なにわノリダーのぬるい自転車日記

ロードバイクTREK DOMANE / 520、で大阪、シカゴ、つくばを走る。

暗峠

2008-03-23 21:12:01 | 自転車

日本の道百選に入っているといううわさの暗峠へ行ってきました。大阪から生駒山を越えて奈良に至る有名な激坂です。

昨今の金欠状態で、所持金小銭だけで1100円!輪行なし、うまいもんなしのコースです。

暗峠を越えるには大阪の中心部を通らないといけないのだけれど、ハTリさんの大阪城コースを使って極力、混雑を避けて行きました。

なにわ自転車道を北上し、淀川と合流したところで右岸を下り、赤川鉄橋で左岸の快適な自歩道を梅田のビル街を見ながら下る。強風注意報が出ているのであるが、追い風となって快適だった。(後で痛い目に会うのだが)

淀川沿いだだっ広い自歩道が終わると、左折して今度は大川沿いの自歩道を走る。ここはやや人が多いので安全運転。終点を左折するとすぐに大阪城へ出る。大阪城の周辺道路も快適な道だった。姫路城と同じく、アジア系(中国系)の観光客でにぎわっていた。そいうえば仙台の青葉城もそうだったなあ。城もすばらしいけど、深い堀と石垣は壮観でした。

ここまで、自歩道で来れるというすばらしいルートであるが、大阪城を離れて一般道を東へ進む。基本的に玉造の交差点からR308を真東へ進めばよいのだが、道路はR15,R702,R308と変わっていく。

花園ラグビー場をすぎると、R308の暗峠への上りはすぐだ。

上り始めるとすぐにきつーーーい上りになった。(以後、峠まで変わらず)住宅地の私道のような道だが、「国道308号」の看板が。

Wikipediaによると暗峠は海抜450M、平均斜度20%、最大37%というとんでもない「酷道」です。実際そうでした。m何度も押し入りました。気を抜くところありません。あまりに遅すぎで転倒しそうになりました。SPDペダルがなかなかはずれず、谷側に転倒しそうになって肝を冷やしました。もういいです。一度で。奈良側から下ってくるオートバイのお兄さんも苦笑してました。それほどきついです。

途中芭蕉の石碑がありました。芭蕉は1694年9月9日に甲賀から暗峠を通って最後の旅をし大阪へ入り、10月12日に亡くなったと書いてあります。

菊の香に くらがり 登る 節句かな (芭蕉)

この激坂が堪えたのでしょうか。

民家が出てきたら、ゴールの暗峠。

 スギ花粉 くらがり 登る もうええわい (ノリダー)

 

 峠には売店があり、おでんで昼食。160円。いろんな有名人のサインがあるが、店には近所のおじいいさんおばーさんのたまりばになっていた。

ここからのくだりの激坂でなおかつ、コンクリートもでこぼこ。ブレーキングで手が疲れて一回休憩したくらいだ。下ったらR308をさらに奈良市街地へ向け、東へ行くのだが、また登り!!まじですか...途中に足湯もあるが、疲れすぎで入る気もしない。

その登りの途中で、越えてきた生駒山が見えた。R308をこの2度目の峠越えでロストしてしまい、知らぬまにR1へ。大型車を含む自動車だらけの幹線道路を死ぬ思いで走った。激坂の次は車地獄かあ。。。R1が秋篠川を横切るところで、見覚えある道が..奈良自転車道を発見!!!ほっと一息。昨年、法隆寺まで走った道だ。

このまま、自転車道をたどって平城京跡へ。だだったぴろい公園のようになっている。710年に看板によると数十万人住んでいたらしい。その数十年後、都は長岡京へ移り、平城京は土に埋もれたらしい。この辺は建物を再現したら、いい観光地になるのになあ....いつもながら奈良県の歴史的観光資源の開発能力のなさにはおどろくばかりだ。

平城京近くの「コナベ稜」

ここからR24を木津まで走った。車も多いのだが、路肩も自歩道もしっかりしていて走りやすかった。途中マックで100円バーガーをひとつ食べる。今日は金がないから1というのもあるが、マックでは100円バーガーが一番うまいとおもう。これにコーラがあれば....とおもうが、がまんがまん。

木津と京都嵐山を結ぶ自転車道に到着。木津川沿いを走り、御幸橋をへて桂川沿いを走る。木津ー御幸橋 25k 御幸橋ー嵐山 19kほど

こんな道です。木津から北上です。といこことは向かい風。爆風でした。20km/hなんて出ません。へたすると14km/hになってました。このまま25km以上走りました。辛かったです。向かいから来るローディーは漕いでませんでした。

