主党の代表選の結果予想には全く自信がありませんが、私の儚い希望です。
 前原さん、野田さん、鹿野さんが今のところ二~四位だそうなので、従来の作戦通りに前原さんが退いて彼に比べて身綺麗な野田さんに一本化して、少なくとも二位を確保、そして決戦投票に持ち込めば、勝利の可能性も増えるような気もするのですが、今となっては小沢さんと違って彼らにそれだけの戦略を考えられるでしょうか。
 今のままで前原さんと野田さんが票を取り合って、鹿野さんが二位になれば前原グループとしては元も子もなくなることになりますが、どうでしょう。

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敗戦の総括をしない民主党と自民党

2011-08-27 18:01:25 | 民主党
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 民主党の代表選の候補者の共同記者会見の模様をテレビで見ました。
 そこで特に気になったのは民主党マニフェストに関する記者からの厳しい指摘と、候補者の苦しい弁明、そして普天間基地問題で大失敗をした鳩山さんの支援を受けている海江田さんの同問題の処理に対する厳しい質問でした。
 今の民主党の代表選では、どの候補者も挙党一致を唱えています。
 一方の新聞の社説は政策論議を優先しろといっています。
 政治家は当然政策を共にする人達が派閥やグループを作りその政策を推進しようとします。
 今の民主党はマニフェストの修正もやむを得ないとする主流派とマニフェスト回帰を唱える鳩山・小沢さんのグループに大きく別れています。
 この人達が民主党の危機だからと言って、政策の違う人達が無理やりに一緒に内閣を作っても、その内閣が上手く行く筈がありません。
・参院選敗戦の総括のない民主党
 私は民主党のマニフェストは野党としての公約で、政権与党では欠陥だらけ、余程優しく考えても、政権奪取時の日本の経済状況から財政面で出来ないことが多いのは当然だと思います。
 そして今回の代表選では小沢さんや鳩山さん、特に小沢さんが大きな影響力を発揮しています。
 その大きな理由の一つは、安部さん、麻生さんの選挙の時のマスコミの猛烈な反自民のキャンペーンと、麻生さん時代の国民の自民党アレルギー症状に気づかない自民党内の内紛で、民主党バブルが起こり民主党大勝と小沢チルドレンの発生でした。 (後の記述にも触れますが、今日の会見で読売の橋本五郎さんが民主党が野党時代に首相が代わる前に選挙で国民の信を問うべきと言っていたのに、今回、前回で何故民主党が国民に信を問わないのかは質問していました。当時はマスコミも一緒になって大きく取り上げていましたが、今回こんなことを言うマスコミはありません。何と不平等な扱いでしょう。)
 詰まりある程度黙っていても民主党勝利なのに、小沢さんの力が過大評価され、そして小沢さんの巧みな戦術で、バブルで当選した人達を皆彼のグループに取り込んで、政治では数が力で小沢さんの影響力が大きくなったのです。
 もう一つは菅内閣での参議院敗戦の総括の問題です。
 菅さんは当時から問題になっていた小沢さんの「政治と金」の問題を取り上げて、脱小沢路線を敷きました。
 そして参議院敗戦。
 小沢・鳩山グループは、菅さんが消費税増税を言い出したからとして菅さんの責任を追求しました。
 菅さんがアドバイザイーの助言を丸呑みにして消費税増税→福祉施設の充実→雇用の増大→景気回復路線をいきなり持ち出したのも問題でしたが、自民党もその前から消費税増税を公約に掲げていました。
 事実は国民は鳩山さんの普天間問題の大チョンボ、発言のブレ捲くり、「母親からの子ども手当て」、天下り廃止の筈が省内の停滞、組織の台形化による経費の増大、止むなく出向と名を替えた天下りの再開とう、マニフェストの問題点の続出、小沢さんの幹事長として党利党略見え見えの陳情の処理、彼の「政治と金」の問題などを見て、国民は民主党にNOを突きつけたのです。 (事実鳩山さんは国民が私の話しを聞く耳がなくなったこと、政治の金」の問題を取り上げて小沢さんを道ずれにした総理の座を下りました。)
 然し、民主党は菅さんの消費税増税が敗戦の原因だと片づけてしまいました。
 そしてまともな敗戦の総括は放ってしまいました。
 だから現在の様に、マニフェストの原点への回帰の話が民主党内で今でも通り、参院選敗戦の理由の最大の原因一つととなった鳩山さんや小沢さんが今でも大きな影響力を持っているのです。
・衆院選敗戦の総括をしたのか自民党
 今日の記者会見で国会解散を強硬に主張する参院自民党の話がでました。
 菅さんが正式に辞任を表明するまで、ことによると菅さんがやけくそになって国会解散をするのではないかと言う話がありましたが、やはり辞職に終わりました。
 私は他の多くの人たちもそうと思いますが、みすみす敗戦すると判っている民主党が解散をする訳がないと思っていました。
 このような分かりきったことを進めようとする参院自民党も困ったものです。
 自民党が考えねばならないのは各社の世論調査で、毎回のように自民党の支持率がなぜ惨状の民主党の支持率とほぼ同じかです。
 まだ自民党アレルギーから抜けきれない国民は自民党の行動を冷静な眼でみて居ます。
 敗戦後の総裁選で敗戦の反省も全くないように見える「みんなでやろうぜ」と言う谷垣さんを選んだ自民党。
 その谷垣さんも次期の首相はの調査でボロクソに言われている菅さんとほぼ同じ支持率。
 世論は与野党協力で国難に当たって欲しいと言うのに、民主党と折衝して自民党の公約を出来るだけ盛り込むのに努力している石破さんを敵を助けるとして批難。
 私は自民党は世論におもねる必要はないが、世論の動向を調べてその方向を誤らないような努力が必要と思うのですが。
 今の国民は大まかに言って、「自民党が駄目だから民主党が良いと思ったがやはり駄目、それかと言ってまた自民党に戻らなければならぬのか」と考えている人が多いと思います。
 政治家の本能で敵対勢力の攻撃も判りますが、その前に自党のことを国民がどう思っているのかも良く知るべきです。
 なにしろ国民が一番の政治家のお客さんなのですから。

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もし小沢さんの意のままの人が民主党の代表・首相になったら

