DSMの作業メンバーであったT.ミロンは、人格障害にさらに下位分類を設定しており、
その学説を町沢静夫氏が『人格障害とその治療』(創元社 2003)で詳しく紹介している。
同書(p46~48)に拠れば、分裂病質人格障害はさらに四タイプに下位分類されている。
① 元気のない(languid)分裂病質人格障害
② 関係の薄い(remote)分裂病質人格障害
③ 離人症的(depersonalized)分裂病質人格障害
④ 感情のない(affectless)分裂病質人格障害
①はうつ病的、②は対人回避的、③は分裂病型特徴、④は強迫性特徴をもつとされるが、私自身の中核は、③であろうが、他の三つのタイプ要素も自分に兼ね備えていると思っている。
こうした人格障害の、更なる下位分類に現実的治療に資する意義があるのか、やや疑問もあるが、ミロンの研究分類は、一般人が人格障害を書物を通じて知るには、手掛かりとなるものと思われる。
私としては、自分が人格障害のA群ーシゾイド人格障害ー離人症タイプであるよりも、前回記したように、自閉性障害、先天的な脳機能障害として広汎性発達障害の方が、今尚気になっている。
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その学説を町沢静夫氏が『人格障害とその治療』(創元社 2003)で詳しく紹介している。
同書(p46~48)に拠れば、分裂病質人格障害はさらに四タイプに下位分類されている。
① 元気のない(languid)分裂病質人格障害
② 関係の薄い(remote)分裂病質人格障害
③ 離人症的(depersonalized)分裂病質人格障害
④ 感情のない(affectless)分裂病質人格障害
①はうつ病的、②は対人回避的、③は分裂病型特徴、④は強迫性特徴をもつとされるが、私自身の中核は、③であろうが、他の三つのタイプ要素も自分に兼ね備えていると思っている。
こうした人格障害の、更なる下位分類に現実的治療に資する意義があるのか、やや疑問もあるが、ミロンの研究分類は、一般人が人格障害を書物を通じて知るには、手掛かりとなるものと思われる。
私としては、自分が人格障害のA群ーシゾイド人格障害ー離人症タイプであるよりも、前回記したように、自閉性障害、先天的な脳機能障害として広汎性発達障害の方が、今尚気になっている。
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