キンポウゲ科のスプリングエフェメラルの最後は、お待ちかね~(かな?)
オウレンの仲間です!
一番楽しみにしていたバイカオウレンは・・・
うう、正直ちょっと貧弱かも。
咲いていたのはたったの2輪。
セツブンソウが大群だっただけに、どうしてなのかなと思いました。
年々減っている気がします。
しいちゃんのお庭の方がずっと華やかでしたね。
それでも頑張って咲いている花に拍手です。
もしかして、もう終わりなのかも・・・
気を取り直して見回すと、おお、咲いていました!
コセリバオウレンです。
オウレンは雌雄異株で、こちらは雄蕊・雌蕊そろった両性花ですね。
雌蕊だけの雌花もあるそうですが、植物園では見たことがありません。
近くには雄花もありました。
両性花もいいけれど、雄花は蕊も花弁も萼もどれも純白で、とっても可愛いです。
雄花ですが、咲きたてのころは雄蕊が中央に寄っていて、花粉を出すにつれて花火のように外に広がるようです。
下の写真はすっかり花粉を出した後なんでしょうね。
このコセリバオウレンですが、なぜか花壇の中ではなくて、歩道と花壇の境目の少し歩道よりに生えています。
1本だけではなく、どれもこれも・・・
植えたわけではないでしょうに、なぜでしょうね。
さて、オウレンの花、もっと沢山生えている場所があるはず・・・とそちらの方に向かいました。
ありました!
まだまだほんの少しですが、セリバオウレンも咲き始めていました。
セリバオウレンも先ほどのコセリバオウレン同様、雌雄異株です。
こちらは両性花。
こちらもですね。でも上の写真の株と比べると、雄蕊がまだ花粉を出していないようで雌蕊にくっついています。
ちゃんと雄花もありました。沢山の雄蕊が周りの方から順に広がっているのが分かります。
でも花を見ただけでは、コセリバオウレンとセリバオウレンの区別なんて分かりませんよね。
これは葉の付き方が、2回3出複葉がセリバオウレン、3回3出複葉がコセリバオウレンということで区別できるようです。
よく分からないので、葉の写真を撮ってきました。
こちらはコセリバの方。
最初の茎から3枚の葉が出て、その葉1枚からまた3枚の葉が出て、さらにその葉からまた3枚の葉が出ている・・・
はずなんですが。
なんだか写真が拙くて全然分かりません。まあ葉が細かいということで・・・
気を取り直して、こちらはセリバオウレンの葉と花です。
(名札を信じたらそのはず・・・)
確かに3つに分かれた先の葉も3つに分かれていますね。
2回3出複葉で間違いないようです。
花が小さいこともよく分かりますよね~
ということで、復習も兼ねたオウレン特集でした!
ちなみに、高級生薬となるオウレンはキクバオウレンとも言われ、1回3出複葉です~
【撮影:2020/2/13 京都府立植物園】