2011-08-26 16:02:12 | 民主党
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 私は24日にもし「前原さんが首相になったら」で過去の彼の実績から見て、彼の軽さや脇の甘さから来る失敗を繰り返さないように、しっかりした補佐役を持つべきだとかきました。
 今日は表記のように小沢さんの考え方に強い影響を受ける人が民主党代表・首相になったらを考えて見ました。
 今のところは前原さんが優勢と言われて居ますが、選挙の結果がどうなるか、特に民主党代表選のことは判りません。
 何故なら心配症の私が心配していたことは良くまぐれ当たりするのですが、鳩山・岡田さんで争われた選挙の時に、鳩山さんが幹事長として小沢元代表の言動を擁護する発言に対するマスコミの批判から見て、鳩山さんの代表の可能性がないと予想していたのが、見事に外れました。
 後から考えると民主党内の力学や小沢さんの政治力など見落としていたのです。
 今回のことも前原さんの優勢が言われていますが、最大のグループを抱える小沢さんの政治力からみると結果は全く判りません。
 報道によれば小沢さんは前原陣営を切り崩すために野田さんの支援を言っているそうです。
 然し野田さんは公約見直し派ですから、「公約の原点に帰るか、そうでないかの戦いだ」と言う小沢さんの発言と食い違っています。
 さては小沢さんは、前原さんの一発当選を避けるために、グループの一部を割いて野田さんの投票させて決選投票に持ち込み、その時は彼の意中の人へ集中投票させるのかも知れませんが、これはあくまで私の勘繰りです。
 サンデー毎日では”小沢のウルトラC「海江田代表」「亀井首相」”と表紙にでかでかと書いていますが、本文では実際は難しいだろうと用心深く逃げを打っています。
 私は前々から、亀井さんや石破さんなどの実務家が、復興の第一線に立つべきと書いて来ましたので、亀井首相のアイディアは良いと思うのですが、ここではオーソドックスに、小沢さんの意のままになる人が首相になった場合を考えてみました。
 そうは言っても、お人好しの私は、鳩山さんならともかく、小沢さん程の人が民主党公約の原点復帰を固守するとは、思いたくないのですが、もし彼が本気で公約固守をした場合を考えてみました。 (小沢さんは最近、細かい所はとにかく基本理念は固守すべき、政治主導の行政に帰れといっているそうですが。)
・50兆円近くの赤字国債、5年で19兆以上の復興国債、毎年1兆円を越える福祉関係の費用の中で、所謂ばら蒔き4Kの財源はどのように捻りだすのか
・子ども手当て:今の時代に社会で育てる理念からと言う所得制限なしが通じるのか
・世界的な食料不足の増大の時代の一方では農家の高齢化が止まらない時に、農業の生産性向上の為の大型化の時代に、農地の貸し剥がしを促進する農家の個別所得保障制度が成立するのか
・社会福祉を充実するのか制限するのか、結局菅さんの福祉と税の一体改革を認め、増税時期をずるずる伸ばすのか
・膨張し続ける国債への対処のための増税は景気が良くなってからと言うが、中小企業救済一辺倒の経済政策、野党からは経済無策と言われている公約で経済が成長するか
・失敗に終わった天下り、公務員制度改革をどう建て直すか
・これもまた失敗に終わった行政主導の行政改革への対処は
小沢流の官僚に民主党方針の従うという宣誓書を出させるなど、高圧的なやり方で官僚のモラルが向上するか
 などなど問題があり過ぎます。
 その基本的な問題は民主党のマニフェストが野党としては通っても、政権党としては全く不完全なもので、その反省もなく原点に帰れと言うほうが無茶だと思います。
民主党そして日本に取って不幸だったのは、日本が順風満帆の世だったら野党なみのマニフェストでも良かったのですが、景気が下降から停滞気味のときに民主党政権が誕生したことです。
・また尖閣諸島問題で緊張度が増している中国にまともに対応ができるのか。
 中国に大訪問団を送るのは良いとしても、その見返りに同国から同じ程度の訪問団の派遣も要請できず、同国の首相の来日に慣例を破って、天皇陛下との面会を宮内庁に強要するくらいしか出来ない小沢さんが中国に対してキッパリとした対応が出来るか。
・また小沢さんは衆院選前に韓国の大統領と外国人参政権付与を約束してきました。
 彼が今までの強引なやり方で通す可能性があります。
・最後は良く言われるねじれ国会です。
 原点に帰った民主党マニフェストを国会に持ち出しても簡単に通る可能性はありません。
 そして国難に当たって審議の停滞を招くおそれがあります。
 そして一方では円高、スタグテレーションの継続、中国、韓国の競争力の増加に伴う日本企業の競争力の低下、産業の空洞化などの傾向はますます進みます。
 もし小沢さんの影響をもろに受けた首相の出現で、唯一の希望は小沢さんの現状に即した考え方に変わることだけです。
 果たして、誰が民主党の代表になるのでしょう。
 そして小沢さんがどのように動くのでしょう。

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もし前原さんが民主党代表・首相になったら

2011-08-24 18:10:17 | 民主党
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 民主党代表選挙に今までの世論調査で人気一番の前原さんが立候補の意志を固めたことで、マスコミを騒がせています。
*山崎 元さんの意見
 これに就いて前回紹介した経済評論家の山崎 元さんの前原氏は論外、野田氏も不適格・次の首相に何を求めるか?の記述を紹介します。
 前原誠司氏については、古くは、民主党代表時代に起きた「永田メール事件」、政権が民主党に交代してからは、八ッ場ダムを巡る問題や、JALの処理、さらに尖閣列島沖の中国漁船の問題などで氏が見せた、はじめに勇ましくて、後から手に負えなくなって尻尾を巻く何度も見せた気の小さい番犬のような行動パターンから代表候補としては論外と切り捨てています。
 野田さんに就いては、将来、支出の大幅な削減に加えて増税が必要になること、日本の税金の中で消費税のウェイトを上げることには反対しないが、デフレが問題である現状で増税を行うこと、支出削減の前に増税を決める手順で財政再建を行うことのの二点には強く反対する。ので野田さんに反対すると書き、野田氏が首相になって、連立政権が実現した場合、この政権が財務省に担がれて、消費税率の早期引き上げに走ることが心配だ。と野田さんをまるで財務省の使い走りのように書いています。
 それで彼が推奨するのは馬淵澄夫さん彼がで、文藝春秋で書いた、『社会保障と税』ではなく、『成長と社会保障と税』を一体的に考えていかないといけないはずである」、消費税の「2015年度までに10%まで引き上げ」には明確に反対している。彼ならば、今の状況を任せてみて意味があるかも知れない、と期待させる要素がある。と言うのが推奨の理由です。
 私は昨日引用したように景気回復策として、国民全てに現金を配る方法(ベーシック・インカム)や減税、あるいは「負の所得税」を主張し、民主党の子ども手当てを称賛する軽さと同じで、余りにも代表選の期待する代表に就いての考え方もも軽すぎると思います。
 然し今回のテーマの前原さんの批判は、もし前原さんやその陣営の人達は良く反省すべきだと思います。
*伊藤惇夫さんの意見
 今日のテレ朝の「モーニングバード」では、政治評論かの伊藤惇夫さんが、前原さんに就いて次のように話していました。
・彼は考え方が自民党に近いので、今の捩じれ国会では彼の政権は自民党とうまく行くだろう。特に石破さん意見と良く似ている
・彼は自分の意見をしっかり持っており、それを訴える力がある
・彼には在日韓国人の献金問題があるが、もし前原政権の支持率が上がったら、何時までも自民党が同政権を追求して国会審議を遅らせることはできないだろう
・彼の問題点は、論理的だがそれに走り過ぎる嫌いがある
と割合に彼に好意的な発言をしていました。
*私の意見
 私は民主党マニフェスト回帰を訴える小沢さんの何らかの形の党内の影響力増大は、緊急を要する国会の審議に大きな影響を与えかねないので、小沢さんの復権反対を訴え、小沢さんの安全保障政策に反対し、小沢さんの全盛を究めた幹事長時代に、全ての地方からの陳情を幹事長室への一本化の方針に対して、原口さんと同様に自分の国土交通省は直接陳情を受け付けると名言するなど、筋の通った意見をはっきり言える人のようです。
 前原さんにも弱みを持っています。
・在日韓国人からの献金の問題 
 私は献金問題などには弱いので他の方のブログに批判に譲らせて頂きます。
・京セラの稲盛さんの仲介で前原さんが小沢さんに協力を要請したこと
 これは政治家としては当然のことで、このために前原さんが小沢さんの影響を大きく受けることはないし、過去の経緯からして小沢さん自身も余りそれを期待していないと思います
・最後の問題は山崎さんや伊藤さんの指摘です。
 これに就いてはマスコミでは前原さんの「脇の甘さ」指摘しています。
 私は前原さんがかって代表になったとき、菅さんの「未納三兄弟」発言から代表引退の目に遭ったことから、政府攻撃の際は政府側の反撃もあるので、攻撃の場合は民主党の爆弾男と言われた楢崎弥之助さんのような喧嘩上手の人を全面に出し、代表は絶対に表に出ないことと投書したときから、前原さんの言動に就いて注目していました。(事実はガセメール問題で前面にでた永田さんは辞職、後自殺、前原さんは代表辞任。)
 しかしその後、彼のやったことは山崎さんや伊藤さんの指摘のように、民主党政権成立直後に、マニフェストで国民に約束したからと言って、公共工事を総て停止、八ッ場ダムの工事停止などいきなり行動に出るなど、彼の言動の軽さは今も変わらないようです。(そして八ッ場ダムの工事停止の前面見直しを打ち出したのは、山崎さん推薦の前原さんの後任の馬渕さんです。)
 そして前原さんの軽さ、脇の甘さは代表、首相になっても変わらないと思います。
 前原さんは自分の弱点を良く見つめてそれを補う人を何時も傍に置き、大きな問題に当たった時は、行動を起こしたり発言する前に、その助言を訊く位の用心深さが必要だと思います。
 そして前原政権の成功の有無は前原さんの慎重なやり方に掛かっていると思うのですが、果たしてどうなるのでしょう。

