今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

里親さん便り

2018年07月02日 | イエチビとテリー(新チビ)
ジャーン!



懐かしのイエチビ登場。
いや、今の名前は「ポン太」です。

寒さ厳しい折に、新しい里親さんの元へと不安気に旅立っていった。
あれから5ヶ月、とっても元気な近況が届きました。



思えば去年の晩秋にふらりと迷い込んできた気丈な子ニャン。
いろいろあって保護して、とても素晴らしい里親さんに出会うことができました。

ニャン好きで動物の理解者で、何より聡明な里親さん。
本人(猫)の幸せそうな姿がすべてを物語っています。
最近ちょっと疲れ気味だった自分には、とっても励みになりました。

本当にありがとうございました。




よし、じゃあ続いて・・・、
というわけにはいかない自分がいます。

出戻りちび太の苦い教訓が躊躇させるのです。
あんなにかわいい無邪気なちび太を、危うく不幸にさせてしまうところだった。

だから今、一般の里親さん探しは思案中・・・。
イエチビ、いやポン太はいろんな意味で、本当に強運の持ち主だったのかもしれません。



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イエチビが残した贈り物

2018年01月31日 | イエチビとテリー(新チビ)
イエチビは、新しい里親さんのもとへと旅立っていきました。
10月末にひょっこり庭に現れて、人が出入りする度に足に絡みつく、ニャーが外に出ればくっつきまくる。朝晩のご飯のお礼としてかわが家の"番猫"まで務めてくれた。時ならぬ台風と寒さで風邪をひいて、2度目の台風が迫り来るタイミングで家に引き取った。それから2ヵ月半、生活をともにしました。

              
     初期のイエチビの様子はニャー、ソトチビやちび太の記事にあります

たかが子ニャン、されど子ニャン。たかが2ヶ月、されど2ヶ月。イエチビと別れるとき、こんなにも感無量になるとは思わなかった。短期間で、それだけしっかりと家族の一員になっていたんだ。2人の娘を嫁に出したときだって明るくさっぱりとしてたのに。思いもよらぬしんみりムードでした。

子ニャンに共通の特徴として無邪気で一生懸命。遠慮もすれば好奇心も強い。その精一杯の生き様に、そして真っ直ぐにぶつかってくる命に、心惹かれたのだと思います。それは久しく感じていなかった清涼感でした。

             
               
                 旅立ち前夜のイエチビ

その日はこちらから伺えなかったので、車で1時間ほどかけて里親さんが店まで来てくれました。朝ごはんを食べてトイレに行って、オバンとニャーとみうにお別れを言って、キャリアに入れたら急に鳴き出した。通院のときはさほど動じなかったのに、やはり何かを感じたのだろう。車の中でも鳴き通しでした。

              
                 わが家で最後の朝ご飯

              
               ニャーとみうと最後のひととき

イエチビの里親さんはとてもやさしそうな大人のご家族で、しかもベテラン保護者さん。それでも一応、契約書を作成して署名して頂きました。手続きも終わって、さてキャリアから出そうとするとイエチビが嫌がった。それでも無理矢理出すと自分にしがみついてきた。その全身が、震えていた。

天真爛漫で怖いもの知らずだと思っていたら、さにあらず。不安は顔に出さないだけだった。でも抗えない自分の運命そのものに不安を感じたとき、耐え切れなくなって全身を震わせたのです。それは、本人(猫)が信頼していたこのオジンに裏切られると感じたときでもあった。でも気丈なイエチビ、その後里親さんに抱かれたときはとてもいい子にしていた。そしてイエチビは、新しい里親さんに連れられていきました。

              
             はじめて里親さんに抱かれてやや緊張?

いやはや、毎回こんなドラマがあるんじゃ里親探しのボラさんなんて大変だな、などと思いつつその日家に帰ると、やけに静かに感じた。その頃はいつも3匹揃ってリビングで過ごしていたニャーとみうも、心なしかつまらなさそう。そうなんです、イエチビが家に来て以来、ニャーとみうの距離が画期的に近づいたのでした。

本人(猫)がこの家に来る前のニャーとみうの関係を、イエチビが知る由もない。イエチビは無邪気に他の2匹に「あそんで~」と絡み続けた。それで他の2匹の関心もイエチビに集中して、ニャーとみうが互いに意識過剰になる時間が減っていった。これが"イエチビ"効果です。過去記事では「恋のキューピット効果」とも書きました。

今、みうがニャーのいるリビングで過ごせるようになったのも、この"イエチビ効果"のおかげです。イエチビは、風のようにやって来て風のように去っていきました。後にこの上ない置き土産を残して。

<追伸>
里親さんよりの第一報では、当日は怯え気味だったイエチビ、翌日には徐々に元気を取り戻したようです。本人(猫)の臭いがあればと、わが家で使っていたイエチビの寝床を渡したのも役に立ったとか。ちなみに、イエチビの名前は里親さんには伝えていません。

