今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

続・今年こそ愛情寝床

2023年12月18日 | サクラ(新顔)とハチ(キジロ)
猫の三大特徴と言えばツンデレ気まぐれ天邪鬼?
前2者は言わずもがなですが天邪鬼というのは、喜ぶと思っておもちゃを買ってくるとそれには目もくれずに包装箱に夢中になったり、
お気に入りの物や場所によかれと思って手を加えるとプイッと無視するようになる。
だから猫のお気に入りの場所は極力いじらない、というのが鉄則。
なのではありますが、今回は前回記事(11/28)の続き。キジロの愛情寝床の改修です。

真冬になったかと思えば夏に戻ったり、寒暖差が極端に大きい昨今、
小春日和となった先日、キジロが朝から夕方まで寝床の上で休んでいました。
それで待望の第一段階、寝床の敷布にキジロの臭いをつける工程が終了。


そこで寒波襲来直前の昨日、寝床の改修に着手しました。
キジロの臭いのついた敷布を寝床中の毛布の上に乗せ、寝床の向きを変えた。
風を除ける目的で家壁と直角の向きだった寝床を勝手口方向に向けた。
キジロはいつも寝床と反対方向から食べにくるので、寝床にも気付いてほしいと。


たまたま家裏のガラクタを整理したので、ついでの作業でもありました。
暖かい日はまたキジロが寝に来ると思い、寝床の上もグレードアップ。
寝床上の寝る場所の奥に猫が好む小さめの箱も用意。



これで一応寝床の改修は完了。
この向きだと勝手口からキジロの存在を確認できる利点もあります。
キジロが使っているのを確認できれば、翌朝の気温予想により夕刻に1~3個のカイロを毛布の間に入れておきます。
果たしてキジロが入ってくれるか。
昨夜は昼までの暖気から一転して極寒の夜に。(今朝の庭温度2℃)
キジロはいつも通り夜来たけど、寝床には入りませんでした。

改修する前、寝床の上から覗くキジロ (勝手口より)

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検察司法そしてメディアの問題点 ~動物愛護法を強化しても~

2023年12月15日 | ノラたちの幸せを願って
ノラたちの幸せをどう実現するか。
当ブログのテーマであるこの問題に関しては、シリーズ「ノラたちとの共存を目指して」を中心に様々な角度から議論してきました。同シリーズ記事のうち特に法律関係を題材としたものは、
 その5 闘魂編「許さない、虐待に不法投棄に暗闇ビジネス」
 番外編1「罪と罰」(法の実行と刑罰の妥当性) 
 場外編2  続・死刑に処すべし? ~死に体・動物愛護法の復活を期して~
 場外編3  どうしてこんなに軽いのか <続・続・死刑に処すべし> 
いずれも検察・司法の甘さを指摘しています。

ノラ猫の遺棄や殺傷に関して動物愛護法は2020年に下記のように改訂(厳罰化)され、2021年6月に施行された。
愛護動物の殺傷罪:5年以下の懲役又は500万円以下の罰金(旧:2年以下200万以下)
愛護動物の虐待罪:1年以下の懲役又は100万円以下の罰金 (旧:懲役刑なし)
愛護動物の遺棄罪:1年以下の懲役又は100万円以下の罰金 (旧:懲役刑なし)
ところがその前後の判例を見ても、猫を何匹殺してもどんなにむごい殺し方しても罰金10万~20万円程度(最高でも30万円)、もしくは2年以下の懲役(すべて執行猶予付)。つまり何も変わってない。しかもここまで軽い罰金刑、あるいは執行猶予付き判決となると実質的には罪に問われないのとほぼ同じだ。さらに・・逮捕されても検察による起訴率は20%台と低いまま変わらず、猫をいたずらに殺傷しても70%以上が不起訴、つまり罪に問われてないのです。

「俺たち最近までノラでした」ダイフク

最高額の1割にも満たない罰金刑、無罪放免と同様の執行猶予付、いくら犯人を捕まえても起訴されるのは2割そこそこ。検察と司法(裁判官)が力を合わせて動物愛護法の厳罰化を無にするだけでなく、この法律自体を無力化している実態が見えてくる。人間尊重動物蔑視の風土が、まだ彼らの中に残っているということです。

