<2013年3月ネタ絶賛消化中>
【2015年12月に当時の日付で記事を編集しています】
※
Twitterで実況済みですが、イベントにつき新規記事を作成します。
*Marco de Bartori 来日記念パーティがコマチーナで!!
マルコ デ バルトリは言った、
「流れに逆らい、自分に賭け、歪められた醸造業界の決まりごとに挑戦し、私の住むこの地域の持つ伝統の価値を信じ、それを自分に与えられた義務だと考え、経済的後退を顧みず、1980年に私はマルサーラという地域の典型である、“Stravecchio(ストラヴェッキオ、ここでは、長期間熟成させたワインの意)”を造るという冒険を企てた。ここにヴェッキオ サンペーリは生まれた。」
ワイン法などによって縛られた既成概念に疑問を持ち、それを壊すことで生まれた彼のワインは、マルサーラにおいては唯一アイデンティティーを確立していると言える。
(輸入元資料より)
このブログでもおなじみのワインインポーター、ヴィナイオータが15年ぶりにマルコ デ バルトリとの取引を再開するにあたり、故マルコ氏の長男 レナートが来日。太田社長が有料テイスティングパーティを開催する運びとなりました。
しかも!場所は鎌倉のコマチーナ!!
デ バルトリのマルサーラとヴェッキオ サンペーリ(VS)は、満月ワインバーで何度か口にすることがあり、すっかり虜になっていたので、もう即決で参加いたしました。ズィピッポも含め、なんと9種類のデ バルトリが飲めるというじゃありませんか!
突然の告知だったにもかかわらず大盛況!
ちなみに会費は2,500円。お酒は全て有料となりますが、お料理は食べ放題( ̄∀ ̄)
blue room のマルゲリータ
クスクス
タルタル
パテ、フルーツトマト
モッツァレラ&トマト
リゾットめちゃうまい(゜∀゜;ノ)ノ
お肉キタ!羊豚牛チャンポン!!
あ、肝心のお酒のことを。
いただいたマルサーラとヴェッキオ サンペーリをご紹介します。
Cuvee Riserva VS Metodo Classico 2009
キュヴェ リゼルヴァ ヴェッキオ サンペーリ メトード クラシコ(900円)
ティラージュ時にVSの20年ものを加えたスペシャルチュヴェ。
1杯目は、2009年にレナートが設立した
Terzavia(テルツァヴィーア)のワインから。
マルサーラとVSを生産しない年に、グリッロでスプマンテを造っています。
Vecchio Samperi Ventennale
ヴェッキ オサンペーリ ヴェンテンナーレ 30ml(500円)
VSは、マルサーラと同じ品種グリッロを使用し、従来のマルサーラの製造過程で行われるアルコール&モストの添加を行わず、マルサーラと同じソレラ方式で酸化熟成した極辛口ワイン。平均熟成年数は20年。
写真右ね。マグナムですよ(≧∇≦)
Vecchio Samperi Trentennale
ヴェッキ オサンペーリ トレンテンナーレ 30ml(1,000円)
↑に同じVSですが、レナートの父 故マルコ デ バルトリの遺作。丸っこい瓶が可愛い。
Vecchio Samperi 30anni
ヴェッキ オサンペーリ トレンタアンニ 30ml(1,000円)
↑に同じVSですが、平均熟成年数30年。
Marsala Superiore Riserva 1987
マルサーラ スーペリオーレ リゼルヴァ 30ml(1,000円)
1987年にその年のインゾーリアのモストとグリッロ&インゾーリアのワイン(当然デ バルトリの)から造られたブランデーを添加し、熟成させたもの。
Bukkuram Passito 2007
ブックラム パッシート 30ml(1,000円)
50%の葡萄は8月中旬頃に収穫後天日干しにされ、残りは9月上旬まで樹上でさらに熟させたのち収穫、アルコール醗酵させる。醗酵が活発になった頃、3週間にわたり天日干ししていた葡萄を粒のままモストへ加え、約3ヶ月間のマセレーションを行い、その後約30ヶ月の樽熟成を経たのちボトリング。
Bukkuram Passito Riserva 2000
ブックラム パッシート リゼルヴァ 30ml(1,000円)
ブックラム00はリゼルヴァとも呼ぶべきワインで、10年の樽熟成を経て2010年にボトリングされたもの。
ちなみにデ バルトリのVSは「酒精強化をせず、既定のアルコール度数に達していない」という理由だけでマルサーラを名乗れないのだそうです。
15年前、7種類のデ バルトリのワイン(それぞれ60本)を売り切るのに5年もかかってしまったことが「ヴィナイオータ史上最大のトラウマ」と語る太田社長。
マルサーラの製造方法、ヴェッキオ サンペーリやブックラムの意味、良い酸化と悪い酸化、どんな料理と飲むのか、、、などなど、相変わらず熱く語ってくれました。
「ヴィナイオータがユネスコなら、デ バルトリのカンティーナとワインは世界遺産! 値段にひるまず是非一度試してください。価格以上のものが皆さんを待っていると約束します!!」
(実はこの、15年前にヴィナイオータが売っていたVSを買った人と会うことができたんだなぁ。湯河原で。その時のお話はまた後ほど)
バルトリ会終了
ワインは9種類のうち7種いただきました。
全種類制覇する気満々なるも、2種類は「売り切れ」のため果たせず。ズィピッポが飲めなかったのが心残り。。。
飲み代6500円也。あー大満足( ^ω^ )
太田社長によるデ バルトリ紹介は
こちら
★店舗情報/
Osteria Comacina