ブログは毎日書き続けることが大切とよくわかっているが、心ならずもしばらく休ませて戴いた。
長い間病床にあった義父が13日午前9時55分、この世を去った。享年92歳。衝撃だった。
10日のブログで義父の延命治療について投稿しているが、その時は義父の死にこれほど衝撃を受けるとは思ってもいなかった。
小学校の時に父を亡くしている私にとって義父は心の支えだった。義父というより、むしろ私にとっては実の父親との思いが強い。
今年10月、私たち夫婦は金婚式を迎えることになっている。その時まで義父は元気でいてほしかった。
亡くなる日の朝、「病名は膀胱がん、肺も心臓も腎臓もすべての機能を失っています。ご高齢にもかかわらずよくこれまで頑張ってこられました。」と主治医の先生から詳しい説明があり、「とても我慢強いお方でした。この病気は最後まで激しい痛みを伴います。だが、一度も“痛い”とお聞きしたことがないのです。痛み止めは私の独断で処方させていただきました。」と付け加えられました。
素晴らしい、我慢強いお父さんでした。誇りです。
義父がが安らかな眠りにつくまで、家族と一緒にお見送りすることが出来たことは幸せでしたが、主治医の先生が「ご臨終です」と頭を下げられた瞬間、声が出なくなりました。涙が止まりません。立っていることもできず座り込んでしまいました。
“我が家の奥さま”私以上に衝撃をうけたことでしょう。兄に連絡するために電話番号をメモしようとしたところ、手が震え字が書けないのです。衝心の“我が家の奥さま”を慰めることも出来ない私でした。
翌々日の葬儀の席では親族の代表として、義父の生前を偲び弔辞を捧げたのですが、大粒の涙が頬を伝い、途中で声が出なくなってしまいました。
「よく頑張ったね、お義父さん。病院を転々としながらの長い闘病生活。苦しかったことでしょう。きつかったでしょう。痛かったでしょう。」とやっと弔辞を終えることが出来ました。
今日のブログ、どうやら仕上げることが出来ました。
本当は、まだまだ今のような気持ちではブログを書く気になれません。ごめんなさい。