小沢さん支持の人達は小沢さんに就いて剛腕とか経験豊富とか色々とその理由を挙げています。
然しその内容は上記のような抽象的な表現ばかりで、Wikipedia・小沢で見ても彼の剛腕ぶりに就いて、第39回衆院選を、自由主義体制の維持を名目に経済団体連合会(経団連)傘下の企業から選挙資金300億円を集めて勝利。首相である海部をしのぐ権勢や集金力から「剛腕」と称された。
自由民主党総裁選挙での派閥が支持する候補者を決定するため、出馬表明していた宮沢、渡辺美智雄、三塚博らと自身の個人事務所でそれぞれ面談した(いわゆる「小沢面接」)。剛腕小沢」の象徴的シーンとして取り上げられている。と書いているだけです。
私も前記の幹事長成り立ての小沢さんが先輩の宮沢さんなどよ呼びつけているシーンに強い印象を持っています。
その他に小沢さんが安倍さんや福田さんを苛めて、早期辞任に追い込んだことも剛腕に入るかも知れません。
然し彼が政治的にどれだけの業績を上げたのか判らずにいたところ、週刊現代に松田賢弥さんの「存在自体が害悪・小沢一郎はもういらない」の記事に、小沢さんの政治的な業績が書かれているのを見つけました。
以下は(私が勝手に纏めた)松田さんの指摘した趣旨(青字)を取り上げて書いていますが、あくまでも私の意見なので文責(小ブログで文責など恥ずかしいですが)は私にありますのでご了承下さい。
・小沢氏はその「日本改造計画」では小さな政府を目指す自由主義経済を唱えていたのに、小泉さんがその路線を取ると、社会福祉充実という社民路線をを取った。
私は安倍さんが施政方針で小泉改革の継続とと言ったのに対して、小泉改革の見直しまたは脱却にしろ、それから「お友達内閣」と揶揄されたことに対しては、安倍さんの持論の情報機関設置と同じ考えで内閣にも情報網を作り国民から遊離しないようにすべきと書いたことがありますが、小沢さんがその小泉改革の穴を突いて「国民の生活第一」を訴え参議院の勝利で捩じれ国会に持ち込ました。
小沢氏は衆院選で行政改革を訴えて国民の支持を集めた。 私は麻生政権の公務員制度の見直しへの弱腰姿勢、麻生さんが指示した国の出先機関の廃止・縮小は官僚や族議員の反対で頓挫、厚労省分割案の立ち消え、国家公務員の幹部人事を一元管理する「内閣人事局」への組織の移管は人事院総裁の反対で腰砕けなど、あったとき、若し衆院選で負けた時は、彼の上記のような弱腰姿勢が敗因の一つであることを知るだろうと書きましたが、松田さんの指摘のように、国民は民主党政権の政治主導の行政改革のためには、他の公約の見直しをしても良いとの世論調査に見る程の支持を与えました。
松田さんが指摘した小沢さんの業績
・政治倫理審査会の設置(小沢氏は自分の作った審査会の呼び出しに頑として応じなかった。)
・政党助成金制度(この発効後小沢氏関連団体の資金量が目に見えて増えて言った。しかも付帯条件としての企業団体からの献金の全面禁止について言うことはあっても剛腕を振るったことはない。)
Wikipediaより
自由党と民主党の合併の直前に、自由党から13億6816万円の寄付が改革国民会議に対して行われた。改革国民会議は小沢一郎が代表を務めており小沢の関連団体である。13億6816万円のうち5億6096万円が税金を原資とする政党助成金であった。後にこの行為は問題視され、政党助成金法改正案として議論された。
その他にも小沢さんが代表幹事を務めた新生党は新進党に移行する直前に、党本部と10支部に残った資金のほとんどに当たる本来政党助成金として返還すべきき9億2526万円余を、小沢氏が実質的に運営している政治団体「改革フォーラム21」に移した。
・小選挙区制度
現在民主党は小沢路線に添って比例区80議席減を出して居ますが、公明党や少数政党からの少数の人達の意見も反映すべきとの猛反発を受けています。
私は少数政党の言う趣旨を活かし、政党に属さない有名人も参入できるようにすためには参議院こそ比例区をもっと拡大すべきと、書いた事がありますが、参議院も半数毎の選挙以外は衆議院とよく似た既存政党、大政党に有利なやり方をしているので、現在の衆院も参院も似たようなねじれ国会になってその廃止論さえ出ているのは小沢さんも責任があるようです。
現在衆議院選を前にして居ますので衆院が問題になっていますが、参議院の選挙制度を先ず改めるべきだと思います。
更に松田さんは前記の小沢さんの著書に消費税増税を謳っているのに、現在は増税路線の野田さんの反発しているように、小沢さんは自分の政策より政局を中心にして、その持論を簡単に曲げている。
だからこれからは引退して「蓄財に専念しては」と書いています。
私も小沢さんは自分の権力拡大には持論の政策も簡単に曲げるし、社民党でも日教組とも組むし、中国に大訪問団を送り、選挙前に韓国大統領に外国人参政権付与を約束するなど選挙に勝つためには手段を選ばないこと。
その小沢さんが民主党内で大きな勢力を持っていることが、今の政局が混迷する原因の一つになっているような気がします。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
↓
政治・人気ブログランキングへ