折角京都府立植物園に行ったのですが、冬枯れであっという間にネタ切れ(笑)
というわけで、またまた温室の花シリーズです。
第3回の今日は、キツネノマゴ科です。
前にもお話しましたが、自分が見た温室の花をデータベース化しようとエクセルに入力しています。
今年から始めたのでまだ京都府立植物園2回、宇治市植物公園2回分です。
で、気づいたのは、「キツネノマゴ科ほんまに多い!」でした。
前から何となくキツネノマゴ科ってよく見かけるなあと思っていましたが、整理してみたら余計に際立ちました。
今回はそれを前後編でお届けします!
最初はインパクトのある長い名前のこちら。
プセウデランテムム・アクミナティッシムムです(笑)
名前は卒倒しそうですが、花は可愛いでしょう。
(2021/1/30 京都府立植物園:中国、インドネシアなど原産)
和名のない花はたいてい学名のカタカナ表記。
こちらも、上の花と同属のようです。
プセウデランテムム・ラクシフロルム。
(2021/1/23 宇治市植物公園、フィジー原産)
お次は上の花とは一見雰囲気が違います。
何度かご紹介したホワイトキャンドル。こちらもキツネノマゴ科です。
熱帯西アフリカ原産。
(2021/1/23 宇治市植物公園、西アフリカ原産)
こちらの赤いお花。
リュエリア・コロラタです。
一見上の花とは雰囲気が異なりますが、赤い苞から出ている花の形はホワイトキャンドルと似てますね。
(2021/1/23 宇治市植物公園、中南米原産)
こちらの赤い花は、アカサンゴバナ。
久しぶりに和名があり、ホッとします。
よく見ると、花の形は筒状5裂、やはり似ています。
(2021/1/30 京都府立植物園、ガイアナ原産)
そして最後はこちら。
ストラビランテス・ハミルトニアナです。
今回1月末に京都府立植物園で見たのですが、あまりにショボい写真しかなく、在庫から引っ張り出しました。
(撮影:2019/12/8 宇治市植物公園、インド、ネパールなど原産)
ということで、お気づきでしょうか?
今日ご紹介したキツネノマゴ科(前編)は、どれも花の形が似ているものばかり集めました。
筒状、5裂、蕊が突き出す・・・という特徴です。
(最初の花だけは4裂でちょっと雰囲気が違いますが、同じ属なので並べました。)
これってどこかで見た花に似てる?
そう、同じキツネノマゴ科のイセハナビ属の花に似ています。
咲いている場所はそれぞれ別ですが、面白いですね~
特に、最後のストラビランテス属は、まさに和名では「イセハナビ属」。
おさらいですが、日本のキツネノマゴ科イセハナビ属(ストラビランテス属)はこちら。
上左から、スズムシバナ(紫)、スズムシバナ(白)、ユキミバナ、イセハナビ。
仲間分けして調べてみると結構発見があって面白いです。
掘り下げが全然ないですけど・・・(笑)