日本は動物福祉後進国だと言われて久しい。でもお隣の韓国や中国はもっとひどいから、そんな情報に触れるたびに日本人の人間性はまだましだなんて自尊する。ごく一部の知識人を除いて自分が後進国の人間だという自覚がないから、当たり前のように猫を捨てる文化が根強く残っているのです。猫を物として扱い、売れ残るか売れそうもない猫は捨てる。あるいは'引き取り屋'に渡して身動きすらできない檻の中で死ぬのを待つ。しかもそれで合法的だと強弁する。こんな業界の売上が伸びているのも、動物福祉後進国たる所以でしょう。

猫がどうなろうが死のうが生きようが関係ない。牛や豚を食べてるのにどうして猫や犬ばかり擁護するのか。と、開き直る御仁も多いでしょう。確かに人間は肉食です。動物福祉先進国と言われる欧米の人たちも肉食です。でも(韓国中国は別として) 猫や犬は食べますか? 食べないのに殺す。面白がって殺す。あるいは傷つける。そういった犯罪は世界各国どこにでもあります。しかしその犯罪に対する司法や検察や警察それに立法府にメディア、つまりは世間の姿勢が違うのです。

「ただいま家猫修行中です」ヒョウ

動物福祉先進国とは、そういった犯罪(いたずらに動物を虐待殺傷すること)に対する国民の反発感情が強く、それを警察検察裁判所がきちんと汲み取っている国です。そこにはメディアの果たす役割が大きい。メディアの不作為は、国民の意思が国に伝わらないという重大な欠陥を生じる。日本のメディア、特にテレビやネットにはかわいらしい猫や動物の映像で花盛りだ。しかしその動物たちが人間によってどんな仕打ちを受けているかなど殆ど報道しない。たまにノラ猫保護団体の活動を紹介しても、ノラ猫が減らないのはその繁殖能力の強さに起因すると言う。だからノラ猫には餌をやるなと。将来の不幸なノラを減らすために、目の前にいる衰弱したノラにすら餌をやらずに見殺しにしろと主張する。実は猫捨てこそが真の原因なのに、それを伝える番組は皆無なのです。

メディアは国民の目です。だから国民の質はメディアの質によって決まる。共産圏の某国と某国のように、国によって制御されたメディアは国民だけでなく世界をも不幸にする。たかがノラ猫じゃないかと言うなかれ。家族の中心にいる家猫も寒風の下空腹に耐えるノラ猫も同じ猫です。信頼し合えば喉を鳴らして甘えてきます。ペット天国=猫捨て天国。今の状況を打開するには、慧眼たる著名人の有志が輪となって集い発信を続けることがもっとも効果的な道筋なのだと思うのですが。


「俺たち慧眼はないけど、第六感ならあるぞ」モドキ

12/18 関連するサイト記事の添付を忘れていました。
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少しづつ・少しづつ

2023年12月12日 | 大家族の日常
保護部屋の猫たちが少しづつ、家の猫たちと交流を始めています。
交流と言っても、まだ姿見せや顔慣らし程度。
慣らしが進んでいるモドキやココレオはケージから出すときは家中の敷居も開放。
ダイフクとヒョウは、まだケージ開けても出ないことが多い。
ダイフクはたまに出るときがあるので、その時は監視付で家中への敷居開放。
ヒョウは戻らなくなりそうなのでまだ家中開放していません。

一足早く保護部屋に入ったモドキは、家中探検もだいぶ進んでいます。
モドキは思いのほか慎重で、ラッパのようにファーッと鳴きながら恐る恐る前進。
しかしその存在感というか威圧感は絶大で、今のところ中の猫もただ見守るだけ。

リビングテーブル下のトイレ周辺を点検するモドキ

ココレオは2匹に差がでてきた。
レオはモドキよりさらに慎重で保護部屋からなかなか出ようとしない。
それより保護者にくっついて甘える方が優先のようだ。
逆に、当初はレオに頼りきりだったココが積極的に家中探検を始めた。
周囲の猫たちの存在をまったく気にしないココの行動にあっけにとられたのか、
一見ココが受け入れられたように見える。
最近はそのココに導かれてかレオも少しづつ家中に出てくるようになった。

