維新人気もう陰り…目玉公約に「地方偏重」批判 (読売新聞より)
新党「日本維新の会」が誕生し、早期の衆院解散・総選挙を見据えて活発な活動を展開している。
ただ、実現性の低い政策を掲げたことや、大阪に本部を置くなど党運営上の問題を抱え、早くも人気に「陰り」が見え始めた。既成政党からは同党の失速を指摘する声もあがっている。
各種世論調査では、維新の会に対する支持の頭打ちを示すデータが出始めている。一部報道機関の9月の調査では、「維新の会に期待する」との回答が前月から15ポイント近く下落。特に首都圏での支持の伸び悩みを示す調査結果も公表された。
こうした「陰り」の原因は、政策にあるとの見方が出ている。同党は次期衆院選の目玉公約に、消費税の地方税化や、衆院議員定数の半減などを掲げたが、地方税化には「地方偏重」、定数削減には「人気取り」といった批判があり、実現性が乏しいと指摘されているからだ。
[私の意見]
・橋下新党の陰りの主な原因は維新八策
橋下新党の陰りについてZakzakは
“橋下新党”崩壊危機!存在感薄れ…小沢と組む最悪シナリオもでその主な理由として安倍さんと新党との連携戦略が危うくなったしていますが、安倍さんの行動は誰にも分かりきったことで、橋下さんも予測の上で動いていたと思うので、上記の報道はほぼ的はずれで、やはり読売が指摘するように(私の 言う全国レベルの)公約に無理があったのを国民も知っていたのが大きな原因の一つと思います。
・橋下さんの問題のツイッター発言
心配性の私が心配するもう一つの大きな原因は彼のツイッターの発言にあると思います。
・少し昔では大飯原発稼働の野田さんの方針に対して倒閣宣言、一転稼働容認、敗北宣言。
・ネット情報で私が見た訳ではありませんが、外国人参政権容認発言。
・最近では竹島の共同使用の発言。その批判に対して手段としての国際司法裁判所への提訴。竹島の韓国化反対が条件だの釈明ツイート。
23日のNHKスペシャル「対立を克服できるか~領土で揺れる日中・日韓~」と言う番組で韓国側の説明では竹島が韓国の独立のシンボルとして扱われていることが判りました。
私は勿論韓国側の主張に反対ですが、橋下さんは竹島の共同使用を主張するのなら、韓国がそれに乗ってこない現実に対してどの様な対策を取るべきか。韓国を乗り気にさせるためには竹島で象徴させられる韓国の建国の(私の意見ではでっち上げられた)大義の問題を日本としてどう対処すべきまで説明しなければ、橋下さんの共同使用論は机上の空論であり、ことに依れば今後の日韓の交渉の障害の一つになるのは間違いないでしょう。
橋下さんのツイッター発言は政治家の発信方法の一つとして、他の政治家も見習うべきと思いますが、私の心配のように我と我が足をヒッ張らないようにすべきだと思うのですが。
・公約は公務員制度改革など出来ることに絞れ
私は橋下さんへ下記のようなツイートを書きました。 (勿論、残念ながら橋下さんの耳に入っていないと思いますが。)
・橋下さんへ。(選挙公約ではない?)船中八策最新版に批難集中。公約は公務員制度改革や政治主導の行政改革一本に絞り、他の政策は是々非々、採決の際は党議討議拘束を外す。理由は橋本さんの今までの業績はこれしかないこと、それに対して人気を得ている。そして日教組・自治労以外皆賛成。#橋下 (9月15日)
・橋下さんは分を知るべき、彼の業績は大阪府・市の合理化だけ。維新の会の公約は公務員制度改革に絞り、国会の他の政策の議決の時は、八策の線に添って自主投票なら皆安心する。RT@ishiitakaaki 。どんどん時間が経つほど、維新は自滅・分解していきそうです。 (9月23日)
私は読売の解説記事をみても私の提案は橋下新党の今後の方向に決めるのに最善ではないかもしれないが少なくとも次善の策であると思うのですが。
理由は橋下人気の源は、安倍ー麻生内閣の公務員制度改革の失敗→それを批判して政治主導の行政改革の看板を挙げて華々しくスタートした民主党政権の失敗→ただいま現在全く停止状態→そして橋下さんの強引な大阪市・府の改革の成功です。
もう一つの理由は読売が指摘するように、全国レベルの政策への猛烈なマスコミの批判ですし、私もほぼ同意見です。
それで新党発進後、何時始まるか判らない選挙に間に合わせるために、公約は橋下さん得意の公務員制度改革、政治主導の行政改革と、他に教育改革など自信のある政策に絞り、他の政策に就いては、議決の際は維新八策の基本線に添っての党議拘束をかけない自主投票にするなどユニークのやり方に就いて、批判もあるが向こう受けするのは間違いないし、変な政策で国会を混乱させたり、自党への信頼を無くすより遥かに良策だと思うのですが。
そして私の提案の最後の良い所は、この公務員制度改革、政治主導の行政改革には、主要な政党は全党賛成なことです。
維新の会と連携のあると言われる安倍さん率いん自民党、政治主導の行政改革で行き詰まりの民主党、増税前にやることがあると言う小沢さん、これを党是といるみんなの党などなど。
特に次のエントリーで書く予定ですが、安倍内閣時代に本格的に公務員制度改革を始めた安倍さんとの協力は大きな力になると思います。
橋下さんへ
発足間近の次の衆院選では、批判だらけの政策は綱領程度にして、自分が得意な分野だけの公約に絞って見てはどうでしょうか。
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