主に登山道に沢山咲いていた花たちの続きです。
比較的歩きやすい道と、石灰岩のごつごつした道が入り混じる登山道ですが、写真を撮りながらなので全然疲れません。
紫系の花代表、クガイソウ(オオバコ科)。
オオバコ科に違和感持たれる方も多いのでは。
例のAPG分類になって、ゴマノハグサ科からオオバコ科に変わりました。

漢字では九蓋草/九階草。
車状になった葉が九層くらいになっているので、この名前が付いたそうです。
そんな由来しらないので、葉の写真撮ってなかった・・・
こちらも根茎を乾燥させると「草本威霊仙(そうほんいれいせん)」という生薬になるそうです。
効能はリューマチ、関節炎、利尿など。
これも勿体無くて使えませんね。
ツンと尖った花序が魅力的♪


伊吹固有種のルリトラノオ(オオバコ科)も紫色の総状花序ですが、葉は対生で、花序が1本だけではなく複数立ち上がることが多いです。
咲く時期も、8月以降。
去年9月初めに撮った参考写真です。

もう一つ紫の花を・・・
こちらは下界でも時々見かけるクサフジ(マメ科ソラマメ属)。
白い石灰岩の登山道によく映えます。

下界で見かけるといいましたが、最近見かけるのは帰化植物のナヨクサフジが多く、クサフジは少なくなっています。
登山道脇には結構沢山咲いてていました。


ピンクの可愛い花が咲いていました。
クルマバナ(シソ科トウバナ属)です。

近くで写真を撮っておられた方の話では、「最近少なくなっている」とのこと。
青森旅行に行った時は平地にも沢山咲いていましたが、西日本では山の草のようです。
名前の由来は、花が車輪のように輪生することから。
唇形の花はシソ科の特徴。


もう一つピンクの可愛こちゃん。
カワラナデシコ(ナデシコ科)です。

河原に咲く撫子という名前ですが、草原等の開けた環境が好きな種なので、伊吹山にも結構咲いていました。
むしろ、昔は河原でよく見かけたのに、最近はめっきり減った気がします。
ご存知、秋の七草のひとつ。


今日のラストは、ヤマホタルブクロ(キキョウ科)。
最初は白い花が多かったのですが、標高が上がるにつれて色目が変わってきました。
面白いので、全部まとめてご紹介!
白に紫のそばかす。

ピンクがかったぽっちゃりさん。

紫がかった花も・・・

濃い目のピンク。

中央登山道を下りた辺りには真っ白な子。
やっぱり下に行くほど白いのでしょうか。

いかがでしょう。
ホタルブクロは登山道の脇に点在しており、しかも色がどれも少しずつ違うのでつい夢中で撮ってしまいました。
ところで、ヤマホタルブクロとホタルブクロ、どこが違うのでしょう?
調べてみたら、ホタルブクロには萼片の間に反り返る付属片があるが、ヤマホタルブクロにはない、ということでした。
百聞は一見にしかず・・・
去年、大阪市大理学部附属植物園で撮ったホタルブクロ。

その萼部分のアップ(左)、確かに萼片の間に反り返る部分があります。
一方、今回撮ったヤマホタルブクロの萼片の間には、それがないようです(右)。

分かりにくい写真と説明ですみません。
で、気付いたのですが、最後に載せた真っ白なコ、よく見たら萼片の間に反り返った付属片が!?
全部ヤマホタルブクロと思っていたら、これは普通のホタルブクロなのかもしれません。
個人的には大発見^o^/
西登山道。


明日は、登山道で少しだけ見かけた花をご紹介予定です。
つづく・・・
比較的歩きやすい道と、石灰岩のごつごつした道が入り混じる登山道ですが、写真を撮りながらなので全然疲れません。
紫系の花代表、クガイソウ(オオバコ科)。
オオバコ科に違和感持たれる方も多いのでは。
例のAPG分類になって、ゴマノハグサ科からオオバコ科に変わりました。

漢字では九蓋草/九階草。
車状になった葉が九層くらいになっているので、この名前が付いたそうです。
そんな由来しらないので、葉の写真撮ってなかった・・・
こちらも根茎を乾燥させると「草本威霊仙(そうほんいれいせん)」という生薬になるそうです。
効能はリューマチ、関節炎、利尿など。
これも勿体無くて使えませんね。
ツンと尖った花序が魅力的♪


伊吹固有種のルリトラノオ(オオバコ科)も紫色の総状花序ですが、葉は対生で、花序が1本だけではなく複数立ち上がることが多いです。
咲く時期も、8月以降。
去年9月初めに撮った参考写真です。

もう一つ紫の花を・・・
こちらは下界でも時々見かけるクサフジ(マメ科ソラマメ属)。
白い石灰岩の登山道によく映えます。

下界で見かけるといいましたが、最近見かけるのは帰化植物のナヨクサフジが多く、クサフジは少なくなっています。
登山道脇には結構沢山咲いてていました。


ピンクの可愛い花が咲いていました。
クルマバナ(シソ科トウバナ属)です。

近くで写真を撮っておられた方の話では、「最近少なくなっている」とのこと。
青森旅行に行った時は平地にも沢山咲いていましたが、西日本では山の草のようです。
名前の由来は、花が車輪のように輪生することから。
唇形の花はシソ科の特徴。


もう一つピンクの可愛こちゃん。
カワラナデシコ(ナデシコ科)です。

河原に咲く撫子という名前ですが、草原等の開けた環境が好きな種なので、伊吹山にも結構咲いていました。
むしろ、昔は河原でよく見かけたのに、最近はめっきり減った気がします。
ご存知、秋の七草のひとつ。


今日のラストは、ヤマホタルブクロ(キキョウ科)。
最初は白い花が多かったのですが、標高が上がるにつれて色目が変わってきました。
面白いので、全部まとめてご紹介!
白に紫のそばかす。

ピンクがかったぽっちゃりさん。

紫がかった花も・・・

濃い目のピンク。

中央登山道を下りた辺りには真っ白な子。
やっぱり下に行くほど白いのでしょうか。

いかがでしょう。
ホタルブクロは登山道の脇に点在しており、しかも色がどれも少しずつ違うのでつい夢中で撮ってしまいました。
ところで、ヤマホタルブクロとホタルブクロ、どこが違うのでしょう?
調べてみたら、ホタルブクロには萼片の間に反り返る付属片があるが、ヤマホタルブクロにはない、ということでした。
百聞は一見にしかず・・・
去年、大阪市大理学部附属植物園で撮ったホタルブクロ。

その萼部分のアップ(左)、確かに萼片の間に反り返る部分があります。
一方、今回撮ったヤマホタルブクロの萼片の間には、それがないようです(右)。


分かりにくい写真と説明ですみません。
で、気付いたのですが、最後に載せた真っ白なコ、よく見たら萼片の間に反り返った付属片が!?
全部ヤマホタルブクロと思っていたら、これは普通のホタルブクロなのかもしれません。
個人的には大発見^o^/
西登山道。


明日は、登山道で少しだけ見かけた花をご紹介予定です。
つづく・・・