釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】アカメフグのしゃぶしゃぶ

2016-01-17 10:57:00 | 釣魚料理
1月9日(土)の野毛屋さんでの初釣りは3種のフグを11匹。あと一歩で竿頭という出来すぎの釣果だった。

狙いだったアカメフグは37cm、26cm、23cmの3匹が揃ったんで、熟成させてから待ちに待ったしゃぶしゃぶでいただく。


(熟成1週間。その封印を解く。)


(中・小型はもうちょい寝たいみたいだったけど、良かろう。)

昨年末からこれを食べたかったんで、今回は3匹全てを一度に平らげてしまおうと、刺身よりちょい厚く卸して大皿に盛る。


(頑張ったー。)

なんという贅沢な光景か。
外だったら確実に諭吉が数人飛んでいくだろう。
家でこれを味わえるのはフグ釣り師の特権だね。

出汁は昆布とアカメの中骨で取って、具にはネギ、白菜、人参、水菜、しめじ、豆腐に春雨。

浮いてくる灰汁をきっちり取って、中骨からしっかり旨みを煮出すと、出汁から特有の甘い薫りがたってくる。
これで準備は万端。


(集合写真。)

沸いた出汁に、アカメフグの身をしゃぶしゃぶすると、縮んで白くなるにつれてプリッとした弾力が出てくる。


(これ。これだよねー。)

身が完全に茹であがっちゃう前にポン酢に浸けて口に運ぶと、ちょっと厚い刺身くらいの身なのにプリプリの歯応えで、噛めばじんわりと涌いてくる上品な旨み。堪りませんなぁ‼
(*≧∀≦*)

子供達も夢中でしゃぶしゃぶ。
野菜になんて目もくれない。

「アカメフグのしゃぶしゃぶを食べてる中高生はそうはいないからな。」
お決まりの念押しもしておく。

ちょっと多いんじゃない?と、かみさんから言われてた大皿に盛ったアカメの身が、次から次へとしゃぶしゃぶされて消えて行く。


(締めは麺で。)

締めはいつもの雑炊から目先を変えて、ラーメンにしてみた。

スープを掬って各自で塩と粗挽き胡椒で味付けして、麺を啜ると、こりゃイケる❗
子供達から「美味っ!」が連発。
夢中で奪い合うように麺を掬い、替え玉も追加して、スープも残らず綺麗に平らげた。

皆で大満足。
アカメフグへの感謝とともに、釣ってきた父にも感謝してくれ。

「美味しかった。また食べたいね。」
かつて、またフグ?飽きた。とのたまった、かみさんからも満足のコメント。

アカメは釣れてても産卵前の2月までだと健船長が言ってたから、あと1回狙えるかな。

・アカメフグのしゃぶしゃぶ
・アカメフグの出汁のラーメン



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【感】アカメフグのカットウ釣りを確信する

2016-01-14 12:06:00 | 釣り
トラフグに並ぶと言われ、養殖ものが相手であれば確実にそれを凌駕するだろう食味を持つアカメフグ(本名はヒガンフグ)。


(始めて釣ったアカメたち。これが始まりだったな。)

身近な東京湾で釣れるものの、ショウサイフグのように周年は狙えず、秋冬のみの期間限定。個体数が少なく、群れていないので数釣りはできないけど、当たるとキロオーバーのガマガエル級と呼ばれる大型も出る。

掛かると、根掛かりかと思うほどガツンと来る強烈な手応えに、巻き上げ途中にゴンゴンと首を振るような独特の引きで、釣り味も抜群。

アカメフグはカットウ仕掛けで狙うけど、根周りやガラ場がポイントだから根掛かりのリスクが伴う。虎穴に入らずんば、という釣りでもある。

その魅力に魅せられて昨年から年始にかけて3度アカメ狙いで野毛屋さんに釣行した結果、アカメフグ釣りに関する持論の確信に至った。

その持論はこちら「アカメフグのカットウ釣りを考える」

この中で書いた、

「誘い下げのスピードを遅くすればするほど大型を狙え、逆に、誘いの回数が多いほどアピールになり掛けるチャンスも増えるから小型の数が出る。
誘い下げのスピード次第で、型か、数か、が変わるのではなかろうか。」

この部分。

ここ3回の釣行で、アカメはオデコなしの合計7匹の釣果。必ず揚げているから、現段階では誘いに関してアカメと手が合っていると考える。


(10月31日の29cm。)
写真のとおり、この29cmはエサをかじられてカットウの掛かり処は腹に近い場所。掛けるタイミングがちょっと遅かった。
この時は船底にラインが入る潮先だったんで意図的に誘いのピッチを更に遅くしていたからだろう。


(12月26日の25cm。)

(12月26日の35cm超。)

(1月9日の37cm。)

写真には写ってないけど、その他の良型アカメは全匹がエサをかじられる前に、口の近くにカットウを掛けた。
これが重要な検証ポイント。

アカメが着底したエサを食べようとして近づいた時、これより早い誘いだと掛からなかったギリギリのタイミングで掛けたと言うことになる。

その時の誘いは以下のとおり。

・着低したゼロテンからオモリの位置で30cm程上げる幅の誘い上げ。

・トップの位置で2秒制止。

・そこからゆっくり7~8秒かけて着低。

・ゼロテンで3秒待つ。

この流れの中で、誘い上げトップ位置で制止状態のエサをアカメが視認してから、それを追いかけて着低したところで食べようとした時に、次の誘いでカットウを掛けるまでの時間は10秒以上が必要だったということになる。