つくしも出てました。これ佃煮にするとうまいんだよねえ....(貧乏くさい?)ほんとにうまいんですよ。

この自転車道唯一の見所、「流れ橋」時代劇の撮影にも使われるとか..黄門様も通られたのでしょうね。川の水も綺麗でした。

御幸橋から自転車道を離れ、西国街道へ。サントリーの山崎蒸留所の前を通過。何度か通っているが、自転車なので見学したことがない。

「にいちゃんどっからきてん?」とおじいさんに話しかけられる。しばし、強風の愚痴をこぼす。

山崎の水無瀬神社。日本の水100選の離宮の水をボトルに汲んで補給。

ここからは向かい風もなく快適に西の我が家を目指した。

6時前に帰宅。シンハービール(タイ)で乾杯。タイには2度ほど行っているのだが、タイではやはりこのビールだ。

131.7km ave 17.2km/h

使ったお金 おでん160円 ハンバーガー100円 飲み物 離宮の水 0円

シンハービール 298円 合計 558円

またまた、花粉をしこたま吸い込んで花粉症悪化。ある意味1年で一番走りづらい季節では!!???月曜は医者で薬もらわんとなあ...がっくり。

 

 


一庫ダム~るり渓

2008-03-16 21:53:34 | 自転車

昨日、土曜日はバカにいい天気。小春日和だ。暑くもなく寒くもなく、雨も降りそうになく。こんな季節に走らない手はない。(今年の冬は散々に寒かったからねえ)とい言うわけで、2時前に突然はしることにした。ちょっと無理そうだが、シルベストサイクルの「これはええよ」で紹介されていた一庫ダムコースを走ることにした。

一庫ダムまでは行楽か結構な車がいたが、ダムの東側の道はあまり車もいなくて、快適。

ダムの北側。これでもかと言うくらい道が良い。冬のグローブをはめてきたので、すでに汗だくだ。しかし、山の天気はどうなるかわからないので、これでよい。

 R604からR106へ入ると、右手に田んぼを見ながら、向かい風を受けては走った。反対側から来るルーディーが羨ましい。くだりに追い風!

 能勢高校の先を左折してR732へ。逢坂峠300Mを越える。最初の難所。前回、吹雪に会ったときは、道ばたの温度表示は3℃だったが、今日は14℃。快適なくだりだけど、JAMIS AURORAのブレーキではヘアピンカーブの続く、このくだりは攻めにくい。キャノンデールのおにいさんに抜かれた。

R54で北上。京都府亀岡市へ入った。ゆるい登りが続く。とにかくるり渓付近は北摂の最高峰なのでとにかく、そこまで上りだ。T字路にコンビニがあり、アミノサプリを買う。大型バイクのお兄さんに話しかけられた。豊中から来たというとびっくりされた。同じくるり渓方面を目指しているらしい。先に出発して、るり渓までの最大の難所を登った。昨年夏以来だが、結構長かった。農家の庭でおじさんが、七輪で餅を焼いていて、こうばしい匂いがあたりに漂っていた。途中後から来た先ほどの大型バイクのおにいさんにちぎられる。お互いに手を上げて挨拶した。

なんとか登りをクリア。時間も4時20分で大体計画通りだ。R731、R173を経て、篭坊温泉への道。なんと雪が残っている。(ここだけですが)山間の日陰は寒い。山をなめちゃいかん、ということで厚着してきて良かった。

川沿いのくだり基調の快走路。軽く35km/hは出る。今まで登り続けてきたお陰だ。

京都府から兵庫県へ。篠山ですか...結構遠くまで来ているなあ、もう5時近いんですけど.....ちょっとこころ細くなった。

篭坊温泉へ到着したが、ぽつりぽつりと民宿やホテルがあるだけ。先を急ごっと。

R37三田後川線を走った。途中、こんな田舎道に渓流の釣堀があって、10人くらいの釣り人で結構にぎわっていてびっくりした。写真を撮るために、停止すると風の音が消えて、川の流れの音が聞こえた。静かな道だった。

 

 R37は羽束川沿いの平坦な道になった。あまご釣りの釣り場ばあった。右手に広い田畑を見つつひたすら走った。鐘が聞こえた。5時15分。子供の帰宅の合図かなあ。R173を離れてからずっと下りか平坦地。いやはや爽快、爽快。木器(きき、と書いてこうずきと読む)の郵便局を左折してR323へ。

