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速報性、詳報性、正確性 1

2016年02月08日 | 月:NIEはじめの一歩
速報性、詳報性、正確性 1 ( NIEはじめの一歩 ⑥ 2月8日 )

「新聞は、詳報性・正確性では他のメディアに勝るが、速報性ではインターネットやテレビにはかなわない」と言われることが多くあります。
 はたして、そうでしょうか。
 大きな事件や事故が起きた場合、新聞は1面に大きな見出しと写真を使い、何が起きたかを伝えます。情報を把握できていない場合は、5W1Hの全てを伝えることは不可能で、「いつ」、「どこで」、「何が」起きているか等、分かっている情報を伝えます。
下の写真は、長野スキーツアーバス転落事件の第一報を伝える朝日、読売、中日、静岡新聞の一面です。


 全容が把握できていない状態でも、できるだけ速く事の重大性を読者に伝える手法として、紙面全体を使い、何が起きているかを写真で紹介されることがよくあります。上記の新聞でも、読売、中日、静岡新聞では現場の様子を大きな写真を使って伝えています。


 その後、新たな事実が分かってくるたびに、続報を紹介し、節目ごとに特集紙面を組むことがあります。読売新聞では1週間後に以下のような紙面を掲載しました。


 新聞は、事件が起きた瞬間の第一報を伝える時こそ、インターネットやテレビにかないませんが、半日サイクルで新しい情報を得ることができる新聞の魅力は捨てがたいものがあります。速報性、詳報性、正確性を合わせて考えた場合、大きな事件や事故が起きた時、情報源としての新聞の役割は大きくなります。

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