痒い痒い
先日、江の島の南端デッキで夕涼みを堪能していたときのこと。
手や足にほんの微かな刺激を受けたので、その部分をみてみると、1ミリ程度のほくろの様なものが付着していた。
手で払いのけたらすぐに取れたので気にも留めていなかった。
ところが、翌日からその部分が痒くなり始め、日増しに痒さが増してきた。
蚊に刺されたものとは明らかに異なる。
恐怖の蚋?いえいえ、噛み切られた感じでもない。
そもそも、蚋は綺麗なせせらぎがある川の近くに生息しているはず。こんな海に面したところに、しかも清流など無いところにいるわけないでしょ。
ならばなんの虫? まさか宇宙から飛来してきたスペースインセクト? あほな。
いずれにせよ痒みがおさまらない。このまま掻き崩してしまうと、34年前の悪夢が再来するぞ。
そう、およそ34年前。女子2名を含む4人編成のチームで山陰地方を合宿徘徊中。その途中の倉吉近くの某温泉で野宿した時、蚋の大群に襲われた。そこから二週間、汚い手で掻いていたら、とうとう掻き崩してしまった。
膿の海となり固い瘡蓋を形成するも、それを押すとまた膿がじわ~っとしみ出てくる。その膿液が掻き崩していないところに付着すると、その場所に膿の海が出現(@@; 津和野に着くころには体中に・・・・しかも体が熱っぽい。
合宿終了後、東京に戻り競技班の友人サイクリストと面会。しばらくすると彼の肘にも同じ症状が現れた。そう、うつしてしまったようで友人が激怒した。
遅ればせながら皮膚科の門を叩くと、お医者様からは「いい年こいて、よくもここまで放置していたな!」と厳しいお叱りを受け、看護師さんの目の前で素っ裸の刑に処された。抗生物質を処方されて1か月かけ完治。こえ~~、蚋。
こんな目に遭わないためにも、とりあえず今回はムヒを塗りつつ掻き崩さないよう様子見で。
でもね、まだ痒みが引いてくれないのよ。
いったいあのホクロのような小さな虫はなんなんだろう?
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今日、調べてみると目を疑ってしまった、海辺に最強の吸血虫がいることに。そいつは釣り人を恐怖のどん底に陥れる「磯ぬかか」。
蚋の一種か?
産卵期になると大群で水辺に押し寄せ、みんなで獲物に吸着。
あまりにも小さいので、網戸の目を抜けて建物へ侵入する猛者。そして小さな体で素早い移動能力を備え捕捉不可能捕獲も不可能。
刺されたことには気が付かず、翌日から猛烈な痒みに悩まされる(同じやん)。
こりゃ~当分夕方の海辺には近づかないようほうがいいようだ。
恐るべし磯ぬかか。