【はじめに】
日本一のターミナル駅であるJR東京駅。
久々に、この駅で迷いに迷って80分以上も彷徨ったという話をご紹介したいと思う。
【頼みのグーグルマップもツメられず・・・】
神社巡りなどで利用する場合は、知らない駅から目的地に向かうとき、これほど便利なものはないなぁと感じていたが、いつかも語ったようにグーグルマップは万能ではない。
神社だったら、絶対に遠くから視認できる鳥居や社号碑などの目印がある場合が多いので、グーグルマップは「なんと役立つことか」。
(@チコちゃんに叱られる!)
しかし、グーグルマップの弱点は、GPSが測位できない場所は勿論のこと、至近距離での検索や縦の移動に滅法弱い。
それを踏まえても今回は目的地にたどり着けると思っていたが・・・
【目的地はキッチンストリート内の店舗】
目的の場所は、八重洲北口から徒歩1分、日本橋口からも徒歩3分でキッチンストリート内にある場所だという。
まず、やっとの思いで八重洲口北口まで歩いてきたのだけど、ここに来るまでもグーグルマップを駆使して10~15分も歩いた。
まあ、ここまでは予定通りでほぼ反対側ともいえる出口(八重洲南口)からグーグルの指示通りこられたため、ロスはなかったはず。
問題はここからで、キャラクターストリート、一番街、大丸、日本橋口のあたりをグルグルまわること45分。
どうしても、キッチンストリートなる通りが見つからない。
(駅構内を荷物を持ってこれだけ歩くってナカナカよ)
なぜ見つからないのかは出てくる案内看板が、キャラクターストリートばかりであって、キッチンストリートへの案内を示すものは一切どこにもないからだ。(そういう意味ではキャラクターストリートは優秀だということ!)
頼みのグーグルマップの指示も、あと80mまで指すばかりで、どう歩いても一向にその距離が伸びることはあっても縮まることはなかった。
スマホの万歩計も11000歩にさしかかり、体力的にも限界を迎えた頃に「もう限界だ、恥を忍んでデンワしてみよう」と決断するのだけど。
【電話の向こうでも“キッチンストリート”】
「八重洲北口の改札を背にして、大丸を左手に見ながらまっすぐいったところがキッチンストリートです。とにかくキッチンストリートを目指してください。」
(電話で聞いた通り、改札を背にすると大丸は右側になる。ということは、右に曲がるということ・・・なの???)
電話の向こうでは、キッチンストリートの一点張り。
“それが分からない”から電話したんだけなぁと思いながら、「大丸を左手に見ながら・・・」というフレーズを頼りに歩き出す。
しかし、どう考えてもそれって逆方向で、案の定、JR東海の新幹線口まで戻ってしまった。
グーグルマップの距離情報も伸びるばかりだから、首が真下に落ちんばかりの体勢で八重洲北口の改札前まで戻ることになるのだった。
【キッチンストリートは地上階】
その目的地には、約束の時間があるわけではなかったが、その次の目的地までへの約束時間がある当方。
正直、次の目的地で2~3時間ほど昼寝をするつもりだったのに、もうその余裕がなくなってきたのは余談まで。
こうなると最終手段で、人に聞くという作業だ。当然、その辺の窓口は大行列だから聞いている時間はない。
そこで、八重洲北口改札から程近い、東京ばななの土産店で買いたくもないお土産を買って店員へキッチンストリートの場所を質問する。
「ああ、すぐそこの一本道の所をチョット右にいったところです。ここから真っ直ぐ行って10mくらいですかね。」
はぁ?すぐそこじゃねぇか!!
と大声を出したくらいのショックを受けながら、その右に行くという場所までわずか10mを進むと、“なんと”何度も行き来していたところの上部に確かにそのプレートはある。
「おいおい、こんな上にあったら気づかないよ!」
そうやって、思いっきり看板にツッコミたかったし、これまで一切看板もなくて、これだけじゃないかと思うくらいの入口看板だ。
実際にそのストリートに入ってみても、所々の柱に申し訳程度で小さく「キッチンストリート」と刻んであるだけ。
これは大変不親切ではないだろうか?
キッチンストリートさん??
【東京人は“通り”で案内してくれる人種】
その“通り”を知らないから尋ねているのだけど、その“通り”ありきで教えてくれるから、田舎者はいつもそれで悩む。
親切に教えてくれるので深く感謝をしつつも、目的地にたどり着かないケースも多い当方。
今回は、最終手段の「お金を払って人に聞く」を使ってしまったが、もともとは、このキッチンストリートへの案内が悪すぎることが問題だと思うがどうか。
人間とは、なかなか目線を上に向ける習慣がないということを知っておいてもらいたい。
そして、目線云々の前に案内看板(道標)があまりにも少なすぎるって。
オレの80分を返してくれ!!
【まとめ】
もしかしたら、こんなに悩んだ人ってそうそういないのかも知れないが、自分なりにキッチンストリートへの案内を簡単に整理しておこうと思う。
まず、どうあれ八重洲北口の改札まで来ることだ。
そして、その改札を「背」に上の看板を眺めると、URの看板の下に「日本橋口方面は左」の案内道標があるので、そのとおり左折する。
(改札を背に日本橋口方面へ曲がることがポイント)
そこから、さらに左方向へ意識しながらわずか10mほど進むと、右手のほうへ伸びるキッチンストリートへの通路看板が登場する。
(左折したら目線は上にしながら、丸の内線のほうへ向かうとすぐそこよ)
大丸なんか一切関係ない(笑)
ポイントは、「目線は上」ということだぞ!
【PS】
この一件では、新橋駅から汐留駅までの徒歩移動もクソ悩んだこと(※)を思い出した。
あれもつらい思い出だが、今度は新宿駅編も綴ろうかと思っている。
西武新宿から、小田急新宿のほうへ向かっていると、JRの乗り口(入口)が一切見当たらないという事例ね。
小田急の改札入口の隣に「みどりの窓口」があるのに、地上にJRの乗換道標は一切ないなんだからな。
まさか地下だとは、思いもよらなかったというレポートを・・・・
ま、いいか新宿は。
<※>
新橋ラプソディー(1)汐留はどこだ?の巻
新橋ラプソディー(2)新橋から汐留を攻略の巻
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