20日安倍さんの所信表明演説に対する各党の代表質問賀に立った立憲民主党の枝野さんの演説の中で次のような首を捻る発言が有りました。
「安全保障の問題」
・日米安保条約は日本と東アジアの平和と安定に不可欠だ。然し安保法制集団的自衛権は決して許されない?
日米安保条約は何か事があれば米国から日本を護ってもらう条約です。当然米国の人達も命を賭して戦うことになるでしょう。日本はそれを憲法を楯にして傍観出来るでしょうか。米国民から言えばそんな馬鹿なことしてでも日本の為に戦うでしょうか。日本人が血を流しても戦うので米国もそれで仕方なく支援する気になるのです。勿論米国の本音はそれが自国の為に成るからですが。
日本憲法の第9条です。
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
それは日本の憲法の前文の 日本国民は、(一部省略)恒久の平和を念願し平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、これらの安全と生存を保持しようと決意した。
の考え方に基づいています。
今の東アジアの国の全てが「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」できるでしょうか。
共産党や社民党ならともかく、野党第一党の党首の枝野さんなら、日本国憲法が少なくとも占領中の米国の影響の元に作られた事を百も承知で言っているような気がするのですが。枝野さんがそう言うのはそんな現実離れした日本憲法だが日本が作ったのだから護れと言うのでしょうか。
「原発ゼロの推進」
私は「温暖化と原発問題」で 2016年度の電源構成は再生エネルギー14.9%に対して火力81%、再生エネルギーの電力量と同じ量の火力が要ること→電気料金の高騰→起業の競争力の低下の問題。火力81%の使用に伴う地球温暖化→それに伴う異常気象に依る災害とそれに伴う復旧費の増加。その一方、今の原子力利用委員会の基準に依る原発の事故発生の確率は限りなく低いこと。原発ゼロ表明のドイツでは風力、太陽光の充実に行き詰まっていること。自然エネルギー補完の火力発電の体制のために余剰電力量を破格の値段で他国にゆずっていること。ドイツでは万一の時は近隣諸国に頼れることなど書いてきました。
枝野さんはこの問題の工程表を通常国会に提出すると言っています。これは今までの言うばっかりの民進党と違っているのは良いですが、自民党、電気事業者連合会からの反対に耐えるだけの議案を出せるでしょうか。
「教育の無償化」
枝野さんは大切なのは全ての子供が等しく対象であること。親の年収や施設の種類で限定や差異をつけるべきでない。 と言っています。
施設の種類による差異は安倍さんもその積もりはないと言っていますが、問題は親の年収での差異の区別化です。
日本は兆を越える借金を持っています。それでも国民に負担を強いる所得税増税をしその分を教育の無償化にも使おうとしているのです。
そんな時世で高所得者の家庭でも無償化しろ?そんな馬鹿な!!
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