なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

想像以上に広かった!~京都御苑散歩(1)

2021-02-01 05:37:46 | 自然

京都御苑ってご存じですか?
京都の人は、普通に「御所」と呼んでおられますが、実は京都御苑は京都御所を中心とした公園なんです。
(私も一応京都府民ですが、ここでいう京都の人は、上京区・中京区あたりに住んでおられる「純京都人」を差しています)
その京都御苑に、この週末初めて行ってきました!

さて、京都御苑ですが、苑内あちこちにある看板の説明によると、
「京都市内の中心部にあって、深い緑に包まれた京都御苑は東西約700m、南北約1,300mのほぼ長方形をしており、
このうち御所などを除いた約65haが「国民公園」として終日解放されています。苑内には約5万本の樹木が生育し、
外周九門や、公家屋敷の遺構も多く残っています。」
とあります。
私自身全然理解できてなくて、「御所って一般開放のときだけ入れるところ」と思っていたのですが、それは御所だけの話。
周りの広大な敷地はいつでも入れたのでした。

京都府立植物園に行くついでに、京都市営地下鉄烏丸線丸太町駅で途中下車。
1番出口を上がってほんの少しいくと、すぐに下立売御門です。
(先ほど書いた外周九門の一つです。蛤御門が有名ですね!)
入ってすぐのところに、いきなりなつみかん好みのクスノキの巨木~
なんどか切られているのか下の方から幹が分かれて大きな樹冠となっています。


ここから左手へ。紅白のウメがお出迎え。






ソシンロウバイも。


公園内には直角に通路が行きかい、まるでミニ京都の市街のようです。
すぐの道を右手に進むと、「閑院宮跡」が無料公開されていました。
こんな感じで園内には、鷹司、西園寺、有栖川etc.など聞いたことがあるような宮家の跡地が点々。
でもそこはパスして進むと、ビックリするような大通りに出ました。


遠くに見えているのが「御所」。ここは一般開放されていません。
道の両側は松林になっています。
ここに限らず、京都御苑は松が多いです。冬だからかもしれませんが、5万本のうちかなりの数が松のようです。
それにしても結構遠い・・・時折雪がちらつく中、ようやく御所の門の前まで来ました。
この御門が建礼門です。


歩いていて感じたのですが、京都御苑は完全に市民の生活の一部になっているようです。
のんびり散歩している人より、足早に通り過ぎる人、自転車の人などを多く見かけました。
御苑の外の道を行くより、ショートカットできるので便利なんでしょうね~


京都御苑の北東方向に向かいます。
サザンカがまだ鮮やかに咲いていました。
マツの木が多いので、撮った写真にはマツの葉が写っています。


ここからのエリアは、少し様子が変わり、落葉樹とその下草を中心としたエリアになっています。
「バッタが原」、「コオロギの里」、「森の文庫」など、子供たちが楽しめる場所のよう。
緑の野が目に付きました。何かな?


フッキソウとツワブキでした!


近くにはメタセコイアの巨木も・・・


アセビが咲き始めていました~


他にも、ケヤキやムクノキの巨木が見られましたが、空が曇っていたのでどれも墨絵状態。
ご紹介はやめておきますね。

実は今回わざわざ京都御苑に行ったのはとある目的があったから。
その目的の場所はこの付近の「母と子の森」の近くにあるらしい・・・
ということで、急ぎ足で向かいました。

(つづく)

【撮影:2021/1/30  京都御苑】



コメント (12)
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