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何処へ行ったクリーンを売り物にした民主党

2011-08-20 14:49:46 | 民主党
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 民主党内で起きている小沢さん復権の動きにたいして、産経新聞が民主党代表選 耳疑う小沢氏処分の解除 で民主党の批判をしています。
・月内にも行われる民主党代表選をめぐり、政治資金規正法違反罪で強制起訴された小沢一郎元代表に対する党員資格停止処分の解除を求める意見が出ている。政権政党として耳を疑う。
・輿石東参院議員会長:「新代表の下で、凍結なり解除することが望ましい」、代表選出馬の意向を表明した海江田万里経済産業相:「民主党の持つあらゆる力を結集すべきだ」と処分を見直す考えを示した。
・海江田氏は小沢氏と会って代表選で支援を要請した。「政治とカネ」は、民主党が国民の信を失った大きな原因の一つだ。それを軽視して、代表選で数の力を持つ小沢氏を頼るのは、信頼回復に逆行するものでしかない。
・小沢氏は、自身の資金管理団体「陸山会」をめぐる事件で元秘書ら3人が逮捕・起訴され、虚偽記載は20億円を超えた。小沢氏自身も衆院政治倫理審査会に出席する意向を示しながら応じないなど、国会や国民に対する説明責任を果たしてこなかった。
・党内では、東日本大震災発生後から「小沢氏に復旧・復興などの役割を与えるべきだ」との声が出始めていた。代表選後の新体制に絡めた処分解除論は、小沢氏の復権を視野に入れたものと映る。
・菅直人首相も、外国人からの違法献金(返金したと言う領収書を見せろと言っても未だに出さない)や北朝鮮と関係の深い政治団体への不適切献金の問題を抱えながら、真相を明らかにしない。退陣でうやむやにできると踏んでいるのだろうか。政治とカネをめぐる問題のけじめこそ、代表選で改めて問われなければならない。

[私の意見]
*野党時代の民主党

 民主党の野党時代は、自民党政治を金にまみれた悪に例え、今まで自民党が実現できなかったクリーンな政治を、民主党ならできるとキャンペーンをして来ました。
 民主党自身も代表が責任を取って辞めた例がありました。
・菅さんは小泉内閣の閣僚の国民年金未納が相次いで発覚した時、“未納三兄弟”と閣僚をを批判した時、自身にも年金未納があったことが発覚し責任を取り代表辞任、(後日それは誤報であることが判明)
・岡田さんは小泉さんの郵政選挙で大敗の責任を取って代表辞任、
 現実にこの結果をもたらしたのは、小泉さんの刺客派遣など予想外の選挙戦術に乗せらて、選挙中にも関わらず小泉さんや刺客の動きを集中的に報道したマスコミ、特にテレビでした。
・前原さんはガセネと言われる、堀江メール問題で自ら政府追求に当たり、党内混乱の責任を取って退任、(直接担当者の永田議員は辞職、後自殺。)
・小沢さんも06年に自身の献金問題のけじめのためと、衆議院議員総選挙に向けて挙党一致をより強固にするためとして退任
して一般にクリーンな民主党のイメージを植えつけました。
 私は昨日も書きましたが、綱領のない民主党の大義は政権獲得、政権獲得後は政権堅守。そのためには人気取りのばら蒔きでも主義主張の異なる人達とも組む、本来選挙権もない在日外国人とも組むなど手段を選ばない傾向があります。
 それでも国民は政治主導の行政改革と共に、クリーンなイメージの民主党を信頼して政権を任せました。
*政権獲得後の民主党
 政権獲得後も鳩山さんも首相を辞任し、小沢さんも道ずれにしましたが、鳩山さん自身も言うように(普天間基地大チョンボ、や数々の発言の振れなどで)国民が鳩山さんの意見を聞く耳を持たなかったのが最大の理由で、鳩山さんは母親からの子ども手当て問題で平成の脱税王と言われながらも、最後の最後まで抵抗しました。
 そして産経が指摘した小沢さんと菅さんの政治と金の問題の処理は有耶無耶にしてきました。
 唯一すっきり辞めたのは前原さんの在日外国人から献金を受けた事実が判明したための外務大臣辞任だけです。(これに就いては子ども時代から知っている人が在日の人とは知らなかったのは気の毒だと報道もありました。)
 菅さんの後を継ぐ代表選へ向け、一部の議員達や立候補予定者は、最大なグループを率いていると言うだけの理由で、ダーティーとは言いませんが、少なくとも清濁合わせ飲むタイプの小沢さんの力を借りようとしています。
 この様に代表になるために手段を選ばないやり方は、私のいう政権奪取、堅守のために手段を選ばないやり方と共通した考えではないでしょうか。
 民主党バブルが弾けた今、国民は民主党を冷めた目で見ています。
 政治を通じての蓄財の上手な「小沢氏に復旧・復興などの役割を与えたら」小沢さんが何をし始めるかと心配する人達も出るでしょう。
 このような国民の気持ちの動きも判らない民主党の一部の人達。
 増して政治では玄人で小沢さんに対する先入観を持っている自民党・公明党などが小沢さんの支援を受けた人が首相になれば、その言動からマニフェストの原点に戻れという小沢さんの影をすぐに勘繰るのは間違いないと思います。
 そのような事で民主党の公約をばら蒔き4Kと批判している自由・公明が大きな力を持つ今のねじれ国会を上手く乗り切って行けるでしょうか。
 民主党員は野党時代のクリーンなイメージの民主党に帰ること。
 そして代表選の立候補の予定者は、党内の爺熱めの前に、いかにすれば野党との協力を得られるか、そのための政策はなど考えるべきではないでしょうか。

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民主党は何故公務員制度改革に失敗したか

2011-08-19 11:40:31 | 民主党
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 民主党代表選へ向けて小沢さんは民主党マニフェストへの回帰を主張しています。
 これに就いては自民党やマスコミからばら蒔きの4Kなど批判されています。
 私は鳩山さんが言うのならともかく、小沢さんほどの人がまさか本気で言っているのでなく、菅さんなど彼の政敵攻撃のために判って言っているとしか思えません。
 然しここでは、彼の発言をそのまま取って、マニフェストの原点である民主党政策集INDEX2009の中から公務員制度改革に関する公約と現実を拾って見ました。
[完全な失敗に終わった民主党政権の公務員制度改革]
・天下りの根絶
 中央省庁による国家公務員の再就職あっせんを禁止するとともに、天下りの背景となっている早期退職勧奨を廃止します。また国家公務員の定年を段階的に65歳まで延長することによって、年金受給年齢まで働ける環境を整えます。

 *早期退職勧奨を廃止のため人事の停滞、ピラミット状の組織から台型の組織になり、公務員経費削減どころか増大、止むなく今までの天下りを出向と名前を替えて存続
 *それを批判した経産省の古賀茂明さんには公約の精神に反して早期退職勧奨
もう目茶苦茶です。
・地方分権推進と国家公務員総人件費の削減   大胆な地方分権等の結果、国家公務員の定数も大幅に減少すること等により、国家公務員総人件費を2割以上削減することが可能になります。
 *地方分権による国家公務員を地方に派遣、財政難に苦しむ地方からはその経費を例えば地方交付金などの経費を政府に要求、結局は政府からの負担金の名前が変わるだけで、政府からの支出は変わらないと言う余りにも見え透いた公約は法案作成の検討するできぬまま。
 前提となる地方分権さえも安部・麻生時代から後退または、停滞
・公務員制度の抜本改革
 公務員の自律的な労使関係を実現するため、職務の特性にかんがみて特に異なる取扱いが必要となる場合を除き、公務員の労働基本権を回復します。その結果、労働条件は民間と同様、交渉で決められるようになります。

*民主党を支持する連合系の公務員労働組合連絡会と給与削減の合意にこぎつけたが政府側がもくろんだ「一律10%削減」さえ実現できなかった。
 今回は震災と言う非常事態で何とか少しは前進したように見えるが、労連系の国公労連とは話かついていないのでどうなったのか?
 基本的には民主党支持母体の労働組合と厳しい人員や給与の削減などの交渉が出来るのかと言う基本的な問題は未解決のまま。

