大型連休も後半に入った。空は真っ青、吹く風はやさしく頬をなでる。気持ちよい五月晴れ。団地のアパートの狭いベランダに小さな鯉が泳いでいる。
6時40分いつものラジオ体操を終え散歩に出かける。出合う人ごとに大きな声で「おはようございます」と声をかける。気分爽快。
散歩では沢山の方々と出会う。あいさつした相手の方から「おはよう」と声が返ってくると思わず頬が緩む。
私と変わらぬご老人。勤めに出かけるサラリーマン。高校生や中学生。散歩コース途中の小学校に通う沢山の小どもたち。さまざまな人と出会える散歩、そこで交わすわずかな言葉は健康を保つ大事な秘訣。ボケ防止の効果も絶大。素晴らしい毎日の日課。
あいさつを交わしながら、ふと気付いた。あいさつの仕方が幾通りもあることを。
無言で顔をそむける人。睨みつけ下に目を落とす人。俺は知らぬと横を向く人。これらの人には少し気分を害するが臆せず声をかけることとしている。
遠くから大きな声であいさつを交わす人もいる。とても気持ちがよい。無言で少しだけ頭を下げる人もいる。「おはよう」と言っているのかわからないぶつぶつ型。かぶった帽子に手をやりながらのあいさつ型。丁寧に頭を下げながらのごあいさつもある。慌てて私も頭を下げる。
付録つきの挨拶型には「よいお天気ですね」「お元気ですね」「お早いですね」「またお会いしましたね」「お疲れ様」、時には「ご苦労さま」と必ず付録が付いてくる。これは最高。いつものことであっても気が晴れ晴れとなる。
先月13日のブログに投稿した「小さな恋人、またお会いしましょうね」。は忘れることのできない思い出となっている。
==多分小学校上学年のお嬢さんだと思う。散歩する私との距離が20メートルくらいはあっただろうか。立ち止まり深く頭を下げながら「お早うございます」とあいさつしてくれた。びっくり仰天。このようなあいさつ散歩を始めて最初の経験。嬉しくなった。今日1日楽しくすがすがしい気持ちで過ごせるとそのお嬢さんに感謝した。==
急な坂路を必死で自転車を漕いで上がってきた高校生。息をはずませながらのごあいさつ。心が温まりご挨拶を有り難う。
人それぞれにさまざまなあいさつがあり、受け取り方があることを朝の散歩で知った。子どもさんであっても必ず「お早うございます」と敬語で挨拶するようになったのも朝の散歩のおかげです。