アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

カツラの木

2012-09-03 16:50:54 | アンティマキの場所に生きる動植物
  何年も前の話ですが、草木染めの材料になるからと思って、カツラの苗木を下の林に植えました。ある程度の大きさに育った頃、間違って幹が根元から切られているのを見つけました。それで、家人が根っこから掘り出し、その場にほったらかしにしました。

  2週間ほどしてから、家人が突然思い立って、下の林からそのカツラの根を持ってきました。だめもとで植えてみようと言い出したのです。上の畑に行く途中の北側の、邪魔にならないところにちょっとだけ穴を掘って根っこを置き、土や草をかぶせました。

   そのうち、切り株から芽が出てきました。喜んでいたら、じきに枯れ、また翌年出てきました。そのうち、しっかりした若い枝が何本も出るようになり、2,3年前から木らしい木に成長しはじめました。

   今年は、私の背丈を越え、隣に植えたムクゲも越しました。このムクゲはカツラよりあとに移植したのですが、移植した頃は、カツラの存在などわからないくらいでした。

   幹も、こんなに太くなりました。今年は、少しくらいなら緑葉を使った染めができそうです。図鑑で見ると、アルミ媒染で金茶、鉄媒染で赤っぽい灰色が出るとか。染め用植物がまたひとつ、自宅の庭に増えました。
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シソの実の塩漬け

2012-09-03 16:14:18 | 手作りのたべもの
   岐阜県恵那市上矢作地区の直売所・ラフォーレ福寿の里で、シソの実を見つけました。210gくらい入って300円。

   青ジソは、雑草同然に元気に育つものと以前は思っていたのですが、今年は買った苗がプランターで少しの間元気だっただけ。水が足りなかったせいか、突然葉っぱが小さくなりました。いまは、少しずつ穂をつけ始めましたが、塩漬けするには到底足りない量です。だから、ちょっと高いかなと思いましたが、よそではあまり見かけないので買いました。

   塩漬けは、いつも、洗った実をさっとゆでて適当な量の塩でまぶし、瓶につめてから冷蔵庫で保存するだけ。今年はちゃんとした方法で漬けてみようと、ネットで調べました。以下の方法が面白そうだったので、試みてみました。

   <材料>しその実・・・200g(穂紫蘇300g)
       粗塩・・・・・50g
       梅酢・・・・・50cc

   シソの実を水で洗って水気を切ります。ボウルに3分の1の量の塩と水400ccを入れ、シソの実を入れてかき混ぜます。落し蓋をして半日ほど放置。これであくがぬけるのだそうです。

   そのあと、シソの実をざるに開けて水気をよく切り、ボウルにあけてから残りの塩を加えて混ぜます。梅酢も入れてさらにかき混ぜ、保存容器に。重石をかけるように指示してあったので、私は、小石をビニール袋に入れ、をれを重石に使いました。

   水が上がった状態が維持できるようになったらできあがり、と書いてありますが、水気が少ないので、冷蔵庫に入れたほうが無難のようです。わたしは梅酢を多めに入れたので、塩辛くなりました。

   おにぎりや漬物に入れるとおいしいシソの実漬けが、これでほぼ完成しました。梅酢の効力か、風味がいつもよりいいような気がします。

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お尻トマト

2012-09-03 15:47:44 | たべもの
   一卵性双生児!?のトマトです。どんぐり横丁で買った稲武産トマトの袋の中に入っていました。

   最初見たときは、2つのトマトが合体したのかと思いました。切ってみたら、ちょっと形の悪いだけの、なんてことのないトマトでした。

   トマトに限らず、育ち過ぎみたいなキュウリとか曲がり気味のナスとか、直売所に行くと、不ぞろいだったり形が変だったりする野菜にけっこうお目にかかります。自然の状態では、いろんな形があって当たり前。そのときの気候や土や採り時によって、色も形も変ってくると思います。

   それなのに、農協などで一括しての出荷だと、大きさや形の基準がきびしくて、はねられてしまう野菜や果物がけっこう多いとか。消費者には形の悪さや大きさはあまり気になることではないとおもうのに、変な話です。消費者が好むからというより、運送に便利だからなのでしょう。

   最近の直売所ブームは、消費者が、見栄えより、おいしさ、新鮮さ、安全性のほうを重視するようになってきた証拠だと思います。産直に近いシステムなので、値段が安いのも魅力ですが。

   さて、私の畑のトマトは、まだこんなです。クズやミントそのほかの雑草に攻め寄られながら、がんばって育っています。このトマト苗は、うちの前の畑を借りて有機無農薬栽培で耕作しているNさんにいただいたもの。ミニトマトや料理トマトなど4,5種類の苗、8本ほどもらいました。毎年くださるのですが、いつも草に負けて姿が見えなくなってしまいます。でも、今年は、比較的目に付く場所に植えたので、なんとか成長を見守ることができました。

   でも、芽かきもなにもしていないので、伸び放題に伸び、地に這っているも枝もあります。やっと赤くなった実は細長くて小さい。ミニトマトの種類ではないかもしれませんが、長さは小指ほどです。

   水が少ないせいか、すっぱくて固い。でもわるくありません。これから少しずついろんでくるようなので、干しトマトを作ることにしました。干しあがったら、端からオリーブオイルに漬け込もうとおもいます。
コメント (2)
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