これは先週末に遠出をしたお話。
今日は天気はよろしくないけど、風や気温は低く無く穏やかだ。
砂丘の入り口から一生懸命走り、ここまで来れた。
この飛行機はちょっと古めかしいけど、足元がA320より5センチほど余裕があり楽だった。
大昔に自転車で訪れた鳥取県。その当時、縁もゆかりもないこの地に踏み入れるのはこの先二度と無いと感じていた。
そしたらこの度、悠久の時を経て鳥取県に行けるチャンスが奇跡的に舞い込んできた。
そう、お客様が企画した「1年分の蟹を食べに行こうツアー」にお誘いがあったのだ。
こりゃ〜行くしかないでしょ!
往復飛行機なんだけど、羽田空港は湘南地方からは遥か彼方。
やっとの思いで着き、事前に配布されていたチケットレス申込書でスマホにQRコードを出そうとしたんだけど、これがどうもうまくいかない。
昔みたいにカウンターなぞ構えてないものだから、ANAの案内おねーさんに聞いてみたら、そっけないご説明をいただた。すんませんね、個人でANAにチェックインするのは30年ぶりなんで。
前回の北海道行き、そして前々回の四国行きは完全団体扱いだったので、口を開けて待っていればチケットを手にできたけど、今回は自力発券しなくてはいけない。でもやってみると意外に簡単だった。食わず嫌いはよろしくない。
搭乗した機体はA320。
垢抜けたデザインとディスプレイはいいんだけど、少し足元が狭いような。
でも、自分のフライトがこのようにして見えるからヨシとしておこう。
ただフライトレーダー24と比較すると画像は綺麗だけど、旋回する時に傾かない仕様はリアリティに欠けてしまう。
降り立ったのが米子鬼太郎空港。確か40年前、記憶が正しければこの空港は無かったはず。
用意されていた大きな観光バスに乗車し最初に連れられて行ったのがこちら。
水木しげるロード。
そして水木しげる記念館。
そして水木しげる記念館。
そういえば首相になった方も「しげる」さんだっけ。
この記念館はとても楽しかった。
ただ胸に刺さったのは、水木先生が第二次世界大戦で南方へ派遣された内容が赤裸々に語られ展示だ。
悲惨な状況にもかかわらず生き延びることができた先生の強運には感服するばかりだ。
この記念館で学んだものは、妖怪のことより平和の有り難さだった。
昼食後、次に目指すは青山剛昌ふるさと館。
ごめんなさい、コナンは観ていなかったため、ここではなんて申し上げていいのやら。
むしろ、目の前にある道の駅「大栄」の方に気が入ってしまい、お土産と小さなスイーツを購入した。
今日の観光コースは72歳のおじーちゃん観光ガイドさんが導いてくれている。
鳥取県へメンバーの入出を知らされただけだったので、コースを詰めに詰めて企画したとのこと。
なので我々一行は、ここから50キロ先にある鳥取砂丘を目指すことに。
バスに揺られること1時間ちょい。
鳥取名物、砂丘のらっきょう畑に到着した。
砂丘を利用した耕作で、鳥取大学農学部が研究した結果の賜物らしい。
晴れてれば辺り一面紫色の花が映えわたるんだけど今日は曇っているため、どれが花なのか分かりずらい。
でも、これで満開らしい。
この畑みちを大型バスがゆるりと進んでいき、海岸沿いに出たら砂の美術館へ。
砂丘の砂を使った彫刻が鎮座しており、どれも圧巻。
この畑みちを大型バスがゆるりと進んでいき、海岸沿いに出たら砂の美術館へ。
砂丘の砂を使った彫刻が鎮座しており、どれも圧巻。
糊や接着剤など一切使用しないでこれらを仕上げているらしい。
湘南地方の砂とは全く異なっており、造形しやすそうな砂だ。
そして本日のオーラスは鳥取砂丘のご本体。
実に40年ぶりに再訪できた。
あの頃はもっと砂丘が無限に広がっていた記憶があるが、それもそのはず、砂丘は以前と比較して小さくなってきているとのこと。
これは海へ流出してしまっているのではなく、砂丘で植物をを育てる技術が進み、緑のエリアが広がったからだと。先ほどのラッキョウ畑もその一環らしい。
今日は天気はよろしくないけど、風や気温は低く無く穏やかだ。
砂丘の入り口から一生懸命走り、ここまで来れた。
同行者が撮ってくれたこの写真。あの山の突端にいる数人のうちの誰かが私だ。
同行者の皆様は、本当に向こう側へ行って帰って来れるのか固唾を呑んで見守っていたとのこと。
笑顔のままグリコポーズのバンザーイしながら優勝気分で戻ってきたけれど、実は少し脚が笑っていたのは内緒にしておくのだ。
この後、投宿して期待の蟹宴会〜。
この鍋の後、蟹雑炊が今まで食べた雑炊の中でナンバーワンだった。
みんな年寄りだから二次会も無く散会。
漏れ伝わってくるところによると、先週来たグループは市中の行きつけのスナックへ繰り出し、カラオケ三昧だったらしい。
そっか〜、先週のメンバーにお店の情報を聞いておくべきだった。
翌日は旅館で朝飯を取らず、海岸沿いにある商店で茹で蟹ほぼ食べ放題で朝食をとった。
いや〜本当に一年分の蟹を食べましたよ。
復路は鳥取砂丘コナン空港からB737−800へ搭乗。
この飛行機はちょっと古めかしいけど、足元がA320より5センチほど余裕があり楽だった。
ディスプレーをとるか足元の余裕度をとるか、、、、足元余裕の方がいいな。
ということで、このツアーを企画してくれた社長さん、本当にありがとうございます。
来年も誘ってくれるかな〜このツアーに。
それにしてもあれほど蟹を頂いたのに、昼過ぎにはもう腹が減ってきてしまった(^^;