アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

今年も、オオキツネノカミソリを見に行きました。

2023-08-07 14:48:50 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ

  稲武の月が平にある大栗山に、一昨日、友人たちとオオキツネノカミソリを見に行ってきました。山歩きは実に半年ぶり。今年に入ってから何度も計画したのですが、いつも雨で頓挫。やっと10か月ぶりくらいに実現しました。

  稲武でも今年は相当の暑さで、日の当たる場所は苦しいほどなのですが、県道に車を止めて一歩森に入ると、冷気がさっと取り巻く感じで、気持ちいい。

   山道に入ってすぐ「カエンダケに注意!」のポスターが。猛毒だそうです。「触っちゃだめだよね」とかいいながら数歩歩いたら、それっぽいものを発見。

   小さいカエンダケなのか、似た種なのか。とにかく触らぬ神に祟りなし。

   写真中央の草は、アオフタバランというのだそうで、よく見ると、ふたつずつ葉っぱらしきものがついていて、かわいい。蘭の仲間なのだそうです。

 

   群生地に至る、ちょうど真ん中あたりの場所で休憩。マタタビが実をつけていました。

   この山はほとんど針葉樹の人工林。でも、オオキツネノカミソリの群生地辺りだけ、大木のケヤキの森になっています。この場所には、昔、木地師の集落があり、ケヤキは彼らが木地の材料として植樹したもの。オオキツネノカミソリは、彼ら木地師が、薬として植えたものなのだそうです。

   こちらは炭窯跡。木地師だけではなく、つい60年くらい前までは、地元の人たちが炭を焼くために山にこもることもあったそうで、この山には、あちこちにこうした炭窯のあとが発見できるのだとか。何十年も前の炭が転がっていることもあるそうです。

   キツネのカミソリよりおしべが長いので、オオキツネノカミソリという名がついたのだとか。キツネのカミソリという名の由来は「葉の形を剃刀に見立て、花の色を狐に見立てたもの」だそうですが、花の咲くころには葉はないので、カミソリの形なのかどうか、確かめられません。

   つぼみ。去年はほぼ全部開花したころに訪れましたが、今年はまだ少し早かった。

   群生地は、柵を設けて、周遊できるようになっています。

   昨年はなかったベンチがあって、一息つけました。

   見学後は、茶臼山高原道路に入り、旧ビジターセンターあとへ。昼ご飯のあと、天狗棚の展望台へ向かいました。1キロ足らずの道のりなのですが、工事現場によくありそうなアルミ製の階段がしつらえてあり、それが急なので、わたしはおっかなびっくり。みんなに遅れないよう、ついて行くのが精一杯でしたが、なんとか展望台に到達。

   浜名湖や富士山も見えるときがあるという展望台。

   子供たちの元気さ、大胆さにびっくり。

   ときどき目にする自然の造形。虫が食った痕です。

   こちらは鳥? まん丸の円です。

   久しぶりの山歩き、帰り道は、なんだかだらけ切った全身がよみがえるような感覚になりました。やはり、山歩きは楽しい。次はどこにしようかな。楽しみです。

   

 

 

 


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