とにかくチビちゃん、幸せにな。

              
                     里親さんより
               まだ新しい名前は聞いていません


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ぼく、しあわせになるね

2018年01月23日 | イエチビとテリー(新チビ)
イエチビの養子縁組が決まりました。
今年から独自のカテゴリーを作って最初の記事が、おめでたいお知らせとなりました。女性3人のご家族が、最後となった最愛のニャンコを老衰で亡くし、悲しみのあまり次はなしと決めていたのにやっぱりニャン好き、目に留めて頂いたのがイエチビでした。

イエチビ、おめでとう。
やさしそうな保護者さんと出会えて、本当によかったね。
               
                   器量よしのイエチビです

イエチビはとっても利発な子です。のみ込みが早く、おイタをしても一度叱ればもうわかる。後は「ダメ」と言うだけで、伏せの体勢で待機します。遊びたいときに相手をしないと、ちょっと気をひくようなおイタをして、でもってすたすた逃げて物陰に隠れる(頭隠して尻隠さず)。それでも、呼べばすぐさま駆け寄って来るかわい子振りです。

何しろおイタは専売特許みたいなもの。でも怒られた後の立ち直りが実に早くて見事。そしてとっても甘えん坊。人間だろうがニャンコだろうが、とにかく誰かにいてほしい。最近はニャーとオジンの後を追うようになって、少し主張が出始めました。

               
                  オジン大好きニャンコです

               
                  「あそんでくれ~~~」

独りだと寂しがるので、保護猫用の部屋から出て過ごすことが多くなりました。すると、とにかくニャーやみうに絡みつく。なので、みんなと一緒のときはリード暮らし。そのリードを椅子につけておくと、椅子ごと追って来る怪力の持ち主です。農耕馬のように腰を入れて引っ張る様は見事の一言。

最近は、ニャーやみうとの"付き合い方"も体得しました。爪を出したりきつく噛んだりしなければニャーには怒られないとわかって、今は2匹で運動会の毎日です。ニャーも久々に飛んだり跳ねたり楽しそう。みうには何回か怒られて、今では駆け寄っても"寸止め"。これでみうとの距離も覚えた。それで、リードの生活も卒業しました。

               
                椅子に絡み付けば助けを待ちます

               
                   お気に入りの寝床にて

いろいろ学習しながら、イエチビはすくすくと育って3kgを超えました。悪びれることのない冒険心のかたまりです。わが家の庭での出会いから2ヶ月。イエチビは強運の持ち主でした。そして、思い切り保護者さんに甘えられる新しい生活が待っています。新しい保護者さんがニャン暮らしのベテランというのも心強い。

イエチビはもう直ぐ引越しです。それはわが家の、次なる時代の始動でもあるのです。

               
              ニャーとみうと、思い出も沢山できました


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あれま、保護しちゃったイエチビ

2017年11月10日 | イエチビとテリー(新チビ)
イエチビはこのブログでつけた便宜上の名前です。まだ正式名はありません。
2週間前にわが家の庭に現れて以来周辺に居着いて、人間やニャーが出入りするたびにくっついてきます。わが家にたどり着くまで鳴き過ぎて喉がつぶれたのか、声が殆ど出ません。しかも子ニャンの割にはおとなしいし、見分け難いキジトラなので、夜などはどこにいるのかと思っていると知らぬ間に足元に。

              
      両隣かわが家のどこかにいて、夜は寒くなると急造の寝床で

そのイエチビ、ひどい風邪をひいていることがわかりまして、昨日は急遽病院に行きました。検査の結果、風邪以外は問題なし。ウィルスチェックもマイナスでした。で、帰って来たときはひどい暴風雨。家の南面には雨をよける場所がなく、北側の倉庫にとも思ったのですが、とりあえず部屋に保護して出かけました。

              
       部屋に入れても慌てることなく、やっぱり子ニャンは無邪気

今は、わが家の1階の和室で保護中です。みうを家にお迎えしたときにしばらくいた部屋。あのときはカーテンや障子をボロボロにされましたが、イエチビは実にいい子です。殆ど鳴かないし(鳴いても声が小さくて聞こえない)、玩具をあげればいつまでもひとりお遊びしています。トイレは教えなくてもうまく使う"おりこうさん"振り。

              
            シャッポの寝床は室内でも愛用してます

              
               ボールのお遊びが大好きです

              
                 今度は貝殻でお遊び

まだよちよちした歩き方で幼ニャンに見えるイエチビ。先生によると生後5、6ヶ月で、しかも体重はもう2kgです。部屋から出してないので、まだニャーやみうとは会っていません。(ニャーとは庭で顔見知り。) とりあえず風邪が治るまではこのままで、問題はその後。

