先日、売り場に来られた中年の女性のお客様、
可愛い猫柄靴下をお買い上げ、「可愛い柄ですね」と褒めたら
レジの私に向かって身を乗り出して、突然・・・
「うちの子を連れて商店街を散歩していたら、モデルになりませんか?とスカウトされたんです」
急に なんやねん?と思ったが
「ええッ!?それは凄いですね~」
「それで、モデルになって撮影した商品写真です、ネットでも公開されています」
と言って、スマホで写真を見せてくれた。
その商品とは、おしっこの為のシーツ・・・。
そうペットシーツのモデルにスカウトされたのは、ニャンコちゃんだった
飼い主と堂々と物怖じせずに、商店街を散歩していたのが 目に留まったらしい。
何が有っても 物事に動じない犬猫こそが、モデルに相応しいのだそうです。
そりゃそうだ、いつ脱走するか目の離せない犬猫さんでは扱いに困るわね。
へえええーと感心する私に、お客様は
「これで、モデルにして大儲けか?と思ったけど、でも仕事を紹介してもらうには、まず登録料がいるそうなので、やっぱり、仕事があるとは限らないから、やめました、アハハ~」
との事でした。猫好きの私だから、へええええ~と目を輝かせて、話を聴いてあげたが、きっとお客様、自慢の猫ちゃんのお話しをあちこちで 吹聴して回っているに違いないな
私も母の愛猫ミーちゃんの写真を、お客様に見て見て~ 仕事中にお客様と猫話に花が咲く、仕事中でっせ(笑) 他にお客さんがいなかったのよ~。
そして今日は2月22日です。そう、にゃんにゃんの日。
我が家の近所の地域猫さんたち、とてもじゃないが可愛い・・・とはいいかねる、迫力ある ご面相。名前は旦那が勝手につけた。
「ナナ」 近所では一番の顔役、この顔で実はご近所の一番人気らしい。エサには事欠きません(笑)ナナの由来は、名無しの猫から。先日うちの花鉢を蹴倒し、散々にしたのは、もしやお前かい?!
左は我が家の敷地内でくつろぐナナ。 右はご近所の玄関先で雨宿り中。
「くりーむ」洋猫の血が入っているらしい、変わった色のクリーム色の猫。ナナと、つるんでいる。よーく見れば、顔の大きさの割に目が小さい、とても変な顔。
他にもいるが、この二匹がうちの近所ではいつも姿を見せる地域猫。二匹でつるんで、他の猫がやってくると、縄張りをめぐって大喧嘩をする。毎度毎度、夜の夜中に、ギャァァァァァーーーーー!!!と大騒ぎ、それがどれだけ煩いか ほんとに大変な騒ぎです。うちは夫婦そろって猫好きだから、猫たちの狂騒も笑って許すが、猫嫌いには許せないことでしょう・・・
こんな猫達ですが意外にも近所の皆さんに可愛がられているようです。時々陰から見ていたら あのおばさん、あのサラリーマン、あのおじさん・・という風に、皆 周りの目を気にしながらも、夜陰に紛れたりして ご飯をあげているのに気がついた。(皆さん、一応 ご近所の苦情を気にして こっそり隠れて与えている) 野良なのに、随分丸々していると思ったよ・・・
猫さんを嫌わずに、ちゃんと地域猫として保護して、可愛がっている地域って、いい所だなーと思う。そういう動物を大事にする、精神的なゆとり、文化的に成熟している処だと思う
そして、こっちは耳がカットされていない、灘高の近くの坂道の途中の駐車場にいる 猫ちゃん。去年の7月頃、子猫の時代に姿を見せた。地域猫のように保護されず、苛酷なこの場所で無事に生き延びて行けるのか?と心配していたら・・・
10月半ば 久しぶりに見たら、丸々と大きくなっていた。
おお大きくなったなー、無事にいたのね、でも何でだ?と不思議に思っていたら、私がその生息地に近づくと、そそくさと 慌ててその場を離れてゆく、おじさん、おばさんを数度目撃。きっとあの人たちが、ご飯を上げていたのね。 猫好きはどこにでもいるから 良かった、面倒見てもらっていたんだ。大きく、可愛くなりました。
そして、年末に久し振りに姿を見たら さらに大きく成長していた。通りかかった私の姿を見て 餌やりおばさんが来たと思ったんだろう、期待のこもった目で走り寄ってきた。その姿があまりにいじらしく 可愛くて、私をじっと見上げている顔を見たら、無視して通り過ぎることはできなくなった。何かやらねば!と思ってしまった。
何か猫の食べる物はなかったっけ?と捜して、買ったばかりの豚肉の脂身を引きちぎって与えた。してはいけないと思いながら、ついに私は、猫の餌やりおばさんに身を落とした?のだった。猫は大好きだが、餌を与えるのは良くない、いくら猫好きでも人の迷惑、餌やり叔母さんにはなるまい、と思っていたんだけどね・・・
12月下旬、白黒ちゃんはさらに丸々太り、灰色の猫(もしかしてロシアンブルーの野良か?)と、いつも一緒にいる。
この灰色猫、以前は情けなく痩せこけてみすぼらしく、とても長生きできそうに見えなかったが、白黒ちゃんと一緒になって ご飯を確保できるようになったらしい。 こいつが とってもがめつくて、白黒ちゃんに与えようとしている餌を、横からサッと横取りするのだ。
何はともあれ、いつまで命が持つかと心配していたので、元気そうで猫好きの人達に可愛がってもらっているようで、安心しました。