 以上考えて見ると、政治主導の行政改革の名で国会議員が、官僚の意見も碌に訊かず、俺達が国民の代表だとして、自分から手を出してやり始め官僚の士気を落としてしまったなど考え併せると、公務員制度改革はほぼ完全に失敗に終わったようです。
 この問題に限ってもマニフェストの原点回帰より、見直しが優先されるべきだと思います。
[私の提案]
 私は民主党政権発足時から以下のような民間企業並みの合理化の促進を提案してきました。
・省庁、関係機関の徹底的な組織とシステムの合理化
・そのための民間企業並みの会計制度の見直し
・それによる官僚の原価意識の浸透
・それによる官僚の自主管理、改善活動の推進
・能率協会など第三者機関による査察と助言
・合理化の進んだ関係機関へは情報漏洩や談合防止などの枠をはめた上での出向天下りを認める
民間企業並みの会計制度の見直し
「公務員の人件費総額」で検索すると27兆円から民主党の参議院議員の松岡滿壽男さんが調べたという60兆円までとばらばら
 しかもその対象者の定義もばらばら
 私の想像では、給与、福利厚生費、各種保険などの補助、公務員を管理するための費用などどれだけ入っているかも不明
・固定資産も不明
・お馴染みの一般会計歳出歳入の内訳の円グラフを見ても、国債費、社会保障、公共事業、文教・科学、防衛、地方交付金、その他と書いてあるだけで、国民には公務員の人件費の総額も固定資産の記述ゼロ。
 これで公務員制度改革も不要固定資産処理の意欲も公務員に起こるわけがありません。
[石原都知事の意見]
 たまたま「ダイヤモンド・オンライン」で石原都知事のインタビュー記事が出ていました。
 話の中心は私のエントリーの内容とずれていますが、重なっている部分もあると思いまいすのでご参考にして下さい。
・「経済界も知らない会計制度の危機 このままでは国家財政が破綻する
 国家会計を単式簿記でやっている国など、先進国では日本だけ。発生主義を基に複式簿記でやらなければ、まともな財務諸表など出てこないし、どこにまだ財源があるのかどうかも国民にはわからない。経済界の重鎮ですら、「日本が単式簿記だなんて、そんなバカなことがあるのか」と驚いていました。
・「財務諸表を作らせれば国も嘘をつけない 外部監査を入れて役所の合理化も徹底せよ
 今の日本では、役人が役人を守るための会計制度になってしまっています。そういう状況で政治家が事業仕分けをやっても、ムダの削減などできません。発生主義を基に、複式簿記で会計をやっていれば、ちゃんと財務諸表が出てくるから、国も嘘をつき切れない。もっと合理的な制度に変えるべきです。
 役所に対しても、外部監査を入れ、人員も給料も減らして徹底的に合理化すべきです。東京都はそれをちゃんとやったから、財政が再建されて貯金も増えています。
 日本の戦後の成功は官僚のお陰ですが、同時に失敗も官僚の責任です。終戦直後から高度経済成長期までは、立派な官僚がたくさんいたが、今は見当たりません。彼らは、過去の成功にあぐらをかいてしまって、発想力がなくなった。この変化の時代に継続性や一貫性を売り物にしても、新しい取り組みをできるわけがありません。
 ただし政治家にとっては、経験や知識を豊富に持っている役人を有効活用することも、重要になります。たとえば、震災対応が後手に回って批難されている民主党については、役人をうまく使いこなせないから能率が上がらないのです。
 役人にそっぽを向かれている政府では、素人の集まりに過ぎません

 少し先走った意見ですが、政権交代論者の私としては多分二年後の総選挙では、自民党の一党支配にならぬように、一度下野して学習経験を活かして公約の見直し、再起を図って貰いたいものです。(なお石原さんは前記の記事で、2党体制でなくて3党体制による政権交代を言っていました。)
 小沢さんの言うように野党並みのマニフェスト回帰など言っていたら、次の政権奪回は遥かに遠のくと思います。

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民主党代表選について

2011-08-13 15:08:26 | 民主党
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 菅さんが遂に具体的に辞任を表明しました。
読売の社説
 これに就いて各社が社説を出していますが、代表選の問題点を読売の社説から拾って見ました。
・自民、公明両党と信頼関係を構築できる代表を選ぶ必要がある。
・争点としては、復興や社会保障のための増税、原子力発電を中心としたエネルギー政策、外交・安全保障政策などが予想される。
・最重要課題は、国会が機能不全に陥らないよう、自民、公明両党と連携できるかどうかだ。
・民主党執行部が、子ども手当の事実上の廃止など政権公約(マニフェスト)の抜本的な見直しに踏み込んだことが大きい。小沢一郎元代表や鳩山前首相は政権公約の見直しの是非を争点にしようとしているが、それは許されない。
自民党にも自制が求められよう。党内には、民主党を追いつめ、早期の衆院解散・総選挙を目指すべきだとの主張が依然根強い。
 だが、仮に自公両党が衆院選で過半数を取ったとしても、参院では過半数に届かない。
 自民党も民主党との連携を重視すべきである

朝日新聞の社説 
・震災後の日本は、少子高齢化やグローバル化といった課題に加え、被災地の復興や放射能との闘い、原発稼働の制約に伴う電力不足問題まで抱えた。
 それらを乗り切る知恵は、政権交代前にまとめた公約には記されていない。とすれば、問題は公約を守るか否かではなく、公約を超えた知恵のはずだ。
 負担増は避けたいという感情論を排し、復興に向けた方策とその財源の確保に心血を注がなければならない。未曽有の原発事故を教訓に、新たなエネルギー政策を築いていかなければならない。
・代表選に出る候補は、これまでよりも若返るだろう。どんな知恵を持っているか楽しみだ。
 けれども、古い発想の旧リーダーが裏で糸を引き、代理戦争を演じたのでは、世代交代の意味がない。これまで党を引っ張ってきた菅、小沢両氏に鳩山由紀夫前首相の「トロイカ」は今回、行動を慎むべきだ

代表選の問題点
 これから考えられる問題は震災復興など当然の政策は別として次のようなことが考えられると思います。
・菅さんの民主党公約の現実化路線と鳩山・小沢グループの公約回帰路線の選択
 私は民主党政権発足の当初から、同党のマニフェストは野党としては通っても、政権党としては不完全なものだと書いて来ました。
 それは別としても今までばら蒔き4Kと言われる公約実行のための財源不足に悩んでいたのに、大震災以降は更に同党の公約そのままの実施は難しくなるのは間違いないと思います。
 朝日の言うように大震災を理由にしてあっさりと金の掛かる所謂4Kなどの公約は見直してはどうかと思いますが、鳩山・小沢グループは今まで公約回帰と管政権を批難してきた手前どうするのでしょうか。
 万が一にもマニフェスト原理主義の人が総理になれば、読売の心配するように国会審議の停滞、政策実施の今まで以上の遅れなど出てきますが。
 民主党の売り物である政治主導の行政改革も、今までの失敗や菅さんのやり方の反省から、もう少し官僚の能力を発揮させそのやる気引き出す運営をするのなら良いですが、これは内々の非を外に曝すことになるので、公務員制度改革と同様に殆ど論議されそうに無いのが残念です。
・脱原発が減原発・エネルギー政策
 私の希望的観測ですが、再生エネルギー強化、それに伴う経済に大きな影響を与えない程度の原発の古く弱いものからの停止の無難な考えが採用され、菅さんが辞めた後脱原発依存社会など言う人はいないと思います。
 そして議論になるのはその手法や時期の違いだと思います。
・外交・安全保障政策
 読売が問題になるとしていますし、日本に都つて重要な事項ですが、事実は殆ど議論されないでしょう。
・社会福祉、震災対策に伴う増税の賛否
 今までの民主党の人達の発言から考えると大きな論議になるとしても、最終的には今までのように有耶無耶の議論のまま落ち着きそうです。
 私も素人なりの一意見書くべきと思いますが、増税は仕方ないとしても今の時期にどうするかは金融政策とも絡み難しすぎて、いくら素人でも無責任なことも書けません。
 私は今まで後で考えれば当然の予想をし、その殆どが当たって来ましたが、代表選前の鳩山さん当時の小沢代表擁護の首を捻る発言をきいて、鳩山さんの代表選当選はないと予想して見事に外れました。
 詰まり私は民主党内独特の力学があるのを忘れていたのです。
 今回の私の予想も理屈では割り切れない党内力学でまた外れるかも知れません。
 民主党がもっと政策中心の議論をしてくれば良いと思うのですが。
・自民党へ 読売は党内には、民主党を追いつめ、早期の衆院解散・総選挙を目指すべきだとの主張が依然根強い。自民党も民主党との連携を重視すべきである。と書いて居ます。
 私は菅さんがみすみす大敗するかも判らない国会解散、総選挙に打ってでることはないと書いて来ましたがその通りに成りました。
 民主党の代表が誰になっても、衆院選まで解散はしないと思います。
 自民党の一部のこのような政治的の動きを国民に読まれて、惨状の民主党と同じ支持率をキープするより国民の求める、国難に際しての民主党内閣との協力姿勢を見せるべきだと思うのですが。
・民主党へ
 朝日が指摘したように、
これまで党を引っ張ってきた菅、小沢両氏に鳩山由紀夫前首相の「トロイカ」は今回、行動を慎むべきだ。 と思います。
 何故なら、国民は自民党の領袖が人気のある人を総裁に立て、裏でリモートコントメールしている古いやり方にうんざりして、民主党政権を選んだのですから。