こんな調子で次々となし崩し的に保護を続けていけば、破綻するのは目に見えている。だからって、線引きだとか選択だとかは本意じゃない。はてさて、どうなるか。今のところ、何も考えはありません。


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過酷な運命 ~ちびニャンたちは今~

2017年10月31日 | イエチビとテリー(新チビ)
ここにきて家でも店でも、ちびニャンにご縁ができてしまいました。
最近はちびニャンの情報をよく耳にします。スタッフのK君は道端で子ニャンを見かけたけど逃げちゃったと。店のあるお客さんは、夜間に自宅の近くでちび太に似た声が聞こえて探し回った。店にちび太がいるのを見て安心していました。

家の方でも、ご近所のワンちゃん散歩の奥さんが公園で箱に入った捨て子猫を見たとか。わが家に来たキジトラのチビも、当住宅地の入口からやって来るところを目撃されていた。

確かに、この時期は春から夏にかけて生まれた子ニャンが独り立ちする頃だ。でも、「ノラたちとの共存を目指して」で書いたように、ノラに生まれて一才まで生きる確率は1割強しかない。彼らは、やさしい人間に出会って保護されない限りこの冬を越せないのだ。

野生の猫族が大人になるまで生き延びる確率は2割強らしいから、人間社会に生きるノラの運命は野生の猫より過酷だ。が、いずれにしても厳しい世界。簡単に1割2割と言うけど、個々の人(猫)生をみれば、餓死するか寒さで死ぬか、はたまた病死か事故死か捕まって殺処分か、何で生まれてきたのかわからない。

だが、ノラとして生まれた子ニャンばかりではない。調査で見えてきたのは、人に捨てられた(あるいは脱走して放置された)ニャンコの数も自然繁殖に匹敵するくらい多いということ。それが子ニャンであれば、ますます生存確率は低いだろう。

まったくやりきれない話です。でも、これが自然のルールなんだろう。"動物愛誤の輩"じゃないけど、1匹や2匹保護しても自己満足にすぎないのかもしれない。いや待て、人間社会で暮らすノラなら、せめて野生動物以上の生存率になってもよさそうなもんだ。 というわけで、やっぱり頑張ってしまうのです。

ちびニャンはかわいい。店でも、ちび太の人気はすごいです。(テンちゃんも負けてないけど。) 無邪気ではあるけど、でも彼らは決して遊んでいるわけじゃない。生き延びるための大真面目な訓練なんです。その真剣で必死な眼差しに、我々人間は愛くるしさ以上の感動を受けるのではないでしょうか。

さて、自分が最近出会って現在もお世話している4匹のちびニャンたちの特集です。
ちびニャンと言っても2匹のミケちゃんは1才を超えているかもしれない。いずれにしても、基本の方向としてはまず住民票を発行して(首輪の装着)、何とか保護者を探します。ただ、「来る者は拒まず去る者は追わず」の方針は変わりません。

お店のミケちゃん(9月中旬~)
          
日暮れ後、たまに店にやってきます。ダイフクと鉢合わせしても交互に食べてる。当初は人影を見ただけで逃げて消えたけど、最近は(食事のときだけ)3mくらいまでなら近付けるようになった。推定1才くらいか。SCの外からやって来るので、生活圏は他にあるのだろう。住民票発行までは先が長そう。まだ名前がないので、便宜上の名前を"店ミケ"とします。

ちび太(10月初旬~)
          
単独の紹介記事があるので重複は避けますが、現在はテンちゃんと一緒に暮らしています。夜はケージの中。昼間はフリーで外ですが、いつもテンちゃんの傍にいます。推定3ヶ月。もう少し大きくなったら、テンちゃん同様にリード暮らしの予定。お店で里親募集中。

家のミケちゃん(10月中下旬~)
          
ソトチビの記事の中で最近紹介。痩せている割にはものすごい大食漢で、家に人がいれば何度も大声で鳴いて催促。最近はようやく落ち着いてきた。当初は(食事狙いで)家裏に入り浸りだったが、今はどこからかやって来ます。7月頃から見かけたと何回か書きましたが、違うニャンコかもしれない。推定1才強か。食べてるときは少しなら触れるようになったけど、まだ近付くと逃げます。便宜上、名前を"家ミケ"に。

家の新チビ(4日前~)
          
ソトチビの記事の中で最近紹介。家の表側にいます。カゴで作ったフードの中にシャッポの寝床を用意したところ、そこで台風の大雨を凌ぎました。ニャーが外に出るとすかさずくっついて来る。ちょうどちび太とテンちゃんのような感じです。今ではニャーも諦め顔。推定6ヶ月くらいか。当面はこのまま維持しつつ何とか保護者を探したい。便宜上の名前を"家チビ"とします。


残念ながら今ではモドキやコンは見なくなりました。消息を絶ったニャンコたちを偲ぶ記事を、改めて特集したいと思います。


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