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Toshiが行く

日記や趣味、エッセイなどで描く日々

こんなこともあるさ

2020年06月16日 05時28分29秒 | 日記
    
                 
     佐賀県さん、申し訳ない。ちょっと期待外れでした。
    アジサイは今が最盛期、また九州では知事さんたちの話し合いで、
    他県への行き来、越境ОKとなった。
    梅雨入りしてはいるが、この日は終日曇りとの予報。
    そうとあれば、お隣の佐賀県まで夫婦連れだって、
    アジサイ観賞へというのは、まあ自然といえば自然な話だった。
         
目的地は神埼市脊振町の高取山公園わんぱく王国・そよ風の丘、
それとそこから車で10分ほどの白木地区。
佐賀県観光連盟が、県内のアジサイ名所の1カ所として紹介している。

    まずは高取山公園を目指すことにした。
    ナビによると、一般道路を利用して1時間強。
    朝6時45分頃出発。まだ出勤前の時間だから道路は混んでおらず、
    順調に走行し、予定通り高取山公園には8時ちょっと過ぎに到着した。

平日の早朝ということもあったのだろう、人影はまったくない。
最初に目についたのは、山の斜面を利用した滑り台やローラースライダーだった。
山裾から山頂まで伸びており、あれを滑り降りるのかと思うとちょっと怖い。
遠くから見た感じではあるが、一種の絶叫マシンではないかと思えてくる。

    さて、肝心のアジサイだ。どこっ、どこにある。
    きょろきょろと周囲を見渡すと、園内の所々、
    あるいは滑り台やローラースライダーがあるあたりの山腹、
    それから道路沿い、そんなところに確かにアジサイはあった。
    花自体は今が見ごろに違いないのだが、アジサイが1カ所で妍を競う、
    「アジサイ園」みたいな想像は見事に外れた。
    仕方なく、あちこちのアジサイを一つずつ撮影することにした。
            
それでは、白木地区という所に回ってみるか。
観光連盟の紹介によると、ここは1998年頃から地区の住民が
川沿いから山の斜面、田畑の周辺、さらに道路に沿って
少しずつアジサイを植え続け、それが今では2000株以上にもなっているそうだ。
ただ標高600㍍の所にあるから、開花が平地より若干遅れるという。
さて、どうだろう。道も結構広いし、舗装もしっかりされている。
やがて、とんがり帽子みたいな急こう配の屋根の家が1軒、2軒と見えてきた。
背振山系だ。雪が結構降るのかもしれない。

    道沿いにアジサイが見える。車を止めて、付近を散策してみると、
    なるほど住民が丹精込めたアジサイが、
    山の斜面や水田の側などに咲いている。
    ただ、やはりこの日はまだ満開ではなかった。残念。
    もう1週間から10日すれば、再訪を促すには十分だろう。

    いささか、期待外れのアジサイ探訪ではあったが、
    自然の空気に触れるのはいいな。そんな価値ある1日だった。