一連の誘いの中でフグを寄せるのに時間を掛けられる要素は2つ。誘い下げにかける時間かゼロテンの待ち時間だ。

アカメフグ釣りは流し釣りが主なので、ゼロテンを長くするのは根掛かりのリスクを増やすことになるし、お隣さんとのお祭りにもつながるから避けたいところ。
となると、誘い下げに時間を掛けるのが妥当だろう。

エサをかじられる前に口の近くに掛けた10秒より早いピッチの誘いでは、今回の良型アカメたちは釣れなかったことになる。
つまり、3秒のゼロテンであれば、誘い下げに7~8秒以上かけないと釣れなかったということだ。

より遊泳力がある小型であれば早いピッチの誘いでも釣れるだろうけど、活性によって多少の差が出るとしても遊泳力が劣る良型アカメに対してこの事実は誘いのひとつの基準値になると思う。

「誘い下げのスピードを遅くすればするほど大型を狙える。」

現時点で、この持論は成立すると確信した。
更なる検証に励もう。



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【感】家族揃って初詣

2016-01-13 12:01:00 | 日記
1月10日(日)は子供達も予定がなく家族全員が揃うので、皆で午後から初詣に出かけた。

行き先は車で15分程の地元で有名な神社で、子供二人ともここでお宮参りや七五三をした。毎年ではないものの初詣にも度々来ている。


(立派な鳥居があります。)

出店が色々出てて誘われるんだけど、昼飯を食べたばかりなんで残念ながらスルー。
暖冬のためか、アイスクリームが売ってたのには驚いた。

4人並んで二礼・二拍手・一礼してお参り。
家内安全、無病息災、爆釣祈願を多少お賽銭をはずんでお願いした。
神様くれぐれもお願いしますよ。

おみくじを引くと「大吉」。
ここ6~7年、引けば必ず大吉なんで有り難みが少なく感じるけど、この確率はちょっとしたものかも。大吉以外を寄せ付けないほど運気が溢れちゃってるのか?そんな自覚はないけど。
初釣りも好調だったし、今年は期待できるかもしれないな。

奥の方に以前は見かけなかった恵比須さまと大黒さまの像があって、立て札には水産漁業、海上安全にご利益があると書かれてる。

ほほう。


(釣り竿を持った恵比須さま。)

こちらにもお賽銭とともに、一人念入りに爆釣をお願いした。

今年は釣れちゃうかもしれないぞ。
( ´∀`)



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【食】ショウサイフグとコモンフグの湯ぶり・ショウサイフグの一夜干し

2016-01-12 12:01:00 | 釣魚料理
1月9日の釣行前にかみさんから、フグは飽きてきた。なんて言われたんで、これまでと違う料理にしようと思案した。

そこでフグの一夜干しに初挑戦。


(ベランダで干しました。)

土曜のうちに仕込み。
ショウサイフグを開きにして中骨を取ろうとしたら、結局三枚卸しになっちゃったんで、干物らしい形は諦めて4匹分全部三枚卸しに。

15%の塩水に15分浸けてから、干し網で一夜と少々干してみた。


(ビニール袋で浸けると便利。)

(アジの干物用に買った大型の干し網だからスカスカだな。)

そして日曜日の晩御飯。

残ってるコモンとショウサイの各1匹を熱湯に数十秒浸し、冷水(本当は氷水)で冷やして厚めに切る、湯ぶりに。


(右がショウサイ、左がコモン。)

薄造りより一切れの食べ応えがあって良いねー。と、かみさんから好評価をもらう。

ショウサイフグの一夜干しは炙る程度で。


(今回は味見ということで少なめ。)

醤油を少々垂らしていただくと、美味い!ご飯のオカズにもピッタリで家族からも評判。
量が釣れた時にいいな。

そして定番の潮汁。


(8匹の中骨で仕立てました。)

しっかりとフグの旨みが出ててました。


(自分はご飯にかけて茶漬け風に。)


(集合写真。)

シロギスは糸造りでいただきました。


(上品な白身。)

アカメフグは週末に向けて熟成中。
今度こそしゃぶしゃぶかな。
楽しみー。

・ショウサイフグの湯ぶり
・コモンフグの湯ぶり
・ショウサイフグの一夜干し
・フグの中骨の潮汁
・シロギスの糸造り



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【食】ショウサイフグとコモンフグの刺身

2016-01-11 12:01:00 | 釣魚料理
1月9日の初釣りはめでたくツ抜け出来て、3種のフグを合わせて11匹。


(上3匹がアカメ、左下2匹がコモン、その右6匹がショウサイ。)

アカメは熟成させて来週末にいただくとして、当日の土曜日は2匹分を刺身で、残りは翌日に楽しむ計画。

コモンフグは健船長から塩焼きを勧められたけど、初ものだし、思ったよりも小さかったんで、折角だからコモンとショウサイを1匹づつ刺身に卸して食べ比べることにした。


(真ん中がコモン、周りがショウサイ。)

コモンフグは始めて食べたけど、ショウサイより身がしっかりして薄造りでも歯応えがある。それでいて旨みもしっかりあって美味い。身質もいい。

食味はショウサイとアカメの間って感じかな。
正直、刺身ではコモンに軍配。
狙って釣れれば嬉しいターゲットだろうな。

・ショウサイフグの刺身
・コモンフグの刺身



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