リビングに出てきたココとその後ろにレオ

ダイフクはあまりにもケージから出ようとしないので一計を案じた。
食いしん坊ぶりを利用してケージを開けてカリカリを外に置いたら、案の定出てきた。
と、そのまま開いていた敷居を越えて躊躇なく家中へ。
まったく頓着しないダイフクの行動に中の猫たちも呆然?
ココ同様、うまくいきそうな感じです。

キッチンを覗くダイフク(上からニャーが見てます)

ヒョウはまだ家中デビューしていません。
人馴れがもう少し進まないと、ケージに収納できなくなって'家庭内ノラ'になりかねないので。
ココレオとはダメだけど、モドキやダイフクが出たときは一緒に出たがります。
ケージ越しに鼻ツンツンしたり相性よさそう。
まだ未手術なので一緒にはできないけど、保護者監視の下、保護部屋内で遊んでます。

保護部屋から外を眺めるヒョウ

今のところモドキがリンと一度、2階でケンと一度軽くやり合っただけ。
リンとはその後うまくやってます。
また、ポニーがモドキに怯えてシャーの連発。
それ以外は問題なくいってます。

猫の社会のことは猫たちに任せる。
人間が介入すればうまくいくものもいきません。
そういった信念のもと、明日も保護部屋の開放は続きます。
ただし、保護者が不在のときや寝ているときはまだ敷居を閉めたまま。
(煽り止めで少しは開いてるので気配は届くけど。)

保護部屋から出ていくモドキを見つめるニャー(手前)

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つわものどもが夢の跡

2023年12月10日 | レオ(テンチビ)とココ
冬なので季語(夏草や)は外しました。
兵(つわもの)ってわけでもないし。
でもココレオとモドキのやり取りは戦と言えば戦かな。
すっかり伽藍洞になった店に来ると、彼らの思い出がまだ沢山沢山残っています。

レオとココが飛び跳ねたりくつろいだりした店内
(ココレオはパレットの下で休息)

今は

毎晩夜を過ごした屋内(ギフト室、観葉室)


今は書類整理の作業場

モドキはじめダイフクやヒョウがおねだりに来たスタッフルーム前

今はBYもろとも片付けられました

もうすぐこのお店は跡形もなく消え去ります
今のうちにしっかり思い出を残しておこうと思います。

お店の営業は先月末で終わりました
残った庭木、小物類はゆかりの植木屋さんや花屋さんに
正月明けに原状回復工事が始まります

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新・居場所がニャーい!

2023年12月08日 | ニャー
超お久しのニャーです。
そうなんです。このタイトルには「新」がついてるんです。
ということは前回は? 5年前の2018年12月5日、まだまだ平和な頃でした。
チビたち(ちび太にキーにクウ)がやたらにニャーの居場所に来て、
逃げ回るうちに居場所がなくなちゃったのでした。
で、時代は繰り返すんだニャ。


リビング出窓の箱の中はちび太に、箱の上はリンとケンに

ピアノの上はクウとリンに

オジンベッドの枕元はサクラに


電話台の上はキーとリンに

みんなみんなとられました。
オジンとオバンが気を遣って、箱大好きのニャーのために箱を持ってくる。
ニャーが数回使って、しばらくすると必ず誰かが入ってる。
シロキにチキン、キーにポニー。
他猫の臭いがつくと、ニャーは入る気がしなくなるんだニャ。
「贅沢だ」ってオバンはブーブー言うけど。

幸い今はホカペとコタツがあるので、コタツの周りで休んでます。
すぐに場所とりに来るのがシロキとキー、たまにポニーとちび太。
でもコタツの周りは場所を変えられるからね。
夜はちび太、ポニーとチキンがコタツの中、ちび太はオジンが寝に行くとついてく。
オジンの膝の上を取り合っていたのがリンとシロキ、今は'同居'してます。
ニャーも隙をついて奪いとったりして。
オジオバの臭いは他猫の臭いを消してくれるんで気にならないからね。

オジンは、そんな日々が平和だなってにんまりしてます。
そんな様子は次回に、って言ってました。

ニャーの憩いの場所だったコタツの上は、
他猫どもが集まり過ぎたためについに禁止になりました

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