脚本家の早坂暁さんが亡くなりました。「はやさか ぎょう」と今までそう私は信じて呼んでいたけど、普通に「あきら」だったんですね。先日、池袋の新文芸坐の大林監督特集で、TVドラマの「恋人よわれに帰れ」が上映されましたが、この脚本が早坂暁さんでした。もうかなりのお歳だろうと思っていたのですが、ご冥福をお祈りします。(一番下に 恋人よ我に帰れの画像があります)
新聞の記事を読んでいたら代表作に「天下御免」(1971~72)と書いてあって、とても懐かしく思い出しました!この作品が大好きで、毎回ほんとにワクワク楽しみに見ていました。今でも主題歌が歌えます♪
主人公は山口崇さん演じる平賀源内で、大河ドラマをやっているNHKらしくない 破天荒でぶっ飛んだ時代考証無視のとても痛快な時代劇でした。出演者も山口さん、林隆三さん、秋野大作さん、中野良子さんらの若手の演技も清新で勢いがあって、新時代を予感させました。1年間も放送したのに、それでも最終回がとても残念で終わらないで欲しい!!と強く思いました。早坂さんの作とは今まで知らず、有名な「夢千代日記」と並ぶ代表作とあるのが、とても嬉しかったです。
ジュリーが出演した「恋人よ我に帰れ」は戦争を背景に広島の原爆や、GIと少女らの切ないラブ・ストーリーですが、早坂さんの戦争体験からできたストーリーだったのですね。「天下御免」は殆どビデオも残っていないそうですが、「恋人よ我に帰れ」が30数年も過ぎて映画館で上映されたことは、ジュリーファンにとっては大変ラッキーなことだったと思います。
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前にも貼りましたが、当時の新聞記事です。