なにわノリダーのぬるい自転車日記

ロードバイクTREK DOMANE / 520、で大阪、シカゴ、つくばを走る。

2008 オリンピック

2008-08-23 22:36:27 | 自転車


ハTリさんは最近行われた海外のロードレースのビデオをダビングしてくれる。
これがまったくもって面白い。

欧州のロードレースで一番目立っているのはCSCだ。このチーム、いつも誰かが先頭を走ったりして、さらに優勝争いにからむ。しかし、ツールドフランドルではカンチェラーラが最後のスプリントで負けたり、ツールドスイスでは先頭を走っていたシュレクが崖から落ちたり(でも完走)、、とにかく目立つのだ。CSCのチームからの支持は「目立て」と言うことだけだ、断言していたのだが、ツールドフランスではサストレが勝ってしまった。

ハTリさんがくれた2008年オリンピックロードレースでもCSCは活躍していた。

レースは、スペインチームのツール優勝CSCサストレが先頭を引き、さらにジロ優勝コンタドールが引くという豪華な展開。

終盤はやはりCSCのアンディー シュレクが中心となり3人の先頭集団を形成し、ほぼ3人でメダル決定かと思いきや、第三集団からCSCのカンチェラーラがひとりで飛び出し、「おらおらーーー」と第二集団を引いて、最後は6人のスプリント。
スペインのサンチェスの優勝、スペイン勢、今年3冠となる。
カンチェラーラはちゃっかり銅メダルになり、あれだけ先頭集団を引いたシュレクは5位と、なんともCSCらしいい目立ち方。いやはやお見事である。

日本勢はというと、はじめにちょっと写ってそのまま、まったく写らず。解説があの競輪の中野浩一なのもなかなかシュールであった。アナウンサーもどうも競輪出身ぽかった。

でも、とにかく予想外に面白かった。

それにつけても野球の情けなさ。しかし、もともと日本チームはプロの集団だ。かれらの本業そして生活費を稼いでるのはプロ野球であって、実際オリンピックはまったく関係ない。去年のWBCは、プロ同士の戦いだし、かなりの選手はプロとしてメジャーへの売り込みというモチベーションが高かった。

はっきりいって、メジャーの参加しない今回のオリンピックの金メダルはトッププロとして純粋に考えて価値が低い。この結果はしょうがない。もし、2軍のプロ選手を出していたほうが良い結果が出ただろうな。

結局、オリンピック野球の結果なんてあまり意味がないのだ。しかし、3敗の岩瀬やエラー連発のGG佐藤、星野監督、そして広島ファンとして山本浩二と大野などにのしかかる暗澹たる気持ちを考えると切なくなる。

女子ソフトや男子400Mリレーこそ、オリンピックらしく感じる。必死でやりながらも悲壮感がない。されどオリンピックたかがオリンピックである。


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