この辺にうまい蕎麦屋があるらしいが、もう6時近いので帰りを急いだ。ひさしぶりの峠が出現。90kmくらい走っているので、結構きつい。なんとかクリア。大坂峠280m。ほっとして記念写真。R319に合流し、なんどか来ている上佐曽利公民館についてほっとした。(実際にはこれから結構距離あるんですが)

R68、R12を経て猪名川沿いで日が暮れた。前からフラッシュライト2つ。なんとローディーの方だ。僕と同じく遅くなってナイトランになったのか。夜なので明るいR173,R176を安全運転で走って8時前に帰宅。ほぼ6時間の旅となった。

輸入ビール食材屋「やまや」で買った「Pacific Pilsner」(スイス)をぐいっとと飲んだ。苦味が体にしみわたるなあ。ああうまい。

117.4km ave 20.5km/h (いつもながらママチャリなみ)

なかなかいいコースだった。特に路面が良い。しかし、山のなかなので、スギ花粉がかなりとんでいた。関西に転居してから花粉症はなりをひそめていたのだが、さすがにこれだけ花粉を吸い込むと、涙、鼻水、くしゃみ..久々に抗アレルギー剤を飲んで寝た。

花粉に負けずに走るぞー。この前までは寒さで、今度は花粉、6月は雨で、夏は暑さ.....チャリだーはつらいですなあ。

 

 

 


春来る!?

2008-03-09 20:54:38 | 自転車

 7時に起床して早朝の箕面山を走った。いやあーいよいよ春が来たか!という感じだった。日差しが暖かく、空気もきれい。まだまだ、茶色の木々も多いが、数週間前に氷ついていた箕面の山も、みどりもかなり増えてきた。さすが山の中の風は冷たいので、未だに冬のウエアで走っているが、あきらかに冷たさが2ランクぐらい下がっている。もちろんのぼりではかなりの汗をかいた。日差しも適度に強く、しかし、空気は冬のきりっとした感じがあって、路面もドライで問題ないし、もしかしてこの季節が一番走りやすいのではないかとも思える。特に今日なんかは、いつまででも走って痛い気分だった。

地熱の家の展示の温度。

真冬は0度だったが、いまは4℃。たったこれだけの違いだが、山にのぼると天と地の差がある。地熱の温度が16℃だけれど、真夏はどうなるのか。まさか40℃と言うことはあるまい。多分真夏は地下がすずしい、ってことになるのかなあ。そうだとすると、これからは地下に穴を掘って住んだほうがいいということになる。

高山の公民館まで走ったが、すでに下山するローディー6名とすれ違う。朝から気合入ってますねえ。一体何時から登っているんだろう。もちろん、僕が下山する時には、てnちさんを先頭にシルベスト最強軍団をはじめ、たくさんのローディーが登ってきていた。いよいよ、シーズン開幕といったところか。

29.3km ave 20.0km/h

寒さが和らぎ、下り飛ばしましたので、平均速度最高記録です。


明石~日生 岡山 (3)

2008-03-05 22:39:32 | 自転車

(2)からの続き。姫路城からR62を通ってR250へ合流。

路肩も結構あり、、まあ幹線道路であるので、それなりに車は多いが走りやすい。ここはひたすらこぎまくって、たつの市から海岸線をR250は走る。

ひさびさに車も少なく快適な道が出てきた。沖にカキの棚が見える。

室津港あたり。このあたりから、カキの直売所の看板が目立つ。

 堀市(?)という海鮮ものの店があり、買ったものを自分で炭火焼にして食べることが出来た。ホタテとふぐを焼いて食べた。まあまあうまかったが、海鮮ものは焼き加減が難しい。それにロングライドには海鮮ものではパワー不足だ。一に炭水化物、二に肉!

 

カキの養殖が盛んなだけに、おだやかな海沿いの道をひたすら走った。小島に立派な神社が建っていた。なんかTVで見たことあるような風景だった。

 

R250を離れ、R568,R456,R32と海岸線を走った。赤穂御崎までは今日はじめての上りがあるが、180度眺望が開けている。

赤穂御崎には大石内蔵助の銅像が。

御崎を町のほうへ下ると、赤穂城跡についた。海のほうに工場の煙突が見えた。江戸時代の人たちは数百年後のこの町の風景を想像もしなかっただろうなあ。

赤穂城の近くになつかしい看板だらけの古道具屋があった。タカラビールってなんだ?