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民主党は何故子ども手当ての所得制限なしに拘るのか

2011-08-04 16:57:52 | 民主党
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  民主党は特例公債法案の成立に向けて自民・公明の協力を得るために、問題の子ども手当ての民主党のかねてからの主張の所得制限なしの撤廃を強いられました。
読売新聞の報道のタイトルで見る子ども手当てに関する動きです。
・7月24日:子ども手当、自公が民主見直し案を批判
 民主は手取り年収1000万円所得制限を提示。
・7月28日:子ども手当所得制限「手取り860万円」譲歩案
 自民・公明は手取り収入860万円(税込み年収1150万円)以上とする譲歩案を提示、民主も同案を趣旨とすう案を提案、自民・公明受け入れ。
・8月3日:子ども手当、廃止へ…児童手当の復活固まる
 民主党政権の目玉政策である子ども手当の撤回を言明
・8月3日子ども手当10月廃止応じず、岡田・玄葉氏一致・自民「10月廃止」譲らず
・8月4日:子ども手当の来春廃止、民・自・公が正式合意
 結局民主党は子ども手当て所得制限なしにこだわり、自民・公明の妥協案に一旦は賛成したものの、所得制限をつけるくらいなら、子ども手当ての撤回が良いと思ったのでしょう。
 民主党が何故これほど所得制限なしに拘るのか、以下は多分民主党政権の意見を代弁したと思われる
厚生労働省の説明の説明です。
Q:子ども手当は所得制限を設けない理由は何ですか。高所得者優遇となっていませんか。
A:•子ども手当は、次代の社会を担う子ども一人ひとりの育ちを社会全体で応援するという理念のもと実施するものであり、家計の収入の如何にかかわらず確実に支給されるよう所得制限を設けないこととしています
(野党やマスコミの言うように、子どもは家庭で育てるものだと言う批判や、当事者の和若い人達の、金の支給より幼稚園、保育所の充実をして欲しいと言う議論は置いたとしても、今のような財源不足で計画通りに2万6000円が払えない状況なら、収入の低い人達に確実に支給されるべきと言うのが常識と思うのですが。)
•また、子ども手当の創設とあわせて、年少扶養控除(15歳以下に適用)が廃止されることとなっていますが、所得控除は、同額の所得を控除した場合、高所得者に適用される税率が高いことから、高所得者の負担軽減額は大きい一方で、低い税率の適用される低所得者の負担軽減額は高所得者より小さくなります。
 (子ども一人で、収入1000万円の場合と、収入500万円の場合を取り上げ年少扶養控除のある場合とない場合の収入に対する税額のアップ率を概算してみましたが、1000万円の場合は1.5%と、500万円の場合のほうの負担が増えるようで、厚労省の説明と逆の数字になりました。)(*注記参照)
 子ども手当は、相対的に高所得者に有利な所得控除から、相対的に支援の必要な人に有利な手当に切り替えるという「控除から手当へ」の考え方に沿って実施するものです。
 このため、税制改正も含めた全体の政策をみた場合、高所得者優遇ということではないと考えています。
(先の計算のようにでは高所得者優遇の可能性も大きいこともあると思うのですが。)

 厚労省も民主党の言い分がよく分からないままにQ&Aを書いているようですが、上記の説明を見ても何故次代の社会を担う子どもの育ちを社会全体で応援するという理念で何故家計の収入の如何にかかわらず確実に支給されるよう所得制限を設けないこととたのか良く判りません。
 それでネット上のQ&Aを見て見ますと、
・子どもを育てる最終的な責任は家庭ではなく、社会および国家にある
・これは社会主義や共産主義のやり方だ、共産主義社会では子供は国家が育てる(事実共産党、社民党は所得制限なしに賛成)
・金持ちに子供手当てを配らないと、「私は国家から子供の養育費用なんかもらってないので子どもを育てる責任はない」と言うことになる
・子ども個人に支給するものなので親の収入は論外だ(事実は子ども手当てを親が貰い管理する)
・国民の所得の把握に手間がかかる
・「1000万」が年収でなく課税所得だとしたら、該当者はほとんどいないから、所得制限する意味がない
と言う意見がありました。
 私は厚労省や一般の人達の常識?を読んでも、予算が有り余るのならともかく、予算が厳しいとき、子どもを社会が育てると言う理念のために、何故暮しの裕福な家庭まで子ども手当てを出すのか判りません。
 ただこの一連の報道を見て直ぐに思いついたのは、日教組、全教の皆でお手手繋いでゴールの考え、それと子どもテストに皆100点を与えると言う考え方です。
 それにしても子ども手当て所得制限をつける位なら、マニフェストの中で最大の公約てげある子ども手当てを引っ込める(にようにみえる)なんて何故でしょう。
 このブログで訪問された方で御存知の方がおられましたらご教示下さい。

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*注記:子ども手当ての有無による収入による税額負担
 子ども一人の場合で年少扶養控除38万円、その他の控除がない場合で、
・収入1000万円の場合:課税される所得金額、962万円、税額163.9万円、年少扶養控除がない場合、税額176.4万円、収入当たりのアップ率1.25%
・収入500万円の場合:年少扶養控除あり、課税金額462万円、税額49,7万円、年少扶養控除がない場合57.3万円、収入当たりのアップ率1.5%
 僅か一例の試算ですが、少なくとも収入が少ない家庭ほど税金の負担が重く感じることもあることになります。

