もう2週間くらい前になりますが、久しぶりに宇治川左岸、右岸を歩いてきました。
お天気は最高、放流されていない川の流れは穏やかで、久しぶりにのんびりできました。
その様子をブログで再生したいと思います。
どうぞ、ご一緒にお散歩を楽しみませんか?
白虹橋から下流方向。露出した岩には釣り人の姿。
左岸を進みます。まず出会ったのがイタドリの雄花。
ここで見かけるイタドリは、ほかのどんな場所より毎年綺麗です。
空色のツユクサが瑞々しく咲いていました。
ヤブミョウガは白い花が徐々に白い実に・・・
この実はこの後、真珠から黒真珠に変身する予定。
山際にはハナタデがびっしり。
ヤナギタデやボントクタデと同じくらい小さくてか弱そうな花です。
ハナタデの花穂は垂れ下がらず上を向いているのが一番の違い。
小さくても可愛い花。
おや、面白い柄のガが止まっていました。
蛾図鑑で調べてみると、ギンツバメという素敵な名前のガでした。
少し暗い林内、葉の上にじっと止まっている、という説明通りです。
吊り橋。川沿いにはまだトウコマツナギが沢山咲いていました。
下流は穏やかな流れ。
実になりかけのオニドコロの雌花。
ほわっほわの綿毛は、ダンドボロギク(キク科タケダグサ科)の実です。
荒れ地にまず咲き始める先駆植物、綿毛の羽でどこにでも飛んで行って芽をだすようです。
花言葉は「強い心」。
花がちゃんと開かないので、めったに写真にとらないのですが、こんな花です。
ノボロギク、ベニバナボロギクと比べても、一番地味~ちゃんですね。
でも若葉には春菊に似た香りがあって、食用になるそうですよ!
近くに何か黄色い花がぶら下がっています。
この黄色くて、房のようになって、三枚の葉が付くマメ科・・・
てっきり、トキリマメ(吐切豆;マメ科タンキリマメ属)と思って堂々と投稿したのでしたが・・・
「ノササゲとどう違うのですか?」というご質問を受けて調べたところ、どうもこちらはノササゲのようでした。
一番の違いは葉の形ですが、何より、数年前同じ場所でノササゲの紫色の実(マメの莢)を見たことがあったのです。
(トキリマメやタンキリマメのあの赤黒の実は見たことがありません)
実が出来てみないと、100%とはいきませんが、とりあえず、タイトルを差し替えました~
(ハナちゃん、ありがとうございました!)
左が今回の「ノササゲ」の葉。葉柄近くが一番広いです。
右が、以前京都府立植物園で見た「トキリマメ」の葉。中央部分が一番広いです。
いや~、ノササゲは実しかみたことがなかったので、花がこんなによく似た雰囲気なのは全然知りませんでした。
ひとつ賢くなりました。
テンションアップしたところでさらに先へ。
川に誰かいます?
羽を広げて乾かし中のカワウでした!
アオツヅラフジもそろそろ巨峰色の実をつけています。
さらに進み、府道3号線との交差点を右に曲がり、歩道を歩き始めたところで黄色い花を発見。
え~まさかのまさか、ヤクシソウ(薬師草;キク科アゼトウナ属)ではありませんか!
例年11月に見るのに、いったいどうしたことでしょう。
しかも結構沢山。まさかヤクシソウのそっくりさんではないですよね。
調べてみたら、松江の先生のサイトには「花期は8~11月」とありました。間違いなさそうです。
今年は涼しかったり、雨が多かったのでちょっと季節を間違えたのかもしれませんね。
お久しぶりの朝霧橋が遠くに見えてきました。
鵜飼見物の船を見ながら・・・
赤い橋は喜撰橋。
ぐるっと宇治橋を回って今度は右岸から上流方向へ戻ります。
車を天ケ瀬ダムの近くに止めていたので・・・うう、電車で行けばよかった・・・
でも良かったことも・・
クサギの実が綺麗に色づいていました!
今が最盛期!
独特の色のバランスと、実の金属のような光沢がたまりません。
あとはひたすら歩くのみ・・・
やっと志津川の流入箇所まで戻ってきました。
折れてしまった巨木の上に咲いていたヤブラン。
見上げながら撮りました。実物はまるで天然の寄せ植えのように素敵でしたよ~
今回の府道3号線&宇治川散歩、ようやくおしまいです。
ちなみに歩数計は22509歩になっていました。
【撮影:2021/9/19 宇治川】