脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

8・15という民族の記憶は永遠か?

2009年08月15日 10時54分49秒 | コギト
今日は終戦(敗戦)記念日である。アメリカ及び先発資本主義国の
連合軍との戦さに負けて、日本が降伏した日である。
これにより、手続き的には東京裁判でだが、日本の開戦は侵略戦争
であり、大東亜共栄圏という構想の論理が粉砕された日である。

ところで、私が生まれた頃、アメリカは60年代の若きケネディの時代、
米国民の90%が白人であり、残り10%が黒人等の有色人種という社会
構成だったという。今日ではアメリカ人の5人に1人は移民者といわれ
ており、前世紀末の10年間で、アメリカの人口増加の70%が移民者及び
その子孫によってもたらされたものなのだそうである。

そんな話を最近聞いて、オバマというアフリカ系移民者が大統領になっ
た背景には、アメリカの移民政策が大きく影響していることを改めて、
思い知らされた。アメリカ社会の人口構成の転機は、1968年に制定され
た移民国籍法にあるようだが、市長クラスでいえば、1973年にロサンゼ
ルス市では黒人市長が誕生している。

日本でも人口減少、少子化問題の解決策に主にアジア地域からの移民に
門戸を拡大していくとどうなるのだろうか?
少子化問題は徐々に解消し、移民者たちが納めてくれる税金で年金財源
も好転し等の成り行きとなるのだろうか。(虫の良すぎる話であるが)

だが、50年後の日本の姿を想ってみるとき、アメリカの轍を踏んだよう
な国家像をどうしても考えてしまう。私は死んでいる頃なので、どうで
もいいが、自治体の長の多くを中国人がしていたり、内閣も中国人が入
閣したりしているような、この国の姿を、個人的には想像する。

もちろん移民者は中国人に限らないし、ドラスティックな移民政策が
採用されるかも不明であるが、国外からの他民族流入者の自然な増加は
歴史の趨勢であろうと思える。島国の日本も例外ではないのである。

日本の国家的問題をアジアや欧米からの移民者が解決してくれる。
膨大な移民納税者が日本の社会保障、年金制度を支えてくれるなら、
前世紀の帝国主義的植民地政策から、形を変えた大東亜共栄圏の21世紀
バージョンがこれなんじゃないかな。

いや移民者から国内で搾取するのではなく、経済大国化した中国のよう
な国の、ニュー・香港として日本及び日本人が搾取される側の憂き目に
遭うというようなシナリオになるのかもしれないけど。。。

この話は、終戦記念日に寄せた与太話としてご笑納下さると幸いです。
盛夏の日々、どちら様も頭をクールに、ご自愛の程お願い致します。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。