民主党の体質改善・民主党の若手議員へ

2011-07-27 15:35:27 | 民主党
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 7月22日の産経に拓殖大学大学院教授の森本敏さんの書いた原子力技術の資産失うべからずの中に次のような文章がありました。
相次ぐ長期的展望抜きの対応
 民主党政権が誕生してからこの方、米軍普天間飛行場の移設問題を完全にぶち壊し、尖閣諸島問題では中国の威圧に屈伏、大震災にあたってろくでもない判断を重ねた揚げ句、「脱原発」を言いだした。いずれも、長期的な展望に立たない対応だらけ。
 日米同盟の信頼関係は完全に壊れ、中国、ロシア、韓国からも領土問題で攻勢をかけられ、株価は下落、国の赤字は増え、格差は拡大、国力は目に見えて衰えている。企業は円高、電力不足、法人税、TPP不参加などに苦しみ、海外移転を計画。防衛費やODAなど国力の基礎となる外交や防衛の手段もやせ細る一方。日本の経済力は対象国59カ国中27位、政府の効率性は50位。何という情けない国になったことか。
 問題の根底には民主党の体質がある。若く有為な人材を他党に比べて多く抱えているにもかかわらず、それが総合力にならないのは、それらの識見や行動力が組織として生かされていないからだ。多様な意見を持つ議員たちが政策を議論する政策調査会はほとんど放談会で終わり、政策をまとめても首相官邸に利用されない。
森本さんは民主党の体質改善を訴えていました。
 私も自民党政権時代から、民主党の若手議員に注目して来ましたし、自民党ももっと若手議員を育成、登用しなければ、自民党の将来は先細りになると書いてきました。
 当時のテレビで見る民主党の若手議員の特徴は、良く勉強している、切れの良い話し方、率直で自民党議員からの突っ込みで困った顔をする、そしてその殆どが感じの良い青壮年が多くいました。
 唯一つの問題は、彼らと当時政権党の自民党議員の話しを聞いていると、対立している政策も話し合いで何とか成りそうな気がしたのに、森本さんが指摘したように、彼らの意見が殆ど通らずに、党は相変わらず筋の通らない主張を繰り返してがっかりさせた場面が多くあったことです。
 私は安部さん、麻生さんの選挙で民主党が大勝した原因の一つは、マスコミ、特にテレビの反自民キャンペーンだと書いてきましたが、テレビで良く見る民主党の若手政治家の人達が広告塔になり、民主党に若さと清新さを感じて投票した人達も多かったと思っています。
 私が注目している民主党若手議員のかなりの人は松下政経塾出身者ですが、その塾長の佐野尚見さんが読売新聞のインタビューで次のようなことを言っていたそうです。
・多くの政治家を送り出している身として、政治の混乱に責任を感じる
・政権交代も、その後の「ねじれ国会」も結構だ。然し意見の違う政治家が、様々な角度から議論し、最後は政治家の見識によって、日本が抱える諸問題を打開してくれると期待していた。
・議論はいつまでもまとまらず、期待は外れた。私の耳にも「政経塾出身者は理屈ばかり」という声がたくさん届く。きます。
・松下氏は、会社も国も、しっかりとした理念の下で生産性を高めることが大切だと説いた。
・被災者が1日1日を必死で生きている時、なぜ、何も決められないのか。「こんな国をつくりたい」という理念がないから、政策がぶれるのだ
・今こそ、党利党略を超え、スピード感を持って、この困難に立ち向かってほしい。

 私は松下政経塾の佐野さんの言う理念を民主党の若手政治家たちも持っていたと思います。
 それは残念ですが、国のためと言う理念でなく、折角得た政権を自民党に渡さないと言う理念だったと思います。
 それが不信任案の問題で、鳩山さん、菅さんの間に決めた条件の中に、自民党に政権を渡さないの項目があり、それにうっかり皆が乗ってしまったのだと思います。
 同じ理由で鳩山・小沢さんの「政治と金」の問題、鳩山さんの大チョンボにも、菅さんの思いつきにも、ごく少数の若手政治家が発言するだけで、多くの人達は口を瞑っています。
 そして野党時代にあれだけ多かったテレビで若手政治家達の出演がめっきり減ってしまいました。
 最近では余り見かけませんが、一頃目立っていたのは小沢さん支持の原口一博さんや、川内博史さんくらいでした。
 川内さんは小沢さん支持ばかりの発言で政策などで突っ込まれるとすぐ黙り込む、原口さんは政策面で一意見持っているのに、民主党の有田芳生さんの「豹変能力と信念。原口一博さんは不信任案に「反対」→「賛成」→「反対」。民主党の某人物「朝昼晩、3人の原口がいる」のツイッターで有名になり、最近影が薄くなっているようです。
 私は小沢さん一本槍の川内さんと違って、原口さんはまだ政局よりじっくりと政策に取り組めば自分で言わずとも担ぐ人が出てくると思うのですが。
民主党の体質改善の道
・佐野さんの言うように、国の在り方と言う同じ基本理念を持つ人が集まること
・そのために旧社会党的な考えの人、「支配階級から搾取される労働者」と言う考えを持つ組合と縁を切ること
・そして若手政治家のまともな政策を受け入れる体制を作ること
・今までのように政権奪取のために手段を選ばず、人気取りの公約を作り、主義主張が全く違う政党や労働組合、韓国、北朝鮮関係の団体の人達とも手を伸ばすなど止めること。(心ある民主党議員も与党になり政務三役になって、森本さんの指摘する日本と民主党の惨状から多くのことを学んできたはずです。)
・森本さんや佐野さんの言う長期的な視野に立った理念を持ち、政策で反対党と競う政党になって欲しいし、その積りになれば出来る力もついて来始めたと思います。
 これからの民主党の中心は、鳩山、菅、小沢の各氏などのベテランではなくて、若手政治家が中心となるべきだと思います。
 選挙で大敗の反省もないように見える「みんなでやろうぜ」をスローガンにする谷垣さんを総裁に選んだ自民党、それでも若返りの進んだ自民党と、民主党のどちらを選ぶかは別として、国民の選択の余地が増えるのは良いことで、この意味でも民主党の若手議員は頑張って貰いたいと思います。す。

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不思議な民主党

2010-12-13 15:50:42 | 民主党

 最近の民主党の動きには首を捻ることばかりです。
党分裂避けるべき…小沢氏が鳩山、輿石両氏と会談
 民主党の小沢一郎元代表は12日夜、東京都内のホテルで鳩山前首相、輿石東参院議員会長と会談した。
 小沢氏の国会招致問題について、岡田幹事長が13日の役員会で意見集約する方針を示していることに対し、多数決などの手段を取って党分裂につながるような事態は避けるべきだとの考えで一致した。
・国民から全く信頼を失った鳩山さんが党内でまだ影響力があると思っている、小沢さんと民主党員?
 鳩山さんは普天間基地問題の素人の私でも首を捻っていた「国外、少なくとも県外」の問題発言を繰り返し、国にとっても民主党に取っても完全なデッドロックに乗り上げさせてしまいました。
 それが今の管政権に取っては同問題と、それから発生したとされる尖閣諸島問題、北方領土問題などとても背負い切れない重荷になっています。
 それと同問題に対する鳩山さんの「海兵隊を含む抑止力について学習した」と一国の首相としては考えられない発言。
 議員辞職発言の撤回などなど、国民の殆ど大多数は彼の言うことを信用していないと思いますし、彼が発言すればするほど民主党のイメージダウンに繋がっているようです。
 窮地に立った小沢さんが(多分内心では小馬鹿にしている)鳩山さんでも縋るのは判りますが、その他の民主党員の何人が鳩山さんを信用しているのでしょうか。
すが。
前々から国会招致があれば、進んで出席すると言ってい小沢さんの変節?(小沢さんに就いては前回のエントリーもご参照下さい。)
 所が今は「仮に衆院政治倫理審査会をクリアしても野党は証人喚問を要求して来るだけだ」として岡田さんの国会招致受託の要請を拒否しています。
 小沢さんというこの道のベテランが、このようなことがあるのは当初の「国会招致受諾」発言のとき分かりきった筈だと思うのですが。
 三者会談で党の分裂を避けるためには、国会招致を受け入れ、そして(多分党の方針である)証人喚問を拒否し、党内が一致団結してことに当たるべきだと思うのですが。
 小沢さんの発言が真反対に変わった理由として唯一想像できるのは、検察審査会の議決の効力停止などを申し立てた特別抗告に対し、 最高裁で棄却されて、起訴が決定的になり、作戦の変更を余儀なくされたのかも知れませんが、仮にそうだとしても発言のブレについて党員に説明すべだと思います。
・社民党の福島さんに「私がぶち切れなくてすむようによろしくお願いします」といわれても社民党と連携強化を図る菅政権?
 これは勿論民主党が決めた防衛大綱の中の武器輸出三原則の緩和反対、普天間基地の県外移設の主張に付いて、福島さんの言う通りにしてくれと言っているのですが、党内には社民党との連携で「安全保障政策が骨抜きにされかねないとか、「社民党に3原則で譲ると、二歩、三歩と譲らなければならなくなる。安全保障政策で歩み寄れないことを首相は分かっているのか」との声が出ているそうです。
 武器輸出三原則については、また私の言う政治家の先送り手法でなんとか凌げても、普天間基地問題は今の儘では固定化に繋がり、今後何か周辺で事故や事件が起これば、政治家やマスコミの攻撃の種のなるのは間違いないと思います。
 報道によればオバマさんも、来年春まだの何らかの進展を遠回しに要求したそうで、県外移転を主張する福島さんを抱えて、民主党と政権はどのように処理して積りなんでしょうか。
 小沢さんは今回の茨城県議選で惨敗すれは、党内で大きな動きになる、その時の自派の若手の活躍を期待すると言って居ましたが、候補者約23人立てて今までの6議席か取れない大惨敗をしました。
 その一方岡田さんは今日役員会で小沢氏招致について議論するとしているそうです。
 前にも書きましたが、日本は未曽有の経済危機、民主党は政権陥落の危機にこの有り様では正に烏合の衆です。
  小沢さん支持グループの人達は自分たちのやっていることは、世論とはかけ離れた民主党と言う密室のなかでの争いであること、そして口では大義名分を唱えていても内心では次の選挙のことを考えているる人達は、そんなことをしている自分たち自身が選挙区の人達からどう思われてていることを知るべきです。
・民主党本部内紛に何も言わない地方支部の人達?
 麻生政権末期のときもちょっとした内部紛争がありましたが、その時は都議連を始め地方支部の人達からの自民党本部へクレームが報道されていましたが、今回の民主党の内紛は自民党の内紛に比べてはるかに深刻なのに、地方から党本部への抗議の声が報道されていないのは何故でしょう?

