2週間ぶりの京都府立植物園。
寒波が訪れる前の暖かい週末、ぶらり行ってきました。
お目当ての花は当然・・・
セツブンソウと違うやん(笑)
大きな説明版には「キンキマメザクラ」の文字。
ちょっと気が早いのではございませんこと?
失礼しました。目的の花はこのキンキマメザクラの下に咲いていたこちらです。
改めまして・・・セツブンソウ(キンポウゲ科セツブンソウ属)。
キンポウゲ科のスプリングエフェメラルの中でも、一番のせっかちさん。
前回行ったときにはほんの1輪だけしか咲いていませんでしたが、今回はしっかり見頃!
落ち葉と比べると、小ささを感じていただけるでしょうか。
京都府立植物園には前にも書いたようにセツブンソウのエリアが少なくとも4か所あります。
それぞれのエリアの花が咲く時期が少しずつずれているので、結構長い期間花を見ることができます。
最初の4枚はキンキマメザクラの下のエリア。
お次は湿地ゾーンの入り口手前のエリア。
こちらの花を見たときはあまりにも日差しが強く、下手な写真がより下手に・・・
土の上に顔を出すセツブンソウの写真をよく見ますが、植物園では落ち葉をかき分けて出てきます。
さて、このセツブンソウですが、白いところは萼片です。
では花弁は?
説明のため、大きく写した花を見てみましょうか。
黄色い部分は花弁が退化した蜜腺だそうです。
真ん中に沢山見える紫色の蕊が雄蕊(花粉が出ているのもありますね)。
そして、さらにその中央にある赤紫色の部分が花柱(雌蕊)です。
萼片は通常5枚ですが、こちらでは3枚や4枚もありますね。
落ちてしまったのでしょうか。
そして一番沢山咲いていたのが梅園側入り口から入って近いところにあるゾーン。
これだけ咲いていると、みんなの目を引きます。
今日は目玉のセツブンソウ特集でした。
ちなみに、セツブンソウの花言葉は「微笑み」、「光輝」。
光り輝くこの花を見ると、自然と微笑みが浮かびます。
【撮影:2021/2/13 京都府立植物園】