1.安倍さんへ
1月21日の私のブログで、柳沢さんの選任と彼の「ホワイト・カラー・イグゼンプション」の法案保留についての彼の首を捻るような発言について書きました。
安倍内閣の支持率の低下
小泉さんの時からそうですが、彼がついてないのか、それとも彼自身に問題があるのか、何故か彼についておかしな事が続くようですね。。
彼にどう対処するのか知りませんが、どうかしなくてはまたいつか何をしでかすか判らないと思いますが。
2.小沢さんへ
新聞で柳沢さんのことで社民党の福島さんなどと塩崎官房長官のところへ申し入れに行く写真を見ました。
彼の失言の揚げ足をとっては政争の具としたり、議会運営で有利に立つには願ってもない材料と思いますが、この事自体はレベルとしては全くの低次元なことで、将来、首相になるべき人が自身で動くのはみっともないと思います。
第一、万が一自民党が野党になったとき、こんなことで安倍さん自身が、動くでしょうか。
社民党ならいざ知らず、人材豊富な民主党には、これについて動ける人材は何人もいると思います。
小沢さんには こんなことは下に任せて大きな政策論争をして貰いたいと思うのは私だけでしょうか。
それと、念のために言って置きますが、この前のように、こんな事で審議拒否などしてまた民主党の支持率を下げないようにした下さい。
3.女性の「責任」について
柳沢さんの発言は論議の余地のないことだか、その趣旨は少子化に向けて、女性の「責任」を問うたものとして、一考に値するものだと思う。
日本はマスコミを中心として国中が、強いものに厳しく、弱いものいや、過去虐げられたものに対しては甘い傾向がある。
例えば、いじめに関しての批判では、政府、与党、企業、教育委員会、学校、教師、家庭、生徒の順で攻撃の鋭さが鈍ってきている。
そして、「いじめ」の一番根っこの問題は家庭にあると判ると、急にトーンが下がってきて、最近は家庭への批判の声が殆ど聞こえて来なくなる。
そして「いじめ」にも大きく関係している、教育基本法改正や、教育再生会議の答申にについては、態度を一変して、鋭く迫って来る新聞社もあるようだ。
女性についていえば、過去に男性より弱い立場に置かれたとして何に付けても、「彼女らへの責任」を問う声は殆ど聞こえてこない。
一番の良い例は農村の花嫁問題で、嫁不足で困っている若い男性のことについては良く報道され、テレビに出ても、農村の人口の半分を締める女性が全くと言って良い程テレビの画面に出て来なかったのは不思議な現象だ。
考えて見れば、女性も立派な一人前の人として、農村を担う「責任」もあるのを無視した報道で、このような扱いはは一種の女性差別と思えなくもない。
少子化に関して言えば、勿論、種々の社会的問題もあるが、現実問題としては、出産そのものと、陣痛や生みの苦しみ、母乳の授乳など、男性がとって代われない負担を考えると、出産の意志決定には、やはり女性が一番大きな役割を演じ、またその特権があるのは当然で、それに伴う何らかの「責任」を感じて貰わねば、少子化問題の解決は難しくなると思われる。
これについて思い出したことがある。
私たちの英語のクラスで、米国人の講師がいかに日本の女性が男性以下に扱われているかと熱弁を振るったあと、クラスの女性達にもし生まれ変わったら、結婚する相手に、日本人と西欧人のどちらを選ぶかと聞いた。
そして、全員の女性が日本人の夫を選ぶ方に手を挙げたのを見た、講師の唖然とした顔が今でも忘れられない。
これを書いている私は家では完全に妻の支配下にあるように、日本の殆ど全ての女性が少なくても家庭では、(見た目には亭主関白のような家庭でさえ)、実質的には男性より優位の位置を占めているのだ。
い換えれば、女性にはそれだけの「責任」もあると言う事だ。
マスコミは柳沢さんの失言の追求は厳しいが、彼が言いたかった少子化の基本的な問題である「女性の責任」については農村の花嫁の例のように、全く触れようとしない。
しかし、マスコミがなにも言わなくても、野党が彼の失言を政争の具としてだけでしか取り上げなくても、女性が(その出る結論はどうであれ)少子化に対する自分の「責任」について良く考えて貰いたいものだ。
女性の役割と少子化
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