手術を受ける前はどうだったかと言うと、モドキとダイフクがヒョウにご執心。
もちろん別々のケージで、一緒には出せないので交互に出して運動させていた。
モドキは出てもヒョウのケージの前に釘付け。
一方ヒョウを出すとモドキとダイフクのケージの前を行ったり来たり。
でもモドキの方が積極的で、やがてモドキはヒョウの用心棒気取りとなりました。
ヒョウもモドキを拒否はしないが、誰彼かまわずモーションかける一面も。
その頃のココはモドキが怖いせいか近寄れず、遠目に見るばかりだった。
前記事にも書いたように、モドキとダイフクは互いに相容れない要注意の関係。
ヒョウ (推定1才半)
そんな関係が、手術をきっかけに変わってきた。
その話の前に、手術によって何を期待したのか今一度明確にしておきます。
ダイフクの手術を拒絶した先生が言うように、手術は猫にとってリスクでしかない。
子を産ませない(猫を増やさない)という人間の都合によるものです。
それでも自分が手術を望んだのは、当ブログでは何度も書いてきたように、猫自身が「種族保存の本能」から(少しでも)解放されると思うからです。生きとし生けるものが持つこの本能は、どんな危険も顧みず往々にして命の犠牲さへ要求する。
人間のように理性で克服できなくても、危険を伴う求愛行動やその他行動から解放されればそれに越したことはない、そう思ったからでした。
ココ (推定4才半)
然るに今回手術を受けた3匹はどうだったか。
ヒョウは手術直後から変わりました。昼夜かまわず大声で鳴き通しだったのがぴたりと止んだ。保護者に対する攻撃や威嚇も影を潜め、目つきまで柔和になって来た。相変わらず逃げ回るけど、以前のように血相変えてということではなくなった。
ココは、手術直後はあまり変わらなかった。ビービー鳴きながら徘徊したり粗相しまくったり。でもその後になって、少しづつではあるけど落ち着いてきた。今では徘徊がなくなり、粗相も無駄鳴きもだいぶ減って、相変わらずレオを頼っています。
モドキは手術前既に穏やかで落ち着いていた。というよりヒョウの用心棒に精を出して他のことに気が回らない。というか目に入らないらしい。手術後はケージ越しではなくヒョウと直接触れ合えるので、今やわが世の春といった感じ。
周りが穏やかになれば、ダイフクも穏やかになるのではと期待しています。
以上のように保護者にとっても猫たち自身にとっても、概ねいい方向に変化した。
これはだいたいネットなどで集めた情報と一致し、「(手術しても)そう簡単に性格なんて変わらないよ」という先生の言に反するものだった。
ということで、先ずはめでたしめでたし。
だったのですが、すべてが順調に首尾よくとはいかなかった。
(次回記事に続きます。)
モドキ (推定8才)
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