義父の死から10日が過ぎた。気持ちの整理がなかなかつかない。
1日の始まりは午前5時、21時までにはベットに入る毎日の生活。ゆっくりとテレビを楽しむ時間は極端に少ない。
昨日の夕食の後なんとなく落ち着かない時間をもてあましテレビを点けた。丁度、ベトナムホーチミン市からのサッカー女子アジア杯準決勝「中国対なでしこ日本」の放送があっていた。
淡々とした試合に少し飽きたりなくなった前半6分、キャプテン宮部選手のコーナーキック、それに澤選手がタイミングよく頭で合わせて1点先行。サッカー好きの私、とたんに気分がよくなった。
それ以後、試合は淡々と進み、後半も残り少なくなったとき、痛恨のミスで中国側にPKを与えてしまった。テレビの前で思わず「もう一息」と声を出したが残念。PKを決められ同点。試合は延長戦にもつれ込んだ。
テレビの前で熱がのってきた。ところが双方いつまでたっても得点できない。延長戦もロスタイムに入り、いよいよ、PK戦に入りそうな状況。
中国側のゴールキーパーは身長184センチ、その守備範囲は広い。この試合でもたびたびのピンチをしのいでいる。PK戦になればなでしこ不利と思うといてもたってもいられない。
ロスタイムもあと残り数秒となった時、奇跡は起きた。なでしこに与えられた最後のコーナーキック。蹴る時間は残っているのだろうかと心配でたまらない。
間に会った。宮部選手の絶妙の左CKがゴールに向かった。石清水選手ががっちりとそれを受け止め頭で押し込んだ。
サッカー女子アジア杯で日本は1度も優勝経験がないという。25日、オーストラリアとの間で決勝戦が行われることとなっている。ぜひ、優勝してください。ますますのご健闘を祈りながら、テレビの前でまた応援させていただきます。
なでしこのみなさん今日は本当にありがとう。短い時間でしたが、スポーツの力で落ち込み気味の私を励ましてくれました。ゆったりとした時間を過ごさせていただきました。