追悼
とうとう、やっぱり、君は逝ってしまった
一昨日僕は、里芋を掘りながら突然、死にたくなったんだ
昨日は、木曜の通院日だし「電話しようかな」って思ったんだ
正直、僕は本当は、年を越せるかな?と思っていたし、
もう直ぐ逝くのだろうと判っていたんだ
口実を付けて様子を見に行く度に、「順調に進行してるよ!」って、
君は他人事のように話していたんだ
そして、やっぱり、とうとう、死は君を捉えてしまった
僕は君の居なくなった時のことを、前から考えていたし、
先に逝く君が羨ましいとさえ、君に言ったことがある
僕が死ぬときは、君を思うような僕が居ないからと
そして今更ながら、友を亡くすとは、
こんなことだったんだと又、今 思っている
今にすれば、春に君の病を知って良かったのだ
君と共にした若い日の事や、思いを同じくした事柄などを、
君が逝く前に、もう一度話が出来たから、それだけでも出来たから・・・
あーぁ!! 逝ってしまったな。。。
ただ、悲しいよ、寂しいよ。
僕もつい二週間前に七十一歳になったよ
仕方がないけど 身体に応えるよ
二〇二〇年十二月十一日
友の逝った知らせに呆然としていた僕の庭に訪れ、20分位留まったジョウビタキ
君が別れに来たのだと ! !