・定年後も有意義な一生を送ろう
なんて偉そうなことを書いて居ますが、そう言う私の定年後の歩みを見て下さい。
・海外の技術者教育支援のボランティア団体に参加
私の性格から主として裏方の仕事に従事
・英字新聞輪読会に入会
上と同じに皆が行き詰まったときに助言する程度
・クラシックギターの会に入会
メロディーを担当するのは他の人に任せ、私はあまり面白くない伴奏を担当するセカンド、サード
・川柳の会に入会
名前だけは代表だが、仕事は例会の進行、句会の清書、会計など雑務ばかり
・現役から引き続いての登山
若いときからの単独行が主だが要請があれば希望者の案内
そして80歳でボランティア団体を引退して念願のブログを開設。
上記の私の評価と言えば御存知のようにブログへの訪問者が500人から1000人を少し超えるだけで判るように、その成果は知れたものです。
然しそれも自分の性分にあった地道なことばかりですが、それなりに生き甲斐のある仕事もして来ました。
・やればやっただけの果実が得られる
・私なりの生き甲斐のある暮しが送れたのは大きく言えば英語がそれなりに出来たことと、私の健康管理が(今の所までですが)上手くいったことです。
・私は通勤と夜学の通学の電車の中の時間潰しに本を読んでいたのですが、今のBook-Offのように105円で文庫本が替える時代で無かったので、読むのに時間がかかる、つまり安上がりで読める、英語の小説の原書を読むことにしました。
然し継続と言えば恐ろしいもので1日1時間×通勤日数×約20年間の読書量で培われた英語力を買われて、当時は珍しかった会社の正式の資格では旧中卒の私が抜擢されてブラジルへ長期出張、それからイラン、シンガポールと続き、その実績を知っている前記ボランティア団体の責任者に引っ張られたのです。 (但しご想像のようにヒアリング、リスニングはさっぱり、英検4級でもやっとでしょう。)
継続とは恐ろしいもので、登山、ギターも現役時代から始め仕事の都合で中断の機会がたびたびありましたが、定年までにはグループの上位程度まで上達するものです。 (但し私程度の集中度では指導者にはなれない。)
川柳の仕事の関係でパソコンを使えるようになったのが、高齢者の多い川柳クラブの雑務を引き受けた理由です。
・定年後も有意義な一生を送るにはまず健康
・私は生れて直ぐのときに化け物屋敷ならぬ「できもの屋敷」と言われた虚弱児童でした。
そして肋膜、盲腸、白内障、前立腺肥大、虚血性脳梗塞など一通りの病気をして来ました。
然しこれらも何とか乗り越えて、団地内でも同年代で元気なのは私だけです。
その理由は私の商売が設備保全の技術・管理者の経験から設備と人体の故障と健康の維持の法則が良く似ていることに気づき実行して来たからです。
・定期的な診断を欠かさないこと
・悪いと判ったら直ぐ医者にかかること
・症状(故障)の原因と対策を知って置くこと
・病気(故障)に対して良い医者(技術者、技能者)を調べて置くこと、彼らが全て良いとは限らないので、患者の出来るのはその選択だけ。 (その代わり医者が間違ってもクレームは付けない)
と言う原則を守り盲腸以下の病気は早期受診、地域の名医を選んで今までやって来ました。
・それと登山の経験から気温の変動には小まめに着替える慎重さで、風邪一つ引かずにいままで来ています。 (唯一の例外はひるね中に暑がりの娘がクーラーを入れて風邪を引いたくらいです。)
・登山と言えば中高年にありがちな難しい山に登るための重装備のため腰や膝を痛めたと言う話しを良く聞きます。私も定年少し前に春山に行こうとしてピッケル、アイゼンなども揃えた所で、海外出張のためオジャンになったのが、今でも足腰が弱っていないという幸運もありました。
もう早くからお気づきでしょうが、私の定年以後も元気で過ごして社会のために少しはお役に立っているのは、単なる偶然からです。
もう一つは私が戦後の復興から高度成長時代、(休暇も流し、残業をして働く人より成績が落ちるのも承知で)山登りに連休を取ったり、定時に上がって夜学に通ったりできた良い時代を過ごしたこと。
そして少しばかりの幸運に恵まれたからで、少しも自慢になる話しではありません。
然し今は成果主義、ブラック企業でも成立すると言う厳しい時代です。
だからこそなお一層高齢者予備軍の方々は、私のような成り行き任せでなく、自分からしっかりした定年以後を見据えた生活設計をする必要があると思います。
特に健康管理からも重要な中年の方がた、そして会社でも主要な地位におられる方達こそ私の経験を参考にされていただきたいと思います。
このようなことを書いている私の娘が小学校の教頭になったとき癌で亡くなりました。 閉経期の異常を仕事の忙しさから一時的なものと無視して、やっと病院にいったときは手遅れになっていたのです。
中年の方々は仕事も大切ですが、我が身はなお大切です。
どうぞ私の貧しい経験を参考にされて私の娘の二の舞にならないようして戴ければ幸いです。
このブログが少なくとも当面は最後のエントリーになると思います。
長い間ご訪問を戴いた方々、貴重なご批判やご指導を戴いた方達に改めてお礼申し上げます。
皆様方も健康にご留意の上ますますご活躍されることを祈っております。
有り難うございました。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
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