 (12日13.00現在記)

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反転攻勢か?窮地に立った小沢さん

2010-12-12 06:31:30 | 民主党

 11日、福井県越前市で開かれた同党衆院議員のパーティーでの小沢さんの挨拶に対して、読売と産経は小それぞれ沢さんが強気か弱気か二つの見方をした報道をしています。
  読売のやましいことはない…小沢氏、政倫審拒否の姿勢
 
 民主党の小沢一郎元代表は衆院政治倫理審査会(政倫審)への招致を拒む考えを重ねて示した。これに対し、岡田幹事長は13日の役員会で招致を決める姿勢を崩さず、党内の亀裂は深まっている。
  小沢氏は「私事で多くの同志の皆さんに大変ご心配、ご迷惑をおかけしていることをおわびする」と、招致を巡って党内が混乱していることを謝罪した。
 一方で、「自分の姿勢と政治生活において、何も、一点もやましいことはない」と述べ、招致拒否の姿勢を強調した。「今後も民主党の政治を成功させるよう、一兵卒ではあるが全力で頑張っていきたい」とも語った。
  どちらかの言えば反民主党的な立場の産経の窮地に立つ小沢氏に迷い 「同志に迷惑をかけた」と謝罪 離党後の展望開けず
解説的な記事です。 (読売の記事とダブル所は省略しています。)
  国会招致問題で渦中の小沢一郎元民主党代表は11日、同党衆院議員のパーティーで珍しく謝罪した。岡田克也幹事長らとの亀裂が決定的となりつつある中、離党-新党結成も視野に入れているという小沢氏。だが、多くの野党は小沢氏との連携に冷ややかで、離党後の展望は開けない。逆に党に残っても政治資金規正法違反事件で強制起訴されば求心力の維持は厳しく、進むも退くも苦難が待ち受ける。そんな小沢氏の迷いが謝罪の言葉となってにじみ出たのかもしれない。
 自民党の森喜朗元首相は11日のテレビ東京番組で、民主、自民両党の大連立に小沢氏が関与するのなら反対する考えを示した。
 小沢氏は8日の会合で新党結成を視野に入れた発言をしたが、多くの野党は小沢氏との連携に否定的だ。自民、公明両党幹部は11日、政倫審よりも強制力のある証人喚問への小沢氏出席を求めた。
 「民主党の政権を何としても成功させたい」「国民の生活を大事にする政治を民主党政権で実現したい
 小沢氏はパーティーで「民主党政権」の維持を強調した。自らの置かれた窮地を悟った小沢氏が、離党説を打ち消そうとしているようにも見えた。

[外野から見た小沢さんの考え方]
 小沢さんとは是々非々の立場を持っている積りの私の見方です。
・小沢さんは国会の招致があれば出席すると言っていました。
 その招致を決定する民主党内での招致反対は党内事情ですから、小沢さんなりに筋が通っているのでしょう。
・然し小沢さんは代表選で破れ、反小沢を掲げて勝った菅さんが決めた岡田さんが幹事長になったのですから、文字通り民主主義が党是の民主党ですから、たとえ自分に不利でも党の方針に従うので当然だと思います。
・小沢さんは「一点もやましいことはない」と言っていますが、それなら民主党政権が苦境に立っているときに、「民主党の政治を成功させるよう」に党の方針の国会招致に応じるのも当然のような気がしますが。
・常識的に考えても小沢さんの資金集めやその使い方は合法的かも知れませんが、法の精神に反しているように見えます。
 これを突かれれば小沢さんのイメージが限りなく落ちるのを心配しているとしか思えません。
・逆に言えば、前にも書きましたが、国会に出て説明をしても、「起訴されている身であるからこれ以上のことは言えない」と言えば済むことなのに何故出ないのでしょう。
 これに対して説明不足だと野党が騒いでも、本人が言わない限り党としても政権としてもどうしようもないのですから。
・小沢新党の結成の話しもありますが、今までの例から言ってどれだけの人達が彼に付いて行くのでしょう。
 増して大政党の中枢にあって、党の金を自由に使えて始めて彼の力が発揮できるのに、小会派になってどれだけのことが出来るのでしょう。
  後は産経の言うように、どの政党と連立を組みそしてどうしようとするのでしょう。
・そして産経の言うように、「離党後の展望は開けない。逆に党に残っても政治資金規正法違反事件で強制起訴されば求心力の維持は厳しく」なるのは間違いないと思います。
・残る道は
 小沢さんの年齢も考えると、一発大逆転を狙って、世論の批判も無視して、菅さんを引きずり降ろし、党の代表、首相になるのか。
 それとも小沢支持グループの言うように、菅内閣を担いで全面的に協力する、詰まり国会招致に応じるしか道しかないような気がするのですが。
・それにしても小沢さんのような超ベテランが、今のような経済の大激変時にまだ「国民の生活を大事にする政治を民主党政権で実現したい」と言うのはおかしいと思うのですが、今は首相がこれから長く続くかも知れない経済危機に国民にもある程度の責任と負担を訴えねばならぬときと思うのですが。
 やっぱり日本の経済・財政状況はどうであれ、権力獲得のためにはばら蒔き政策もやむなしと言う政治信条は変わらないのでしょうね。

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今頃党内抗争をしていて良いのか・民主党

2010-12-10 07:48:21 | 民主党

 産経の民主党分裂の危機…そして政権は混沌の時代へと の報道の概略です。
・民主党のメルトダウンが始まった
小沢氏が新党結成の可能性に言及
・党執行部は役員会で小沢氏の国会招致への流れを作り、招致に応じなければ小沢氏の処分も辞さない構え
・小沢氏の国会招致を目指す岡田克也幹事長ら党執行部ヘの批判
・岡田氏は防戦に追われた。「小沢氏は政治倫理審査会に出てきて説明するのが望ましい」と改めて主張したが、小沢氏の国会招致に向けて検討していた緊急役員会の開催については「そういう予定はない」と断念する意向
・首相に近い議員からは「政倫審の議決によって小沢氏の国会招致を求める」ことをあえて多数決で決めることも視野に入れ、一歩も引かぬ構えだ。
 政倫審の開催には委員の3分の1以上による申し立てと過半数による議決が必要だが、主戦論者からは反小沢派の議員で委員を固める案が検討
 鉢呂吉雄国対委員長は、公明党の漆原良夫国対委員長に政倫審実現に向けた協力を要請。漆原氏も応じる意向
・反小沢氏の立場に立つベテラン議員:小沢氏が国会招致に応じないときは、「(党が)分裂するならすればいい。そうしたら解散だ」と言い放った。
 民主党の内紛がここまで過熱する背景には、来年の通常国会や来春の統一地方選をにらみ、「菅政権のままでは持たない」との観測が強まる一方、「ポスト菅も党内に見あたらない」という事情がある。内閣支持率も下がり続けているが、誰もが明確な出口戦略を描けていない
 小沢氏が新党結成の可能性に言及した。問題は民主党内で小沢氏と行動を共にする議員が何人いるかという点だ
 しかし、衆院議員のうち六十数人が民主党を離脱すれば、衆院の過半数を割り込むことも事実だ。
・首相は新党改革の舛添要一代表と会談
・舛添氏は8日には小沢氏と鳩山由紀夫前首相、鳩山邦夫元総務相とも会談
・首相と11月18日と会談した与謝野馨・たちあがれ日本共同代表は近く、小沢氏と囲碁をする

