花鳥にゃん月

カメラにはまり、心に入り込んだものを写して遊んでます。
日常のどこにでもある風景・・・

長居植物園案内 5月

2015年05月30日 | 長居公園

毎月行われてる 長居植物園の観察会に 

今月も 23日に参加してきました。

いつもながら大勢の参加です

いつも 優しく説明して下さる 長谷川学芸員さん 

 

【 ツバキ 】

ツバキ科 ツバキ属

 先月 ツバキの冬芽から出た 花と葉の話を聞きましたが 

そのツバキの葉が伸びた先に もう冬芽ができていました

 

 左の茶色は去年の枝で その先に伸びた緑の部分が

今年の葉で その先端にちょこっと出来てるのが 冬芽です

この中に 来年咲く花と葉が一年かけて出来ていくんですね

ツバキの木のそばを通るときは チャドクガに 気を付けてください

モサモサの毛虫が十数匹くらいの塊でいるのを見かけます

刺されると かなりひどい症状になることもあるそうですよ 

 

【 アラカシ 】

ブナ科 コナラ属

ちょうど 小さなどんぐりの赤ちゃんができていました

 頭に3本の柱頭があるのがこれからドングリになるもの

真ん中の 柱頭のない丸っこいのが 冬芽です

これから どんどん鱗片ができて芽を覆っていきます

アラカシの葉っぱ かなり広い範囲で 

白っぽくカビのようなものが 広がっていました

うどんこ病ですが アラカシには よく見られるようです

アラカシの場合 薬剤散布とかしなくても 枯れることはなく

ここでも 何もしないでほっとくそうです

 

【 クリ 】

ブナ科 クリ属

クリの花がこんなにきれいだとは 知りませんでした

この白いひげのようなものが 雄花

雄花の中心辺りに ちょこっと雌花があるそうです

 

【 スイスチャード(フダンソウ) 】

アカザ科 フダンソウ属

これは ホウレン草の仲間です

ホウレン草の花は ほとんど見ることがないが

ほぼ こんな感じですと言って 教えていただきました

よくわかりませんが 雄株と雌株があるようです

 

【 オリーブ 】

モクセイ科 オリーブ属

大きな木がありましたが花が満開でした・・・といっても

教えられなければ 花が咲いてることさえ気付きません

小さな花が たくさんついていますが

これも雄花と雌花が 分かれてます

 

【 マテバシイ 】

ブナ科 マテバシイ属

 下の方の丸っこい物は 去年の花が受粉したもの

これが今年の秋に シイの実になります

そして上の方に伸びてるのが今年の花

つまり マテバシイの実は 2年かかるっていう事です

マテバシイも 雄花と雌花があり

雌花は ごく一部だけにあります

 たくさん伸びてる中央あたりにある1本に 

雌花がパラパラと ついています

ただ 雌花だけのもありますが 雌花の穂先に雄花が付いたものもありました

 

 

【 モチノキ 】

モチノキ科 モチノキ属

花は終わり 実がたくさん

この実の中に 「モチノキタネオバナオバチ」が 

入り込んで 卵を産み付けるようです

下の説明書きのように 花のあと と 虫の入り口があります

この観察会では 学芸員さんの声がよく聞こえない場面も多々

そのため アシスタント(?)の方たちが 

説明を書いてくれたり 拡大写真を見せてくれたり

そして 横で説明してくれたりと とても丁寧です 

 

【 クロガネモチ 】

 

モチノキ科 モチノキ属

ここはまだ花が咲いていました

意外とかわいい花で ちょっとびっくり

 

【 ヤマボウシ 】

ミズキ科 ミズキ属

右下の写真が ほんとの花

よく見ると 花びらとオシベメシベがありますね

コメント (8)
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