アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

稲武の大きな石窯で、いろいろお試し会

2022-03-01 17:45:17 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ

   3か月ぶりに、友人たちと石窯クッキング研究会を開きました。まだまだ寒くて雪が残っている個所もあるのですが、春になる前に試したいものがいくつかあって、きょう開催となりました。

   小人数の会なので、石窯の火をゆっくり眺めることができるのがうれしい。

   お昼ごはんにしたピザは、ピッツァ・ビアンカ。オリーブオイルと塩とローズマリーだけのピザです。きょうは具をあえて載せず、生地とオイルと岩塩の味を楽しみました。一枚で二人分のつもりでしたが、ついつい食べ過ぎてしまいそう。よく焼けた所は、ナンよりカリッとしていて、香ばしい。

   お焦げもグッド。

   焼き野菜のミソスープといっしょに昼ご飯。メンバーの一人が仕込んできて焼いた玄米キッシュがおいしい!

   今日の一番の目的は、とにかく大きいパンを時間をかけて焼くこと。生地量は1350g弱です。原材料は、有機強力粉、有機全粒粉、有機ライ麦粉、有機コーンミール、有機そば粉、有機黒糖に有機クルミ、農薬不使用栽培のスペルト小麦粒、ホシノ酵母、農薬不使用の小麦のふすま。塩はポルトガル産ヴァージンソルトを使っています。

   低温でじっくり焼きたかったのですが、いったん上がった温度を下げるのは結構むずかしい。結局いつもよりちょっと長めに焼いたところで、予定の時間終了。

   いい音のするパンが焼き上がりました。今日はクープをいつもと変えてみました。皮のパリッとしたところがとてもうまい。オイルとナッツと塩で、ワイン片手に食べたい。

   こちらはケーキに入れたカボチャの種。銅鍋に入れてローストしました。鍋の色がいい。

   同じ鍋を使って、洋ナシのケーキを焼いてみました。窯の温度が高すぎたせいで、いつも使うパウンド型に入れた生地のほうは表面が少し黒くなりましたが、銅鍋ケーキのほうは、いい焼き色になりました。時間はちょっとこちらのほうがかかりましたが、熱伝導がいいからうまくいったみたい。

   この銅鍋、石窯クッキング研究会メンバーで友人のオクダキヨミさんの夫君の作品。色と言い厚みと言い、ほれぼれします。http://www.kanade-note.com/

   

   こちらは、別のメンバーが仕込んできたイースト発酵のスコーン。ベイキングパウダーを使わないで発酵させるスコーン、なかなかいい。わたしも、ホシノ酵母かパラダイスリンゴ酵母で、今度試してみたい。

   お母さんについてきた2歳の男の子、窯の前ではじめた仕事は、薪を割るまねごと。木の皮を斧の代わりに使っています。この日は誰も薪を割ってはいなかったのに、彼の普段の生活の中でしばしばみる光景なのでしょう。カメラを向けると、彼は得意満面の顔で振り返りました。

   ほかに焼いたのは、醤油絞り粕入りのクッキーとココア入りのクッキー。低温でじっくり焼きたかったのですが、窯の温度がなかなか下がらなかったため、ちょっと焼きすぎに。でも香ばしいクッキーができました。

   午後からは氷雨のような雨が降り始めましたが、遊び半分勉強半分の久しぶりの会は、盛りだくさんのおやつとパンを製造できました。

   今日から3月。稲武はまだまだ寒いのですが、そろそろ青い草の芽生えも見つけられそう。しばらく中止していた、私たちの主催する石窯で遊ぶ会を、今年は再開しようと思っています。5月か6月から始める予定です。追って、告知いたしますので、ぜひ、ご検討ください。

 


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