今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ケンはなぜ家庭内ノラになったのか

2025年03月04日 | ケン(ちびたん)とコミケ
家猫とは言え、保護者から逃げ回りちび太からも隠れて暮らすケン。
レオやニャーからも狙われ、心底くつろぐことも日光浴もままならない。
ケンはどうして家庭内ノラになったのか。なぜ、ちび太に追われるようになったのか。
自分の猫日誌や過去記事などから調べてみました。

ケンが家裏に現れたのは2021年の9月、そのときはまだ幼い子猫でした。
ご飯を狙って家裏に住み着いてしまい、サクラやハチ(当時キジロ)が食べれなくなった。
困り果てて、嫌いだった捕獲機を借りてきて5日後に保護できた。

家裏に現れた頃のケン

当初はケージの中でシャーシャー唸り通しだった。
でも2週間ほどで保護者に馴れてきて、ひと月後にはケージから出て膝の上でゴロゴロ。
生後3ヶ月か4ヶ月くらいだろうか、その頃のケンはとてもかわいかった。

オジンの膝上で喉を鳴らす

で、お店の告知板を使って里親さん募集開始。すぐに見つかるはずだった。
お客さんの中に何人か心当たりがあったのです。ところが何と全員が既に決まった後。
結果として、ケンは思わぬ長い間わが家にいることになったのです。

保護部屋に隔離しておくのも何なのでと、家中開放したのが保護から2ヶ月後。
途端に(記憶にないのですが多分本当にすぐ)保護者から逃げ始めた。
2021年の暮れから2022年にかけての記事に、家庭内ノラに変身するケンの記述がある。
保護者からは逃げ隠れするが猫たちの間では自由奔放。
子猫のケンを攻撃する猫はいなかったが、ストレスのせいか猫社会が荒んできた。
何より困ったのは、先輩家庭内ノラのクウを中心に粗相合戦が始まってしまったのです。


猫たちの間ではしっかりくつろぎ、保護者がいなければ悪戯三昧

粗相騒動で保護者がてんてこまいしてる間に、ケンは家庭内ノラ道に磨きをかけた。
そんなケンを、降って湧いたような災難が襲ったのは保護から1年ほど経った頃。
ちび太です。まさに青天の霹靂だった。
その時のいきさつが2022年11月の過去記事に記されている。
ちび太も喧嘩するわけではなく、ケンを獲物に見立てて狩りごっこをしているようだと。
ちび太のケン追いは一時のものではなく、しかも執拗にケンの自由を奪っていった。
そしてケンの、ちび太からの避難生活が始まったのです。

ちび太を避け、3代目ベッド下の住猫になった頃

ちび太がケン追いに飽きたのか、ケンが開放されたときもあった。
すると、保護者の目を盗んでケンのやりたい放題が復活する。
でもそんなケンの自由生活はひと月ももたなかった。

ベッド下が塞がると(なくなると)、ケンはオバン部屋の2ヶ所の棚上で暮らすようになった。
ちび太はそこまではいかず、大抵は下で待ち伏せする。(たまに行くこともある。)
で、それぞれの棚上に段ボール箱で寝床を設けた。
ちび太がその場を離れたときに、水飲みやトイレに下りるのです。
(食べ物は保護者が配膳。)


オバン部屋棚上のケン、たまにチキンが合流

昨年一時2階の電話台に居場所を変えたけど、ちび太のいびりがひどくなって断念。
再びオバン部屋の棚上に戻った。
かくしてケンは3年半の家猫生活の殆どで避難生活を続け、お遊びも日光浴も諦める羽目になったのです。
ケンを家中開放した時に保護者の長期的ケアが足りなかったこと。
ちび太から逃げ回ることで生活に余裕がなくなった。
あれだけ懐いたケンが家庭内ノラになるにはやはりそれなりの理由があったのです。

なぜケンは狙われるのか。
それはかつてリンとクウがニャーに狙われたのと似ているような気がする。
他猫を強く意識する(警戒する)と、相手もそれを感じて意識するようになる。
今やレオやニャーまでがケンを意識するようになったのも恐らくそのせいだ。
ケンは、クウと同じ道を歩んでいるのだと思います。
家庭内ノラの解消。自分の病気(腹痛)が治ったら取り組みたい案件の一つです。

そうこうするうちに、今年に入ってケンはかつてのリンたちの根城、キッチンの天空寝床に居住を移しました。
その話はケンの次回記事にて。


天空寝床でご飯をもらってご満悦のケン

コメント
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