[外野から見た民主党の動き]
・小沢さんはついさっきまで、国会の要請がああればそれに応ずると言っていたのに、そしてその時から起訴される条件は変わらないのに、今となって拒否しているのは何故でしょう。
 外野から見れば彼は自分の国会招致と言う不利な立場を利用して、民主党内で得意の権力争いに持ち込もうとしているように見えて仕方がないのですが。
・産経は新党を作ったときに小沢さんについて行くのは60人前後と予想していますが、起訴されることは確実な彼に何人ついて行くのでしょう。
 何故なら限りなく黒に近いと国民が思っている、小沢さんの「政治と金」の問題に頬被りしている小沢さんに付いて言っても、次の選挙に勝てる道理はないからです。
・菅さんの今の不利な立場にあるのは、消費税増税やTPP参加など急に言い出したこともありますが、尖閣、北方領土問題の処理も一つの原因ですが、その基本にあるのは元鳩山首相、元幹事長の小沢さん時代に日米関係をぎくしゃくさせ、その隙間を中国やロシヤにつけ込まれたと言われています。
・今日本は中国など新興国の台頭に伴う経済環境の激変、中国の領土拡大政策、北方領土問題、止まらない少子高齢化にともなう社会福祉のための支出の増大など、解決困難な問題が山積しています。
 そんな今党内抗争をしているときでしょうか。
・政権交代の定着を期待している私としては、もし民主党政権が今のままで政権から陥落すれば、奪回のチャンス限りなく遠くなると思っています。
 何故なら自民党の牛の歩みですが、敗戦の反省から確実に体制一新の道を歩んでいるからです。
・自民党と言えば麻生さんの時にも党内抗争がありましたが、小泉改革の推進と彼らから見れば弱腰に見える麻生内閣への批判と言う政策論争でした。
 今回の小沢支持グループの発言には、この政策論争が全くありません。
 これからみても彼らは小沢さんの党内政局の争いに巻き込まれているような気がするのですが。
・国内外と党内の厳しい環境の中で菅政権と民主党が先ずやるべきことは、党員の団結と、民主党の現実離れしているマニフェストに基づく政策に対する論争だと思うのですが。

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面倒なことは先送り・臨時国会閉幕

2010-12-06 07:12:32 | 民主党

 菅改造内閣として初の国会となった今臨時国会は、補正予算案が成立しただけで、政府提出法案37本の内、成立したのは14本、新聞によれば、秋の臨時国会での成立率は過去20年間で3番目の低さだそうです。
 先送りになったの中には、地球温暖化対策基本法案、地域主権改革関連法案、労働者派遣法改正案、郵政改革法案など民主党政権の目玉政策が目白押しです。
 この他にも菅さんが自ら唱えた、消費税率引き上げや、TPP加盟と農業問題、鳩山さんから引き継いだ普天間飛行場移設など、碌に討議しないまま、臨時国会は閉幕しました。
 この理由について読売の社説
は次のように指摘しています。
・「ねじれ国会」で、法案・政策ごとに野党と連携する部分連合の失敗
・中国漁船衝突事件の対応、北方領土問題対応の失敗→内閣支持率の大幅な下落→公明党から見放された(この両問題の根源は鳩山さんの普天間基地問題処理の失敗により、日米同盟の弱体化と中国・ロシヤにその間隙をつかれた識者が指摘しています。)
・小沢一郎元代表の「政治とカネ」をめぐる国会招致の失敗→も民主党には自浄能力がないとの印象を強めた
・小沢氏は小沢氏支持派の結束を誇示して執行部を牽制する動きも見せている。
・自民党を中心とする野党の仙谷、馬淵両氏との審議拒否
 これを見ますと、(問題だらけまたは大きな問題含みの)民主党の政策の行き詰まりと言うよりは、部分連合の失敗を除いては、鳩山さんの失敗と党内事情だけで今のような非常事態でろくに審議もされずに臨時国会が終了してしまったように見えます。
 詰まり野党の小沢招致の要求、仙石、馬渕さんとの審議拒否に菅さんも民主党も何もできずに、このまま会期を伸ばせば野党の小沢、仙石、馬渕三氏への追求が続き、それに応えれば民主党内の分裂になるばかりだとの思いで、臨時国会を閉じたとのマスコミの指摘が当たっているような気がします。
 これで何時も思うのですが、鳩山さんは論外として、小沢さんとその支持グループは何を考えているのでしょう。
・内外の大きな問題に直面している菅さんの足を引っ張ってどうしようとしているのでしょう。
 今までの小沢さんのやり方を類推して考えると、菅さんを窮地に追い込んで、代表選に持ち込み、小沢さん代表→首相に持って行くしかないと考えているのでしょうか。
・小沢さんは検察審査会の議決により、否応なしに強制起訴されるでしょう。
 しかし憲法では「国務大臣は、その在任中、内閣総理大臣の同意がなければ、訴追されない。但し、これがため、訴追の権利は、害されない」とされているので、小沢さん自身が同意しなければ、在任中は起訴できないというとんでもない事態になります。
 然しそれが通っても国民は小沢さんを支持するでしょうか
 小沢さんを支持する人達は、彼(彼のロボット代わりになる人)が快刀乱麻の働きで、今までの懸案をバッタバッタと片づければ、その内に内閣や民主党の支持率が上がると思っているようです。
 小沢さんが本当に国のため働くとすれば、民主党の公約で言えば、公務員制度改革だけは彼らしい強引さでやれそうですが、今までの公約を無視して選挙民を甘やかすその他のばら蒔き政策の大転換をしなければならないと思います。
  日本の将来のために、国民に取って厳しい政策をとるためには国民の支持がいるし、そうせずに甘い政策を続ければ後記のように日本は完全に「アウト」です。
 然しその前に代表選を勝たねばなりませんが、国民の信頼を全く失った鳩山さんともう完全に見限られた民主党の公約を遵守すると言う小沢さんの勢力が勝てると思っているのでしょうか。
 彼らは自分の地域の人達の意見を無視するわけにはいけませんし、サポーター票は直接選挙に影響します。
 一方菅内閣も今回40%を切る法案の成立しか出来なかった状態が次の国会でも続くのは間違いないでしょう。
 そして年金など社会保障のためには避けられない消費税率引き上げや、TPP加盟するか否かは別として、一部の識者が言うようにこのままでは崩壊するかと言われる農村のために避けて通れないと言われている農業問題、完全に固定化しそうな普天間飛行場移設問題がまた、先送りされそうな状況です。
 TPPは別として、韓国はFTAを米国と締結し、今でも韓国の追い上げに苦しんでいる製造業界から悲鳴が上がっています。
 国内農林水産業の強化を図る政府の「食と農林漁業の再生推進本部」では、改革の中心となるべき(私の意見では農村の癌である)農協の改革のテーマは外されたそうです。
 そしてそして過去の自民党政権と同じように、民主党政権もまた日本の抱えている問題を、自党の政権維持のために先送りしてしまうのでしょう。
 その結果起こる問題は日本沈没です。
 日本の成長期には学者や評論家は、製造業中心の経済に政治が何もしなくて良かったと言う人も多かったようですが、日本と環境がよく似た韓国の例でみるように、今こそ政治の出るときのような気がします。
 先ず民主党は不毛な党内の争いを止めて協力一致して菅内閣を支えること。
 最大野党の自民党は政権追い落としも政治家として当然かもしれないとしても、政権奪取の先を睨んで、長期的視野に立った政策を見直すべきだと思うのですが。
 そしてまた半世紀に渡ってやって来た、(農協問題のよう)ややこしい問題の先送りをしないように

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