脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

私見 : 自律神経失調症への処方薬。

2012年07月01日 10時59分51秒 | 精神障害
前回、自律神経失調症のことを書いたが、現在私自身がどうも自律神
経失調であるらしい。眼がしわしわして、体がだるく物事に意欲が湧
かない。朝起きたら10時だったり、特に味覚が異常で、ペットボトル
のお茶やコーヒーを飲んでいると、だんだんと腐ったような味がして
飲めなくなるのである。

自律神経の薬(グランダキシン)も飲んでいるが、効くには効くがあま
りよく治らない。眼がどうにも辛いので、あるとき花粉症用の目薬を
差してみたら、楽になった。どうしてだろうと不思議に思って、
ネットで調べたら、目薬の成分である抗ヒスタミンは、自律神経失調
に効くという情報を見つけた。

そのことを精神科の主治医に話して、抗ヒスタミン剤を処方して欲し
いと言ってみた。が、自律神経失調症に抗ヒスタミン剤が効く話など
聞いたことがないと言われた。
だけど、どうしても効くので、処方を強く頼んだら、「タスモリン」
という薬を出してくれた。後で判ったのだが、これは「アキネトン」
という抗パーキンソン薬のジェネリック薬であり、振るえ等のパーキ
ンソン症状を抑える薬である。

アキネトンやタスモリンはパーキンソン病の患者が飲むだけではなく、
精神科・神経科でもアカシジア症状の改善等に処方されることがある。
私自身もアキネトンはだいぶ以前に飲んでいたことがある。
主治医が処方を間違えたのかなと思いつつ、飲んでみて驚いたことに、
自律神経失調の、あの嫌な気分がすっきり消えて楽になった。

主治医は抗ヒスタミン剤と抗パーキンソン薬とを間違えたのか、考え
があって処方したのか分からないが、とにかく症状が改善されたので、
良かった。但し、タスモリンを飲むと便秘がひどくなるようではある。

この文章を読んでいて、自律神経失調症で気持ちが辛い等の方は、
一度、抗ヒスタミン含有のアレルギー用の目薬(薬局で300円~500円で
売っている)を差してみて欲しい。一度差しても毒にはならないだろう。
特に眼がしわしわして辛い神経症症状は、私の場合には消失した。
それ以上に、タスモリン(アキネトン)という抗パーキンソン薬は、
今の処かなり劇的に効いている。

自律神経失調症は軽い神経症のように思われがちだが、
改善のないまま症状が続くと、何の病気だか判らない程、不定愁訴に
悩まされ、気持ちが荒れてささくれ立ち、食事も不味くなり、
どうしていいのか判らず、生きていて辛いという感じになる。

あくまで私見であるが、通常の精神安定剤では効果が薄いので、抗ヒ
スタミンか抗パーキンソン薬を試してみて欲しい。ここに記している
のは、あくまで患者・素人である私個人の体験に過ぎないので、
薬効の個人差等のことは分からない。医師にも良く相談して欲しい。



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