R250にまた合流し、鳥打峠、福浦峠を越える。終盤ののぼりはきついなあ。エネルギー不足でちからも入らない。

峠を下ると日生の海岸に出た。たくさんのカキの養殖いかだがある。ああー腹減った。土産物屋を見つけて、アイスクリームを食べてほっと一息。駅は、その土産物屋の隣で、その10Mくらい前が日生港。

 名物カキ入りお好み焼きを「ほり」で食べた。店のおばちゃんと世間話をする。結構大阪から自転車の人が来るらしい。もちろんうまかったが、炭水化物を久々にとってエネルギーがもどってきた。

日生5:28発。播州赤穂でうまいこと新快速に乗れて、7:29伊丹着。雨で始まったやれやれ長い一日だったが、早朝以降は天気にも恵まれ楽しいツーリングだった。

131km ave 19.5km/h

 


明石~日生 岡山県 (2)

2008-03-05 22:03:44 | 自転車

朝5時半起床。天気予報を見るとやはり曇りのち雨、岡山は曇り時々雨。

まあ、行くだけ行って雨が激しくなったら帰ろうと暗い道を出発。しかし、5分ほどで結構な雨が降ってきた。いきなり雨の洗礼だ。しょうがないから、ゴールドウインのサイクルレインウエアを来た。幸い、気温は結構高くて、それほど苦労なく伊丹駅に到着。6:45伊丹から、尼崎を経由して7:29に明石到着。西へ行くと晴れたりしてと、携帯で天気予報を見ると、岡山から福岡まで全部、曇りのち雨!!こりゃだめだ、と覚悟して明石港を出発した。今日は、携帯電話用にモンベルの防水袋、バックパックはドイターの自転車用でレインカバー付、足にはシューズカバー、雨でも雪でもこいという装備だ。

ここからは、姫路明石自転車道を通った。

しばらく雨が降っていたが、30分ほどでやんで快適な道路を走った。

しかし、あっという間に快適な道はなくなって、一般道R718を走った。

加古川通過。でかい。。。(自転車と比較ください)

R718を浜の宮公園で離れて、新幹線の下の姫路明石自転車道を再び走る。路面は悪いし、交差点はしばしばあり、とても自転車道とはいいがたい。道路特定財源なんて議論しているけど、自転車道にもちょっと回してくれ。

このまま新幹線の下を走って、姫路城到着。11:20

さすが世界遺産。なかなか立派なもんだ。

昼も近いが、ぱっとみ、あまり美味しそうなもののないので、すぐに出発した。

 (3)へ続く。


明石~日生 岡山県へ突入 (1)

2008-03-04 22:48:47 | 自転車

昨日、休みを取って明石から岡山県日生(ひなせ)を走ってきた。

コースは明石まで輪行、姫路明石自転車道(一部 R718)-姫路城-R62-R250-R568-R458-R32-赤穂城-R250-日生です。

朝5:45に家をでて今日は眠いので詳細は後日 (続く)


スキー錬3

2008-03-02 19:55:30 | Weblog
スキー錬?第三弾。兵庫県の北にあるハチ北高原のスキー場に行った。
大阪から150kmと結構近いのだが、予想外に雪も良くて、リフトも高速で滑りやすかった。

雪がいいのは上の方だけだが、近畿地方は雪の日が多いのでそういう影響もあるのだろう。
例によって、短いファンスキーですべったので、取り回しはきわめて快適だ。

こぶ斜も楽勝と中上級のこぶ斜に行ったが、やはり深いこぶの前に、40おやじのパワーはまったく歯が立たず、ずり降りただけだった。(今後、こぶはやめよう)
帰りは下道が渋滞するとのことなので、早めにあがり、宝塚の恒例の渋滞にもはまらず、日のあるうちに大阪についた。
さて、明日は有給休暇。輪行を交えて岡山の日生まで久々のロングツーリングの予定だが、今日のスキーの筋肉痛はもちろん、天気予報、晴れのち雨、降水確率午前30%午後50%!!なんでやねん。この前後の2週間では雨なのは明日だけですぜ!待ちに待った有給なのに、そんなに俺が悪いのか!
レインウエアの買ったことだし、こうなったらやけくそだ雨でも走りきるぞ!!
天気予報ついでにNHKのニュースみてたら、明日、黄砂が来るんだって!?
雨が降らないときは砂が降るってことね。
まあ、JRに沿って走るわけだから、行くだけ行ってやになったら電車で帰ります。
とりあえず、明日6:45の伊丹の福知山線に乗ります。
しかし、今日は日帰りスキーで朝4時半起きだしなあ。
God Bless おやじ!!
どうにでもなれという自暴自棄のおやじでした。