1991年から松村冬風さん目当てで、しばらく流山児事務所にかかりっきりになるw もうほとんどビョーキ。。。
2023/07/12 Wed.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まあ主演でないものもあったけど、当時はすごく満足していました。流山児 祥さん、ホントにありがとう!!
プロメテウスの螢:1991/03/07~09(大田区民プラザ大ホール) 03/14~17(横浜相鉄本多劇場)
・日本のシェイクスピア=鶴屋南北の歌舞伎の世界が、神話と現代に錯綜する華麗なるスペクタクル・ロマン。
横浜相鉄本多劇場で、偶然流山児事務所の芝居にマツさんが出ていることを知ったわし。
知ったからにはもう観に行くことは止められません。
チラシの裏の役者紹介の欄を見るのが楽しみだった。
“果敢な行動派俳優”ーバイクのレースに挑戦していたらしい。
流山児マクベス:1991/08/06~10(大田区民プラザ大ホール)・シェイクスピア劇の新展開ーアジアの地獄の戦場に繰りひろげられる男と女の野望のドラマ。
そこはどこでもない架空のアジアの戦場、『地獄の黙示録』の世界だった。マクベス役は塩野谷正幸さん(好き)だったけど、英雄らしさはみじんもなく、持ち慣れない権力を手に入れた小物感がすごくよく出ていて良かった。マツさんの役はマルカム。当時は触れられそうな舞台で芝居をしているだけで嬉しくてたまらなかったな。
この舞台、韓国でも公演したんだっけ。
おんなごろしあぶらの地獄:1992/02/12~15(大田区民プラザ大ホール)・狂気と挑戦にみちた鮮烈な感性の世界。総天然色の世紀末のロッキー・ホラー・ショウ!
アトミック★ストーム ~原子力戦争~:1992/07/07~12(高円寺・明石スタジオ) 07/15~18(横浜相鉄本多劇場)・B級遊撃隊の佃典彦が全開パワーで書き下ろす、新作集団爆走劇! 原発を爆破せよ!!
「つながった男」セロリを演じます。若杉宏二さん(好き)のパセリと一挙一動を共にする?共演。
原爆を作りスポーツバックに入れたまま逃走中の物理の教師の名前が沢田研二郎というのが笑わせる。
改訂決定版 tatsuya ー最愛なる者の側へー
・1960年代後半に起こった連続射殺魔 永山則夫事件をもとに描く。激動の60年代末期の連続射殺魔=tatsuyaの弾丸が痴呆の90年代の世紀末を撃つ。
1992~1994年まで3回、夏に公演。
マツさんが主演のタツヤを演じたのは1993年、主演じゃなくても出演はしていました。
1992/08/26~09/02(新宿 タイニイ・アリス) 09/04~08(横浜相鉄本多劇場)
タツヤ/有薗芳記
修、タツヤの兄 正、タクシー運転手/松村冬風
1993/07/24~08/01(下北沢 ザ・スズナリ)
タツヤ/松村冬風
1994/07/27~31(下北沢駅前劇場) 08/12~14(横浜相鉄本多劇場)
タツヤ/佃典彦
紘治、タツヤの兄 伸一、警備員2/松村冬風
ザ・寺山ー見捨つるほどの祖国はありやー:1993/05/27~06/13(下北沢 本多劇場)・1983年5月、この世を去った寺山修司。氏の偉業を単に集大成するだけでなく、何を作ろうとしていたのかを追求していくのがこの作品である。
篠井英介さんが主役J(寺山)で登場。なんかやっと元の場所に戻った感じw
わしが流山児事務所狂いしているのを見て、友人は呆れていたらしい。まあいきなりだったしね。。。
煙の向こうのもう一つのエントツ:1993/09/07~15(高円寺 明石スタジオ)・強盗団が、待ち合わせの場所である倉庫の中で、警察の犬は誰かを探り合う。演劇版『レザボア・ドッグス』、いやほとんどパクリだから!
この舞台を見た時、まだタランティーノの映画を観ていなくて、ストーリーの面白さにビックリでした。それに興奮して佃典彦さんを大絶賛したら申し訳なさそうに「いやーあれは・・・」と告白されました。
でもいまだに映画よりこの芝居の方が印象に残っている。こんな芝居で主演出来たなんてマツさんすごい!
カルメン狂詩曲:1994/02/23~26(大田区民プラザ大ホール)・時計仕掛けの打ち上げ花火で帝都が燃え上がる。塩野谷正幸さんの初演出作品。
マツさんは刑事の役だった。
悪漢リチャード:1994/05/25~06/05(下北沢 本多劇場)
・アジアのシェイクスピアシリーズ。リチャードは自分が道化であることを知っている悪のヒーロー。男であり女であり、無邪気で残酷な天使のような非人間。
リチャード役は吉田日出子さん。
マツさんはエドアルド大統領(リチャードの上兄)、議員1の役。まあ大きな役だったよね。
SPARKS:1996/09/28-29(横浜相鉄本多劇場) 10/01~06(下北沢 ザ・スズナリ)・70年代アングラの実験劇! 音楽、ノイズ、映像による不条理なエンターテインメント狂騒劇! 爆走するノンストップ・アクション!
横浜劇場文化フォーラムからこんなニュースが。
ダフネの嵐:1997/08/26~31(世田谷パブリックシアター)・かつての日活アクション映画の様式美をもったハードボイルド・エンターテインメント。男と女の欲望が渦巻くキャバレー銀馬車で血みどろの抗争の火ぶたが切って落とされた。60~70年代サウンドにのせて贈るB級アクション・ミュージカル。
わしの記憶が正しければこれがマツさんの流山児事務所最後の舞台だったんじゃないかな。
1991年3月から1997年9月までホントに楽しませていただきました。わしはここに名前を挙げた芝居の東京と横浜の公演は全部1日づつ行っています。
6年ちょっとかぁ。。夢のような日々だったな。
いつかわしが観た芝居のこと、ちゃんと書きたいと思っていたんです。これで願いが叶ったわ。