上原ひろみのニューアルバムです。
発売間もない新譜などもう何年も買ったことがなかったのだが、
YouTubeでライブ映像を見て以来ずっと気になってたので、つい衝動買いしてしまった。
以前聞いたデビュー間もない頃のスタジオ盤はライブのパフォーマンスとは裏腹に、こじんまりまとまった感がありあまり興味を持てなかったのだが、このアルバムは違った。
ライブのようなパフォーマンスにスタジオ録音の緻密さが加わって凄い出来だと思った。
演奏上のパフォーマンスに気を取られてなかなか気付けない部分だけど、この人作曲の才能も半端ないんじゃないかとも・・・。
複雑な変拍子リズムに乗ったメロディーラインの端々になんだか懐かしくなるような「和」のテイストがあったり・・・。
経歴を見てみると今やJAZZミュージシャン達の聖地となった感のあるバークレー音楽院の作編曲課を主席卒業してらっしゃるとか、
16歳の時にチック・コリアとの共演経験もあるとか・・・いやぁ~、とてつもないサラブレッドだったんですね。恐れ入りました。
まぁ~、そんなことは差し置いて、
6弦ベースのアンソニー・ジャクソン、サイモン・フィリップス(ドラム)との3人のパワーバトルの凄まじさは、
JAZZやROCKはもちろんCLASSIC(演奏として)さえ含め音楽史に残ると言っても大袈裟ではないのではと思うのだが・・・。
ひとつ言えることは、昔ジャズ喫茶でよく見かけたスピーカー、アルテックA-7で聴きたくなるそんな1枚だったり・・・。
まっ、そんくらい感動しちゃったって事ですわ。
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