昨夜NHKの「青春リアル」で「ドクターコールで手を挙げない医師を、どう思いますか?」と言う投書番組がありました。 (上記資料に投書のすべてが纏められています。)
「かんちゃん」と言う人の、下記の質問について約350通のメールが寄せられたそうではす。
今年の夏、飛行機の中でのこと。客室乗務員から「この中に医者はいらっしゃいませんか」とドクターコールがかかりました。誰も呼びかけに答えませんでした。
そして私も、手を挙げませんでした。医学生として何かできることがあったかもしれないのに、「失敗したら責められるのではないか」と思うと怖くて出て行くことができなかったのです。
私はこれまで「目の前の患者さんを助けたい」という気持ちで一生懸命勉強してきました。
しかし、一度ミスをしてしまったら医師として再起不能になってしまうのではないかという恐怖が襲ってきて、働いていく自信がなくなってしまいました。
先輩医師に話を聞くと、何かあった時に訴えられる事を恐れ「新幹線や飛行機でのドクターコールには出ない」と決めている医師も多いそうです。
どうしてそんなふうになってしまったのでしょうか?
医学生として、これからの医師のあり方を考えておきたいんです。
みなさんは、ミスを恐れて「ドクターコール」で手を挙げない医師を、どう思いますか?
これに就いて賛否両論、医学生はこのような時に手を出すべきでない、日本の社会の在り方、モンスターペイシェントの発生、何故医師になったか、医者と患者の責任など色々意見が出ましたがNHKは最後に、
・患者の権利保護を目的とする弁護士の団体からドクターコールにに伴うトラブルに関するクレームは全くないと言う話
・このような緊急事態での医療ミスに就いて法的に罪になることはないこと
・然しこのような善意による緊急時の医療中のミスに就いて医者を保護する法の整備が必要
・多くの医者は自分の職業に誇りを持っており、難しい状況でも人助けするのは当然と思っている
と上手く纏めていました。
「私の意見」
・医師も人だからどんな優秀の人でもミスを起こすのは当然だ。 (勿論ドクターコールの場合止むを得ない不完全な医療が起こるのは当然だ。)
それで余程酷い大間違いをしない限り、訴えたり逮捕したりしていては、外科、産婦人科、小児科の医師がいなくなるのは当たり前だ。
・患者も自己防衛のためにも医療ミスを防ぐ対策を取ること
・その対策は
a. 自分で健康管理につとめる(特に中年以上は成人病予防につとめる、若い女性は出産に耐える体力をつけておく)
b.定期検診を必ず受験し、不具合が見つかったら直ぐ医師にかかる
症状が軽いうちなら医療ミスの起こる少ないでしょう。
c.問題含みの症状が出たら、少なくとも地域の最高の医師のいる病院に行く
d.医学情報の収集に努める(中年以上の人は特に成人病の情報)、地域の有名な専門医の情報を集めておく
f.病院にかかったら優良患者に徹する
a.からf.までのことは自分のためは勿論ですが、国民として厳しい財政の中で、国の医療関係の費用の削減に貢献という責任があると思います。
g. (それだけの手を尽くして)仮に治療が上手く行かなくても余程のことのない限り、訴えない
理由は前述の通りです。
勿論ドクターコールなど救急医療でトラブルがあっても、余程のことが無い限り運命と諦めるしかないと思っています。
・自分のことは棚に上げて医療機関の責任ばかり問うのは、私の持論ですが戦後以来の権利重視、義務・責任の軽視の教育がもたらしたもので、他人の責任追求ばかりするから、医師不足などで結局自分で自分の首を締めることになるのだと思います。
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