月曜日の朝、「あぁ、また1週間が始まる」と、重い身体を引きずって家を出る。
10メートルぐらい歩いて角を曲がった瞬間、
道の右側でくるりと向きを変えたタヌキがダッシュを開始した。
ガガガッ、コンクリの急坂をのぼっていく。
すぐの路地をカクッと右に曲がって見えなくなった。
山でクマに鉢合わせたとき、後ろを向いて走って逃げてはいけない、
クマがかえって追いかけてくるから…と言われるが、
そのクマの心境が少しわかった(どんな?)。
わたしも、タヌキがカクッと曲がった瞬間にダッシュを開始。
心の中で「タヌキ!タヌキ!」と叫びつつ、
道の右端を一直線にガガガガッとツメを立てた音を響かせながら走るタヌキを追う。
追ってどうする?そんなことは考えなかった。
2軒先の門扉の下をくぐろうとしている。
お尻が、お尻が入らない!
「わはははは。タヌキ!タヌキ!」
しゅるん下を抜けた。
ハァハァと息を荒立てて、門扉まで行くと、もうタヌキの姿はなかった。
ちょっと落ち着いて、「タヌキ、小さかったなあ」と思う。
子ダヌキかな。
すまなかった、追いかけたりして…。頭の中が真っ白だったよ。
ラッキーなことに、ちょっと元気がでた月曜の朝。
10メートルぐらい歩いて角を曲がった瞬間、
道の右側でくるりと向きを変えたタヌキがダッシュを開始した。
ガガガッ、コンクリの急坂をのぼっていく。
すぐの路地をカクッと右に曲がって見えなくなった。
山でクマに鉢合わせたとき、後ろを向いて走って逃げてはいけない、
クマがかえって追いかけてくるから…と言われるが、
そのクマの心境が少しわかった(どんな?)。
わたしも、タヌキがカクッと曲がった瞬間にダッシュを開始。
心の中で「タヌキ!タヌキ!」と叫びつつ、
道の右端を一直線にガガガガッとツメを立てた音を響かせながら走るタヌキを追う。
追ってどうする?そんなことは考えなかった。
2軒先の門扉の下をくぐろうとしている。
お尻が、お尻が入らない!
「わはははは。タヌキ!タヌキ!」
しゅるん下を抜けた。
ハァハァと息を荒立てて、門扉まで行くと、もうタヌキの姿はなかった。
ちょっと落ち着いて、「タヌキ、小さかったなあ」と思う。
子ダヌキかな。
すまなかった、追いかけたりして…。頭の中が真っ白だったよ。
ラッキーなことに、ちょっと元気がでた月曜の朝。