大半の社会問題は厳罰化によって解決できない。原因に正しく対処しない限り、モグラ叩きやトカゲの尻尾切りに終わる。
12日にフロリダ州で起こった銃乱射事件はアメリカ史上最大の惨事となったらしい。乱射事件の度に対策が講じられるが、犯人が死を覚悟している限りどんな厳罰化も無意味だ。この問題についてアメリカ人は根本的問題点に着手できないから一向に改善されない。一番簡単で確実な方法は銃の規制強化だろう。日本人にとっては当たり前なことがアメリカ人には当たり前ではない。トランプ氏のように、銃の規制よりもムスリム(イスラム教徒)の入国規制のほうが有効と主張する政治家もいる。政治的思惑とその場凌ぎに終始している内に次の悲劇が起こる。
政治資金規正法を悪用したということで舛添知事が叩き潰されたが知事をクビにしても問題は解決されない。ザル法である政治資金規正法や様々な政治家特権が見直されない限りミニ舛添が蔓延る。舛添叩きに参加した議員の多くが議員特権を悪用している。これはやり過ぎた同業者に対する近親憎悪であり自らの保身に過ぎない。
昔、無知な財務大臣がいて円高是正のために無駄な為替介入を繰り返した。しかし黒田日銀総裁が通貨供給量を増やしたところ簡単に円安が実現した。効果の無い対策に幾ら金を注ぎ込んでも死に金にしかならない。
自称「平和主義者」は自衛隊の存在や憲法の曲解を非難する。しかし曲解が罷り通るのは憲法に欠陥があるからだ。条文が曖昧だからこそ曲解の余地が生じる。曲解を許さない明確な条文に改めることこそ必要なことだろう。歪んだルールも欠陥車も放置せずに改善することが必要だ。
税収が足りなくなると馬鹿の1つ覚えのように消費増税が叫ばれる。しかし累進制度を欠く消費税の増税こそ最悪の増税策だ。取り易い所から取り立てるという現行の税慣習を改めない限り税の不公平と矛盾は拡大する一方だ。
有害な薬は沢山ある。これらを一々攻撃しても埒が明かない。有害な薬が出回る原因が問われねばならない。最低限、医療が自然治癒力に大きく依存していることと、薬の効能が人体の正常化ではなく異常化であるという事実を大前提として見直す必要がある。
犯罪の大きな原因は貧困だろう。だからと言って貧困を無くすことは目標にし辛い。貧困を無くすことは犯罪を無くすことよりも困難だろう。この点では大日本帝国は賢明な選択をしたと思う。貧困に限らず多くの不幸の元凶である無知の撲滅を目標に掲げた。つまり教育の充実こそ急務と考えた。このことを国内に限らず新領土においても徹底した。台湾でも朝鮮でも南方諸島でも、教育がインフラ整備と並ぶ重要事業と位置付けられた。この政策は高く評価して良いと思う。
マスコミは問題の原因に迫ることよりも当事者の攻撃に終始したがる。問題の本質を究明するよりも個々の事件を騒ぎ立てるほうがスキャンダラスかつ具体的で面白いからだ。確かに犯罪と貧困の関係のように、原因に迫れても解決できないケースは少なくなかろう。その場合には原因の原因にまで遡る必要が生じるかも知れない。その場凌ぎに終始している限り、空騒ぎに終わらざるを得ない。
12日にフロリダ州で起こった銃乱射事件はアメリカ史上最大の惨事となったらしい。乱射事件の度に対策が講じられるが、犯人が死を覚悟している限りどんな厳罰化も無意味だ。この問題についてアメリカ人は根本的問題点に着手できないから一向に改善されない。一番簡単で確実な方法は銃の規制強化だろう。日本人にとっては当たり前なことがアメリカ人には当たり前ではない。トランプ氏のように、銃の規制よりもムスリム(イスラム教徒)の入国規制のほうが有効と主張する政治家もいる。政治的思惑とその場凌ぎに終始している内に次の悲劇が起こる。
政治資金規正法を悪用したということで舛添知事が叩き潰されたが知事をクビにしても問題は解決されない。ザル法である政治資金規正法や様々な政治家特権が見直されない限りミニ舛添が蔓延る。舛添叩きに参加した議員の多くが議員特権を悪用している。これはやり過ぎた同業者に対する近親憎悪であり自らの保身に過ぎない。
昔、無知な財務大臣がいて円高是正のために無駄な為替介入を繰り返した。しかし黒田日銀総裁が通貨供給量を増やしたところ簡単に円安が実現した。効果の無い対策に幾ら金を注ぎ込んでも死に金にしかならない。
自称「平和主義者」は自衛隊の存在や憲法の曲解を非難する。しかし曲解が罷り通るのは憲法に欠陥があるからだ。条文が曖昧だからこそ曲解の余地が生じる。曲解を許さない明確な条文に改めることこそ必要なことだろう。歪んだルールも欠陥車も放置せずに改善することが必要だ。
税収が足りなくなると馬鹿の1つ覚えのように消費増税が叫ばれる。しかし累進制度を欠く消費税の増税こそ最悪の増税策だ。取り易い所から取り立てるという現行の税慣習を改めない限り税の不公平と矛盾は拡大する一方だ。
有害な薬は沢山ある。これらを一々攻撃しても埒が明かない。有害な薬が出回る原因が問われねばならない。最低限、医療が自然治癒力に大きく依存していることと、薬の効能が人体の正常化ではなく異常化であるという事実を大前提として見直す必要がある。
犯罪の大きな原因は貧困だろう。だからと言って貧困を無くすことは目標にし辛い。貧困を無くすことは犯罪を無くすことよりも困難だろう。この点では大日本帝国は賢明な選択をしたと思う。貧困に限らず多くの不幸の元凶である無知の撲滅を目標に掲げた。つまり教育の充実こそ急務と考えた。このことを国内に限らず新領土においても徹底した。台湾でも朝鮮でも南方諸島でも、教育がインフラ整備と並ぶ重要事業と位置付けられた。この政策は高く評価して良いと思う。
マスコミは問題の原因に迫ることよりも当事者の攻撃に終始したがる。問題の本質を究明するよりも個々の事件を騒ぎ立てるほうがスキャンダラスかつ具体的で面白いからだ。確かに犯罪と貧困の関係のように、原因に迫れても解決できないケースは少なくなかろう。その場合には原因の原因にまで遡る必要が生じるかも知れない。その場凌ぎに終始している限り、空騒ぎに終わらざるを得ない。