アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

名倉のオープンガーデンを見学しました

2018-06-02 23:36:40 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
   隣町設楽町の名倉で、オープンガーデンが開かれるというので、名倉の知人の案内で5軒のお宅を訪ねました。

   1軒目は後藤さん宅。こちらは前にお邪魔したことのあるお庭です。高台にあり、青々とした田んぼを一望できるあずまやから周遊できる庭には、灌木があちこちに植えられ、その下に黄色、ムラサキ、赤、白の様々な花が咲き乱れています。

    ニゲラの群落が豪華。

    初めてみた黒花蝋梅の花。作り物みたいです。名まえを忘れましたが、ほかにも見たことのない珍しい庭木がたくさんありました。

    裏庭には水芭蕉が。標高650mのこのあたりは水芭蕉の南限。かろうじてずっとここに咲いているのだそうです。

    次に向かったのは金田さんの庭。もとは畑だったところを2年前から花いっぱいのガーデンに。赤いポピーが目を引きます。

    こぼれ種であちこち育っているのでしょう。自然の美しさを見せています。

    ところどころにある木で作った橋やゲートは、建具屋のご主人が作ったそうです。

    イノシシのおきもの。愛嬌があります。

     3軒目はイオリスペース。前から訪れたかったお庭。森の中にあります。

     緑の美しい入り口。

      ギボシがみごとです。

     敷石の白と緑の葉の対象がうつくしい。

      ご主人は木工作家。ギャラリーも併設してあって、陶器やガラス器の展示も。

      下には、キッチンガーデンと小道で区切られた迷路のような庭が続きます。

      山側に作られたミニハウス。三河材でつくった「KOHAKO」の公開展示です。中は五畳の広さでロフト付き。置くだけなので、届いたその日から使えるのだそうです。魅力的。
     
      4軒目は小高い丘の上にある塚本さんのお宅。小道を挟んだ両側には都忘れを始め、可憐な花々が。あたかも自然のままの姿のようですが、草はちゃんと刈ってあって、手入れが行き届いています。

      小道の行きついたさきには馬場があって、サラブレッドが一頭。名倉の小学校の子供たちはここまで遠足にくることもあるのだそうです。写真は、同行した知人の4歳の娘さん。こちらのご主人にもらった白ツメグサを食べさせては、馬の顔をそっとなでていました。のどかな風景です。

      モミジの木がたくさん。秋の紅葉も見てみたい。

     最後の訪問は山本さん宅。森を借景にしたかわいい庭でした。

     薪小屋も物置もご自分たちの手で建てられたのだとか。写真を撮り忘れましたが、フィンランドから取り寄せたセルフビルドの工房もすてきな建物です。

     下の写真の右の真ん中あたりには、蛇イチゴの群落が。かわいいグランドカバーになっています。

       今年初めての試みだという、オープンガーデン。5軒とも見どころ満載でした。以前よその町で数軒のオープンガーデンの見学をしたことがあります。どこも、それぞれ工夫を凝らした美しさはありましたが、今回見た名倉の5軒とはかなり趣が異なりました。

      違いはどこにあるかというと、借景。周辺の環境です。こちらは、田園や森が見事な借景になっていて、どこもナチュラルな感じの庭。本職の庭師やガーデナーから見たら、工夫のしどころはまだまだたくさんあるかもしれませんが、5軒とも田舎暮らしと庭いじりのどちらも楽しんでいる雰囲気がよく伝わりました。たのしかった。

名倉のオープンガーデンは、あしたまで。問い合わせは、イオリスペースまで。08051163688または08051226667。

      さて、あしたはうちのガーデン(とはまだ言い切れないけれど)の草刈りです。少しでも今日拝見したお庭に近づけるよう、努めます。     
























    


    

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